どうも。
今回のぐるナイの流れが何となく読めてしまった網桜のっちゃんです。
高橋パパはちょっと油断してしまったかもしれませんね^^;




さて、今回は先日書きました間違えやすい日本語の続編です。

あの人達、顔を見合わせればケンカばかりしてるのに同じ喫煙所にいるなんてこれぞまさに「呉越同舟」だ。
ただ仲が悪い者同士一緒にいるという意味では呉越同舟とは言わないでしょう。
仲が悪い者同士が一緒に居合わせて同じ目的の為に協力するという意味なんですね。
職場では珍しいことではないと思います。
失礼ながらうちの会社は正直「呉越同舟」がほとんどです。ただでさえ呆れるくらい意見が噛み合わないですけど


昼休みに注文したお弁当を食べる時のお話。
「この弁当、見栄えが悪いね。でも味はそこそこ美味しいから「御の字」としよう。」

実際こういう使われ方をしたら「バカにしてんのか」って思うかもしれません。
ただ、この文章を見る限り「大目にみてやるか」と上からものを言ってる様に思えますが、
実はこれ「感謝」すなわち「有り難い」という意味として使われるフレーズだとか。
ちなみに自分は皆さんがこの「前代未聞の悪ふざけブログ」を見てくれるだけで御の字です。


あ”ーーーーー!会議してても意見が一向に噛み合なくて「煮詰まっちゃったよ!」
うちの会社は意見こそは噛み合ないことは多いけど煮詰まるなんて事は正直ほとんどないです。
だって、実際「煮詰まる」というのは十分、十二分に議論を重ねて結論を出すという意味ですから。
赤字のような一言の時は、「煮詰まる」ではなく「行き詰まる」の方が相応しいかもしれません。


一発勝負の試験だったが「危機一発」で受かった。
赤字の文章は一回で「危機一髪」ではなく「危機一発」という表現をしているので、一回でやり過ごしたという意味で考え込んでしまっているように思えます。
ちなみに危機一髪とは髪の毛一本のところまで追いつめられたように危険な状態という意味だそうな。
自分は自動車の本免試験の時に危機一髪で合格しました。合格ラインスレスレでしたからね。…はい、一発は一発でしたが。
ギリギリとかけまして一発勝負と解きます。
その心は…どちらも危機一髪(危機一発)です・・って何言わせるかっ!


今まで年齢不詳だった職場のオバさんに勇気を出して年齢を尋ねる時のお話。
Aさん「失礼ですけど、年齢はおいくつですか?」
オバさん「…そこは口を濁しておこう」

正確には「口」ではなく、「言葉」を濁すのだと考えられます。
「言葉を濁す」というのは「曖昧な言い方」を表しているので、意味としては間違えてはいないでしょう。
最近ではポケモンが好きな大人が増えているから、「いい年してポケモンか?」と言われても自分は決して言葉を濁して答える必要はないとは思うのですが、なかなか理解してくれない人がいるんですよね・・。


係長が突然辞めたから引き継ぎに手間取って散々な「潮時」だった。
「潮時」というのは潮が満ちたり引いたりする時間を例えたものとして使われますが、この場合波打ち際を連想してしまっている為に「引き際」と誤用してしまってるのではないかと。
ちなみに「潮時」とは何かをするのにちょうどいい時という意味らしいです。
自分の場合、これを聞くと現在テレビで話題の某東進ハイスクールの講師の名台詞が真っ先に思い浮かびますが、彼の場合は「丁度いい」というより「励まし」の意味の方が強いと思います。


Aさん、あんな事言ったらダメだよ。Bさんもの凄く怒りを覚えて「憮然(ぶぜん)」としてるよ。
「憮然」と聞いて「怒り」を連想してしまうのも無理はないと思います。
自分も以前テレビに出ていた某人物が「憮然」という言葉を使っているのを聞いた時は怒っている様子だったのでそのつもりでした。
でも実際は「落ち込んでいる」あるいは「落胆する」という意味なんですね。
そんな自分は現在嫌な事が積み重なり、「唖然」と「憮然」両方の荷物を背負っておりますorz


分からない事があったから先輩に聞きにいこうとしたのですが、忙しい雰囲気だったから「とりつく暇」もないような対応だったんですよ。
こちらは「暇」と「島」を間違えています。
「とりつく島もない」というのは海に出て島がないという状態から来てるそうです。
すなわち手助けになるものがない状態の事を指すそうな。
仕事では失敗を繰り返す事によって上司を怒らせ、謝罪に行ってもとりつく島もないという状態にはならないようにしたいですね。



職場編は以上です。
次回はご近所でよく使われる言葉について書きたいと思います。
作り話だったりリアルな話を赤裸々に書いてしまったところもあるかもしれませんが、自分の出来事に置き換えて考えてみると結構勉強になるものですよ。