2019/3/31訪問
今日はネット上にあまり載っていない分校に行くことにした。
実は少し前に下見に訪れたことがあるのだが、校舎に行くまでの道が狭くて諦めていた。
今回は少し離れた路肩に車を止めて、そこから徒歩で行ってみようと思う。
阪和線の踏切を通って滝畑という集落に入る。
集落内の道は狭く、軽自動車でも少々困難な道幅である。
狭い道をしばらく歩いていると、高台に建つ小さな校舎が見えてきた。
門柱にはしっかりと表札が残っていた。
滝畑分校は1985年に休校になり現在に至る。
こじんまりとした木造校舎と校庭が見える。
焼却炉と遊具が残されている。
小さなジャングルジムでは低学年の生徒たちが遊んでいたのかもしれない・・・
緑に埋もれていく錆びたシーソーが物悲しく感じる。
休校とはいえ実質の廃校状態なので、今後も使われることはないだろうなぁ・・・
窓越しに校舎内を覗くと、廊下を隔てて教室が見える。
擦りガラス越しなので全貌は見えないが、保存状態はかなりきれいでいつでも再開できそうだ。
昭和も平成も終わり、この校舎も人々の記憶から消えていくのかもしれないが、
この場所には当時の思い出がたくさん詰まっている。
おそらく、このまま時の流れとともに朽ちてゆくとは思うが、それまでは見守ってゆきたい。
そう思える昭和の素晴らしき木造校舎でした。
おわり