IVLPの研修プログラムも3分の1くらいが終わった今日、火曜日は、国際人権法の専門家の大学教授の弁護士さんとの意見交換、フロリダ州マイアミビーチ市のLGBTの活動を牽引してきた弁護士さんとの意見交換、僕の中では外せないテーマと人物であった。
もちろん、体調不良でも参加はしたし聞きたいことも聞けたし、何よりもこれから詳しいことはメイルでのやり取りにしようと顔を繋げて雰囲気がわかって、もうそれはとても実りのある時間だった。
が、どうも体調が悪すぎるのである。まず大学教授の弁護士さんとの意見交換が終わった昼休み、ちょっと胃が気持ち悪いし少食にしようとコンビニでサラダパックだけ買おうとしたけど、店頭に並ぶ食べ物を見るだけで吐き気が。。。(二日酔いかのように。飲めないよー!)
しょうがないので昼休みは、ビーチの横の芝生で寝てました。幸いに、大きな椰子の下か日蔭になっていて、土と芝生だとズボンが湿気てしまうのですが、植え込みの枠石が、とても身体にフィットして眠りこけてしまいました。
カバンを抱っこしつつ枕にしつつ、旅仲間の皆さんには「大丈夫?!」と言われたけどビーチの近くだったし、ド昼間だし、快適安全に眠れました。でも、しんどいのはしんどい。治ってない。
ってことで、午後の弁護士さんの意見交換は、もう頭フル回転で頑張ったけど、夕方のマイアミビーチ街並み保存会の方との意見交換はキャンセルさせてもらって、ホテルに帰ってきました。
彼氏のパンダ吉田くんも、日本で目下、超が付くほど体調を崩しているのですが、なんか愛は国境を越えるというか、シンクロするのですよ。
しんどいと聞いたからこっちも体調を崩したとかでなく、きっと同じバイオリズムで動いているのかな。昔、アニメのZガンダムで、地球に暮らすミライヤシマが、宇宙にいる夫のブライトノアのことを、宇宙に居ても感じることができると言っていたのだけど、そんな感じなのかしら。
これってノロケかぃ!みたいな話だけど、彼の体調も、彼のしんどさも、今、どんな感じで頬っぺたとおデコが熱くなってフーフーなってるか、手に取るようにわかるのです。
手を握ったら、力なく熱を帯びているのだろうと想像する中で、本当に手を握ることもできないし、東京大阪くらいならスッ飛んで帰られるけど、アメリカである時点で、今、仮にすっ飛んでも家に着くのは26時間後くらいだとか思うと、切ないですね。
そりゃ世の中、単身赴任手当は必要だろうし、会社も配偶者への手当を用意しなきゃ。アメリカでは同性婚が法律上、認められても、企業がそれに基づく配偶者手当や健康保険手続を拒否する事例もあるのだとか。
午後に会った弁護士さんは、カミングアウトして行かないと!と強く言うのだけど、日本で同性愛やトランスを理由とした差別的取扱いについて、企業を訴えますか?と聞くと、ほとんどの人が「そんなことしたら自分のことが隠せなくなる」と諦めます。
写真は旅の仲間が、体調を崩した僕のために、僕か大好きなヒラリークリントンのポストカードを買ってきてくれたので。本当に嬉しい。ありがとう。