私にはとても尊敬できる友人が居ます。
その中の一人が女子美術大学の日本画専攻の頃
共に学んだ藤井聡子氏 。
先日、銀座のみゆき画廊にて彼女の個展が開催されたので
行ってきました。
彼女は学生時代から、私とは全く違うタイプというか、
とてもバランスがとれた安心して付き合える人だったのですが
女子美卒業後、芸大の院生となり、助手や講師を務め
そして日本画家として、地道で真摯な創作活動をしている人です。
ざっくりとですが日本画の技法とは、
主に岩絵の具という岩やガラス質のものや貝を砂状にした顔料を
水と膠(ニカワ)で溶いて絵の具とし、
ドーサという処理を施した麻紙や和紙を支持体として描いていく、というもの。
本画を描くまでに
スケッチやエスキース、下絵などを描き準備していくのは勿論なのですが
支持体や絵の具作りの下準備にも相当の手間ひまがかかります。
またそれがきちんとできていないと
仕上がりにはっきりと影響が出てしまいます。
本画を描く際にも、ただ”塗る”というよりは
重ねていく、
浸透させていく、といった方がいいような感じになるので
ごまかしが効きにくいというか
その人の精神性がはっきり出てきやすいので
ある種の恐ろしさも含んだもののように思います。
藤井さんは特に、絵の具や箔の扱い方を研究。
その伝承の為にも大きく力を注ぎつつ
自身の作品制作をしています。
日本に起きた大きな出来事について目を背けることが出来ない今
自身も多くの不安や迷いもあったという中、
それでも自分のあり方をもって
ぶれずに描かれた何枚かの彼女の絵。
農村や街並みを通じ、”軌跡”をモチーフにした絵には
彼女の今が しか、と表れていました。
ひとりの芸術家、美術家が発する
静かだけれど深い力。
その力に触れることができ、
彼女と友人であるという事があらためて貴重に思え。
自慢は・・・ なんて思いながらも
彼女のことを素直に自慢に思い
とてもとても嬉しい気持ちになったのでした。
そして 私自身の活動のあり方の再確認も
出来たのでした。
彼女にはもうすぐ三歳になる息子さんがいるのですが
私の娘のまりもと初めて合ったときから
すごく気が合い。
今回の久々の再会でもとても楽しげに交流。
大作が展示されている奥にある銀座の街並みが見える小さな窓。
そこがふたりのお気に入りの場所。
雰囲気は学生時代とそう変わっていない私達にも
それぞれこどもが居るということが
何だかとても不思議な気がしながらも、
このこども達の未来について
おとなとして自分達が今、出来ることは・・・
と真剣に話し合うことも出来た、貴重な時間でもありました。
縁あってこの人生で出逢うことの出来た友。
大切にしたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●YukoAramaki [i-shika-wake(イ・シカ・ウェイク)]シリーズより→こちらからどうぞ●
ネットのお店 「loloさんのお店」で販売を開始させていただいてます!ぜひ見てください♪
◆YukoAramaki作品集【URL】はこちらを→ http://dahlikomo.jugem.jp/
◆ペンダントはこんな感じ。
(ペンダントはネットサイトに出せるのはもう少しあとになりそうです
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・日本の優れた芸術家達のうごき・
●NY在住・イラストレーターさんでもあり、こどもアート教室の先生でもあるkaoriさん。
東日本大震災について、こども達からの応援ビデオ・プロジェクトのエピソード。
海外からもこうしたパワフルな応援がいただけていることを知ると、また元気が一杯あふれてきます。
ありがとうkaoriさん。
●「ボランティア・プラットフォーム」。
必用な人と差し上げられるものを持った人とを、力強く橋渡ししてくれます。
こちらも必用な物資を求めている方を紹介してくれます。ガックンがリツイート。
●優れたことばの使い手 糸井重里氏がリツイートされていました。
谷口修一氏による
原発を何とかしようとして下さっている作業員の方々への提案。
・・・・・
◆ メッセージ・メールを下さっている方へ、お返事が遅れております。ごめんなさい。
必ずお返事します。今 本当にメールのやりとりが多くなっていて
もしかしたらお返しできていないものもあります。 その場合 お手数おかけしますが
どうぞ懲りずに遠慮せずに・・・催促お願いします!
◆この アメブロさんの”メッセージ機能”がますます使いこなせなくなってしまいました。
申し訳ありませんが 今後、 コメント以外の直接(クローズ)のお便りは
「メールアドレス」のほうにお送り下さい。メールアドレスはpc★m-c-r.name です。
宜しくお願い致します。(★を@に換えて下さい)
(私から メッセージ機能を使うことも出来ません。)