発達障害オンラインセミナー「ASDの方の学齢期の支援」を実施いたしました☆ | サザンウィンド~みなみかぜ~

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 宮崎県共同募金会の助成をいただき、発達障害オンラインセミナー

「ASDの学齢期の支援」を実施させていただきました。

 

午前中は、よこはま発達クリニックの宇野洋太先生が

「ASDの方の学童期の支援」というテーマでのご講演。

(ご講演では、6歳から15歳の義務教育の時期、学童期について

お話いただきました。)

 

学童期は

学習など目的を完遂すること、

身の回りのことの自立、

親からの自立、

集団における自分の居場所づくりなどが必要な時期ですが、

ASDがあることで、それらが難しくなる側面があること、

そんな中で、自己肯定感(自分でできた!)を育むためには、

自分で理解し、できた!という経験が大事で、そのための支援を

組み立てることの大切さを強調されていました。

 

また良い経験をすることも大事ですが、それ以上にネガティブな

体験をしないようにすることが大事というお言葉がとても心に

残りました。

 

自己肯定感と共に肯定的な自己理解も育てていくこともとても

大切だそうです。

(それが思春期の自己理解、その後の人生設計につながるとい

う意味でも・・。)

全編を通して、宇野先生の自閉症に対する深いご理解と愛を

感じるお話でした。

 

 

 

 

 午後からは、社会福祉法人金沢手をつなぐ親の会相談支援事業所

きずなで相談支援専門員としてご活躍中の笠合竜明先生の実践報告。

「学齢期の連携と支援の角度」~必要な支援って何だろう?~

というテーマで、

たくさんの事例を通して、

誰のための支援であり、連携か、

支援者の視点がズレていないか、

問題の解決ではなく、環境の改善が重要という重要順位を意識して

・・というお話をしてくださいました。

各事例の支援方法よりも、どのようなスタンスで取り組んでいるか

を見てほしいですとおっしゃっていましたが、ハートフルで関係者

を大事にされているお話に胸が熱くなりました。

事業所での取り組みをご家庭や学校へフィードバックされたり、

地域の連携システムを作ろうとされている取り組みもご紹介くだ

さいました。

 

連携は「理解」から始まるのもので、どこかにつなぐ、役割分担

で終了ではなく、一緒に考えるスタンスが大事。

そして、お子さんが理解される環境をみんなで準備しましょうと

呼びかけておられました。

そんな地域に暮らしておられるお子さん、ご家族は幸せですね。

 

 

最後にお二人のセミナーでは恒例のトピックトーク。

 

・”支援”始める まず何を考える

 

・ニーズが割れる時・・

 

・大人に向かう本人の気持ち

 

というテーマで存分に語っていただきました。

 

参加された皆さんが笑顔になり、元気になる素敵なお話でした。

宇野先生、笠合先生、お忙しい中、貴重なお話をありがとうご

ざいました!!

ご参加くださった皆様も、夏休みのお忙しい中、ありがとうご

ざいました!!

本日のセミナーがこれからのお仕事や暮らしのお役に立てまし

たら幸いです。

 

このセミナーについてのアーカイブをお盆あたりまで公開

しています。

(ご視聴には資料代2,000円が必要です。)

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minamikaze2010@yahoo.co.jp