7月ブックレビュー | 縁側のおしゃべりを中庭に埋めて

縁側のおしゃべりを中庭に埋めて

「みんな、何かしら埋めて生きてるのよ。安心して忘れなさい。あたしが覚えておいてあげるから。」
だいすきなドラマ「すいか」のなかの、教授のせりふです。
縁側で話すような、忘れちゃうようなことを、ここに埋めるんだ。

絲的サバイバル/絲山 秋子
¥1,470
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おもしろかった。アウトドアだいっきらいだけど、やってみたくなっちゃったよ。安易! いとやまさんかっこいいなぁ




*エッセイもいいですね~

そういや昨日、

いとやまさんと同じ寮に住んでて仲良くなる夢をみました。

とてもおもしろい方だった。夢だけど。




レイクサイド (文春文庫)/東野 圭吾
¥530
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それはない(笑) という展開が次から次へと!

こんな風にはなりたくないね。



*最近東野圭吾読んでないな~

これ読んだのが最後。

妙な展開でした。




エロマンガ島の三人 (文春文庫)/長嶋 有
¥610
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おおい津田ー笑きみは相変わらずそんなことを!ということで、「パラレル」の津田がいました。また会えてうれしいよー 表題作はすてきで、最後の、日置さんのその後のストーリーを読むとさらに素敵な気分になります。 危うし!!!






*よかったです。

ゆっくり、旅館とかで読みたい一冊。





すぐそこのたからもの/よしもと ばなな
¥1,365
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絵が似てる!! 子供を産むと見える世界が、怒涛の勢いで押し寄せてきて、圧倒されました。その世界がみてみたくなったよ!




*ほんとうに絵がご本人に似ているの~~~

エッセイとそんなに内容はかわらないのだけど、

より真摯に描かれていました。




おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2/村上 春樹
¥1,470
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エッセイは、気楽に読めて笑えていいね~とても楽しかったです。

蕪のはなしがすき。



*ANANの連載。

まだ連載続いていますね。

自作もとても楽しみです。

小説もね!!!

ハニーズと八つの秘めごと/井上 荒野
¥1,575
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憂う、憂う、憂う。そんな生活がほんとかもしれないと感じる本。ダッチオーブンがいちばんすきかなーなんか底知れない感じが。





*こういう、おんなのひとがかく小説!っていうものが、

ときどきすごく読みたくなるんだよね~

雑誌を読むような気持ちで読みました。

喫茶店が似合う。


ふちなしのかがみ/辻村 深月
¥1,575
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こ…こわかった… よくぞ読み切ったよ私!笑最後のは心が温かくなって良かったです。それにしても他のはこわかった…



*すごくこわかったので、

辻村深月止まってしまっていますぅぅ

しばらく読めない!



ぼくは落ち着きがない/長嶋 有
¥1,575
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思わず借りてしまった、二回目読了。 ほんとうは、高校生活ってこんなふうで、それでもまだ憧れてしまう。私もこんなふうに高校生活を送ってみたかったな。望美は大人だね。 いとおしいものばっかり。頼子、ナス先輩の小説、望美の肘、金子先生、写写丸。 図書館で借りてるから、裏表紙に書いてあるいろいろをまだ読めていない。絶対いつか買う!











*これね、表紙をとると後日談が書かれてるらしいのですよ。
でも、図書館だと表紙張り付けてあるから読めないんだよね。
いずれ買わねばなるまい。
私の大好きな一冊です。
頼子も望も、あいしてるよ!




Separation/市川 たくじ
¥1,449
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「14才」が割に好きで、こっちも読んでみたんだけど、良いですね。ドラマとは趣のちがう、静かで優しい物語でした。市川拓司独特の言葉、言い回し、文章が、とても落ち着きます。 voiceのほうは、なんだかノルウェイの森みたいで悲しかった。井上君と高沢さんが最後に会う場面が秀逸でした。








*市川たくじ好きです。

言葉づかいがほんっとーうにやさしい。





そのころ、白旗アパートでは/伊藤 たかみ
¥1,575
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とてもひさしぶりの伊藤たかみ。 彼の小説のひとつの特徴に、煮え切らないというものがあると思うんだけど、今回も煮え切らない。途中で切れる。気になる! 私こういう住居もの(っていう?)けっこう好きみたい。真綿荘とかスロウハイツとかアンジャーネとか。白旗アパートも好きだったよー







*伊藤たかみは、やっぱり、

芥川賞受賞作「八月の路上に捨てる」が好きですかね。




ジュージュー/よしもと ばなな
¥1,155
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いつものような癒し。でも、だんだんと澄んできている印象がある。あと、食べるということがいつも以上に小説と、というより生活と結びついていた。生きることと食べること。切り離せないね。






*迷っている人におすすめしたい。



ピエタ/大島真寿美
¥1,575
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こういうの珍しいね。でも、色というか、展開の鮮やかさはすばらしかった。とくにクラウディアの晩年から結末にかけて!とてもすっきりするようなおわりかた。時の長さを感じるような作品でした。人生の妙をみたような。







*ヴィヴァルディを題材にした作品。

舞台も海外。

ふだんの大島真寿美さんとはずいぶん違うような気がした。




ゲド戦記 1 影との戦い (ソフトカバー版)/アーシュラ・K. ル・グウィン
¥1,050
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映画があまりにもよくわからなくて、読み始めてしまった。

したらまぁおもしろいおもしろい!!

ファンタジーも翻訳ものもそう得意じゃないはずなのに、

夢中で読みました。

私も「影」と戦わなくては。せめて対峙しないとね。





ゲド戦記 2 こわれた腕環 (ソフトカバー版)/アーシュラ・K. ル・グウィン
¥1,050
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テナーのものがたり。

魅惑的な話でした。

玄室の美しさ、見てみたい。

テナーの心がよくわかって、マナンの最期なんて、

涙が出そうでした。






ゲド戦記 3 さいはての島へ (ソフトカバー版)/アーシュラ・K. ル・グウィン
¥1,260
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竜への愛しさが増しました。

竜すごい。

結末のゲドがあまりにせつなくて、こころがしんとしました。

でもきっと、かなしいことじゃないんだよね。

さぁ四巻はテナーとテルーだ!ゴントの村だ!

たのしみ~






ゲド戦記 4 帰還 (ソフトカバー版)/アーシュラ・K. ル・グウィン
¥1,260
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色が違う。いままでと。

かなり大人向けだなぁ。

テナーはもともと不安定なとこがあったけど、今回も不安定で、

でもテルーのことすごく思ってるのがわかる。

ハイタカが変わっちゃってるのが悲しくて、

テナーのいらいらもよくわかるわ。





ゲド戦記 5
アースシーの風/アーシュラ・K. ル・グウィン
¥1,260
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テハヌーが行っちゃってすごくさみしかった。なんだかレバンネンも彼らしくないし…とは言え、昔の彼はこうだったね。テナーのゲドへの深い愛が感動。 終わってしまってさみしいよぅ






ゲド戦記別巻 ゲド戦記外伝 (ソフトカバー版)/アーシュラ・K. ル=グウィン
¥1,470
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やっぱり私はゲドが好きで、ゲドがでてくる話にはどきどきわくわく!

かっこいなぁ

だからゲドがあんまり出てこない四巻と六巻よりもはじめの方が好き。

で、この五巻も

、ゲドでてくる話以外は、ふーん、というかんじで読みました。

まぼろしの森に私も行ってみたいなぁ。

アイリアンが行った家も、

カワウソのことを思うとなんだか泣けてきます。







*ゲド戦記を読み切りました。

三巻までが好きでした。

最後にも書いたけど、

やっぱりゲドの冒険がどきどきする!

世代交代しちゃった4巻以降はちょっと、

冒険という感じも無くて、むずかしかったな。




7月は18冊!

がんばった~

8月の予定は、とりあえず魔女の宅急便全巻制覇です。