私の子宮筋腫は14cmの大きさで臍の少し上まであるため、お臍の上まで切るかもと言われていたのだけど、ジェナ先生お臍から恥骨までで子宮摘出してくれた。



病室の窓から見えたドナルド・マクドナルド・ハウス。入院してる子供の家族が滞在できる。日本にもありますね。

手術翌日の朝、ラーナン先生が傷跡を確認しに来てくれた。ジェナ先生のパートナーとして名前は知ってたけどお会いするのは初めて。
早速アビドミナルバインダー(腹帯アメリカ版)を開いて確認。
「おー、ジェナ先生、縫合して接着剤も使ってくれたんだねー。綺麗な跡だ。抜糸の必要もないよ、糸は自然に溶けるからね。」

術後に履かされてた、このガーゼ素材の使い捨て下着は柔らかくて何もつけてないみたいでよかった


ラーナン先生はGreat! Beautiful! を連発だった。頭をもたげて見てみたけど、ちっともビューティフルに見えない。「げ、凄い色」ってのが最初の感想。(でも家に帰ってからじっくり見たら、縫合のライン自体は確かに綺麗かも。あの凄い色は接着剤なのかな。)


手術のレポートに書いてあったけど、皮膚の3層をそれぞれ違うサイズの糸でしっかり縫合してくれてた。その上にダーマボンド(皮膚用接着剤)。傷跡のケアをしっかりすれば、傷があまり目立たなくなる方法だ。

まぁ、私はもういい年だから、傷跡が残っても気にしないんだけどね。それに体の中心部を切った傷跡なんて、大変なことを克服した証なんだから、むしろ勲章のようにまとえばいいと思う方だし。


傷跡は上からおさえると痛みを感じるけど、普通にしてればそれ自体は痛まない。乾燥してるし、このまま治ってくれるといいな。

傷がどうなっていくかは、また載せます。

(それにしても、これだけ切って入院1泊って、日本じゃ考えられないよね)


現在手術からまだ24時間たってませんが、なんと退院決定です!!お臍から下へ真っ直ぐ切ったっていうのに!


手術直前にジェナ先生何泊するか聞いたら「2泊か3泊ね。回復が早かったら2泊で帰れるかもよ」と言われて、「あぁよかった。2泊はできるんだ」と思って手術室に向かったのが昨日の午後3時半。(開始時間1時間半の遅れ)

一晩あけて回診にきたのはジェナ先生のパートナーのラーナン先生。「手術もうまくいったし、強い痛み止めも使わないで夜を越せたし、食事をとって吐き気がしなければ、お家に帰っても大丈夫だよ。でも不安だったらもう一泊してもいいし。午後にもう一回見に来るから」とのこと。

(え、強い薬あったんならくれればよかったのに)


午後までずっとどうしようか迷ってたけど、お家に帰った方がゆっくり寝れるし、好きな時に一人で歩きにいけるし、好きなものも食べれるので、帰ることにしました。帰るまでに廊下3回歩いたけど、一人で歩くことは出来ないのよね。(安全面はもちろん、何かあったら確実に病院訴えられちゃうし国だし) ちょっと売店まで…なんてことはこっちではない。


痛みはもちろんあるけど、恐れていたほどじゃないし、薬を飲めば我慢できるくらいにはなるからいいかなーと。(退院の際には、痛みがひどい時用にオキシコドンの処方箋もくれるそう)


もう着替えも済ませて、ナースが退院の手続きしに来るのを待ってるところです。
 

術前術後の流れはまた改めて書きますが、一泊で退院とは自分でもかなり驚きです。


リドカインと乳酸リンゲル液の点滴
術後から朝まで

手術前、最後の飲み物

今日はとうとう手術の日!朝は9時まで寝てた。9時半に最後の水分補給。指示通りにゲータレードゼロを240ml。

深夜以降は絶飲食かと思ってたら、今は違うのね。

術前何時間か前に水分をとっていた人の方が、何にも食べたり飲んだりしなかった人より、胃の空っぽ度が高いらしい。

最後に少し飲めるってのは、患者のストレスを下げるのにもいいと思う。

 

子宮摘出のお仲間サイト

英語で子宮摘出はHysterectomyというのだけど、それを経験した(もしくはこれから経験する)人たちがたくさん集まる英語のサイトがある。50万人以上登録者を持ち、40以上のボランティアによって運営されているサイトで、子宮全摘が決まった時に見つけた。超デカいサイトでナヴィゲートするのがちょっと大変なんだけど、情報量はかなりのもの。

術後の掲示板では同じ週に手術をする人たちが集まって、励まし合いながらリカバリーできるよう、週ごとのスレッドも立っている。

 

そこにはカレンダーもあるので、私と同じ日に手術する人は何人だろう?と思って見てみたら、私以外に10人いた。多い日だと23人もいる。術式や入院日数は違っても、毎日どこかで誰かが子宮摘出してるんだな、と思った。本当に多くの女性が。

 

 

サイトの名前はhystersistersという。英語が苦にならない方やアメリカ在住の方は、子宮摘出とわかった時にのぞいてみると、たくさん情報やサポートが得られて少し気持ちが落ち着くかもしれません。

 

もうすぐ病院へ

最後のお水を飲んだら、朝はもうすることがない。シャワーも禁止だし。爪切りして、持ち物チェックしてストレッチでもしてみる。

ここまで来たらもう私にできることはないから、あとはジェナ先生にお任せだ。手術後の痛みを思うと気持ちが暗くなるけど、素敵なジェナ先生に会うのは楽しみ。

取り出した筋腫の写真をとってくれるようお願いするの、忘れないようにしなきゃ。

 

では、もう少ししたら行ってきます。

Wish me luck!!

 

 

ひたすら水分補給

手術日が急に1週間繰り上げになってから、あっという間に時間が過ぎてもう手術前日。前日入院はないので、自宅でテレビを見たりしながらのんびり過ごしている。

 

今日は水分オンリーの日。起きている間は2時間ごとに最低でも1カップ分(アメリカでは240ml)は水分をとるよう言われているので、飽きがこないように以下のものをローテーション。

 

ゲータレードzero

チキンブロス

爽健美茶

アップルジュース

Jell-O

 

Jell-Oは噛みごたえないけど、一応なんか”食べてる”気がして嬉しい。味も悪くない。冷たいものばかりだと体が冷えるから、チキンブロスの他に爽健美茶も温めて飲む。

 

最後のシャワーと体の消毒

今日の夜は術前最後となるシャワーを浴びる。(何でかはわからないけど、コンディショナーは禁止)

そして1時間待ったあと、ナースから渡された消毒用ワイプで全身を丁寧に拭く作業が待ってる。

 

それが終わったら、もうローションも何もつけてはいけない。就寝時にも240mlのゲータレードゼロを飲み、洗いたてのパジャマとシーツで寝るようにとのこと。(→きっと1時間後にはトイレに起きるな。笑)

 

手術前日の心境

  • 2月に骨盤内腫瘤が見つかって以来、肉腫かもしれないと思いながら過ごしてたから、もう少しでその答えが出るということに、ちょっとホッとしている。
  • 病院で16年働いてたおかげで、病院に着いてからどういう流れで物事が進むのかわからなくて不安...とかはない。手術室もリカバリールームも見慣れたもの。
  • 手術自体も麻酔下だからあまり恐怖心はない。
  • それより術後の痛みが心配
  • あ!!!何日入院させてくれるのかも結構心配(笑)  絶対2泊はするぞ!
と、こんなところかなぁ。結構落ち着いている。でも病院勤務の経験がなかったら、ものすごく不安だったはず。入院なんてしたことないし、全部英語だし。
術後の合併症が起きないよう願うけど、そんなの今考えてもしょうがないよね。肉腫だとわかったらどうするかも、手術が終わって結果が出てからだな。
 
ということで、まずは手術後の痛み、そのあとは来るもの一つ一つに立ち向かっていこう。

 

それにしても、ご飯作ったり食べたりしないと、時間がとってもたくさんある気がする。たまに断食するのもいいかなとか思った(笑)

手術まであと2日

消化にいいものを食べよう

現在アメリカは土曜のお昼。固形物を食べれるのは今日が最後だから、レストランでも行ってガッツリ美味しいもの食べたいところだけど、そこは我慢。お腹に優しいキッチャリー(インドのお粥みたいなやつ)を作って食べることにする。キッチャリーミックスのおかげで簡単に作れて美味しい。

 

今日はサツマイモを入れた。生姜のみじん切りを乗せてライムジュースをかける。心も体もあったかになる。

 

Bowel Prepはないの?

手術前日である明日はClear Liquid diet、すなわち透けて見えるような飲み物やフルーツの入ってないゼリーのみ飲食が許されてる。お腹すきそう。

 

前日入院はしないし、そういえばBowel Prep(下剤を飲んだりして腸を空っぽにすること)に関する指示も一切なかった。手術当日は12時半に病院到着で手術自体は2時の予定だから、その間に何かするには時間足りなさそうだよね。

 

婦人科の手術だとBowel Prepしないってのもあるみたいだから、私はそのケースなのかも。前日は固形物一切食べちゃいけないってのはそれだからなのかな。

(あとで、結局どうだったか追記します)

4月12日 追記: Bowel prepはなしでした。楽でよかったです。

 

デキる女は荷物が少ない

こちらでは、親切な日本の病院のように詳細な持ち物リストとかはくれない。「持ってくるもの」欄には、保険カードや免許証、輸血用の患者識別バンドくらいしか書かれていないのだ。電話で説明があった際も「1泊分のもの持ってきてね。歯ブラシとかヘアブラシとか。あ、室内で履くスリッパとかあったらいいかも」って言われたくらい。

なのでいろんな方のブログを読んで、入院の持ち物を準備。

ユニクロのエアリズムの下着がいいって人が結構いたので、一昨日買いに行ってきた。(私の住む州にはユニクロが2つある)

手足が冷たいので、モコモコの靴下も入れる。あと私は普段から普通の水をたくさん飲むのが苦手なので、ココナッツウォーターと爽健美茶もつめてみた。それから他にも必要かもしれないものは全部旦那の車に乗っけておこう!

 

旅行する時いつもオーバーパッキングな私は、短い入院ですらやっぱりコンパクトに荷物をまとめることができないらしい。

デキる女にはやっぱり一生なれないな。

手術まであと3日

手術の前には病院側から電話が2回ある。

 

電話その1

1回目の電話は、ドクターのオフィスで働いているナースナヴィゲーターから。術前準備の確認&質問いろいろ。質問されたのは

  • 何の手術を受けるのか
  • アレルギー
  • 病歴
  • 飲んでいる薬やサプリメント
  • 海外旅行の有無
  • 違法なドラッグ(コカインとかね)を使ったことはあるか
  • 喫煙歴はあるか
  • 過去3ヶ月に3日以上刑務所に入っていたことはあるか

など。なんかいかにもアメリカって感じの質問もちらほら。

何の手術を受けるのかは、患者がきちんと答えなくてならない。手術の内容をきちんと理解して同意していることの確認だろう。

 

私の場合は開腹で子宮全摘、卵管切除。卵巣は残す予定。でも子宮肉腫の可能性があるから、手術中に必要ありと判断されれば卵巣や他のものも切除する、というもの。

 

患者ポータルにもしっかりそう載ってるんだけど、さらにそこにはPossible stagingの文字もネガティブ 肉腫だった時のステージ診断ってこと。いざ文字で見ると不安度が増す気がする。

 

電話その2

Covid19のテストから帰ってきたら2回目の電話がきた。今回は病院から。内容はこんな感じ。

  • 手術は月曜の午後2時から
  • 病院には12時半に来ること(こちらでは前日入院とかはない)
  • 入り口がいくつかあるけど、東側の入り口から入って受付をすること
  • 1泊分の荷物を持ってくること

うーん、またこれだ。本当に一泊なんだろうか。いや、それはないよねぇ?

私の中ではすっかり最低2泊、もしかしたら3泊ってことになってるのだ。なぜなら、保険会社が「3泊までなら医学的に必要」と認めてくれたから。

でもね、それを知らせる手紙に

「この必要性認定は、必ずしも保険によるカバーを意味しない」とか書いてあるの泣くうさぎ泣くうさぎ泣くうさぎ 

術後の痛みなんかが心配だけど、いくらかかるのかも、ものすごーく心配だよぉ。

手術まであと5日

昨日「手術まであと13日」と書いてブログをアップしたのに、そのすぐあと「手術日変更しましょう」とナースから電話があり、4月18日だった手術が4月11日に!びっくり

(私の先生がC病院で手術するのは月曜のみなので、一気に1週間の繰り上げ)

 

まだ時間あるからと余裕こいていて荷物も詰めてないし、手術前に作り置きしようと思ったものもまだ作ってないし、部屋ももっと片付けなきゃいけないのに〜ガーン

 

もともと希望は11日だったし、子宮肉腫なら早くオペした方がいいから、良かったといえば良かったんだけど、あまりに突然で動揺してしまった!昨日迷っていたシートベルト用のクッションも、気持ちが焦ってポチッと購入してしまったよ。ははは。

夜に美味しい日本食を食べてお腹が膨れたら少し落ち着いたけど、手術日までやること沢山あって、ゆっくりする暇ないかも...。
 
今朝はプライマリードクターのところに行って、Surgery Clearance (手術の許可) をもらってきた。この間の術前テストの結果はすでに彼女に送られている。
専門医が手術必要と言っても、プライマリーがOKしないといけないなんて今まで知らなかったわ!いちいち面倒だわ、この国。
とりあえずOKが出たので、これで正式に手術決定!
あ、でも金曜日にCovid-19のテストがあるか。
 
お気に入りのレストランでディナー
日本人経営で美味しい

手術まであと13日

今、買おうかどうか悩んでるものがある。

それがこれ。シートベルト用のクッション。手術後に咳をする時にお腹を抑えるのにも使えるし、中にヒートパックを入れることもできる優れもの。

 

 

子宮摘出は英語でHysterectomyというのだけど、それで検索すると可愛い柄のが沢山出てくる。値段は20ドルちょっとで口コミもいい。

 

あったらすごく良さそう!と思うけど、必要なのは手術後だけなんだから、家にある普通のクッションとかセーターを丸めたやつとかでもいいかなぁーとも思ったり。ただでさえゴチャゴチャした家にものが増えるのもなぁ。

 

うーん。もう少し考えよう。

軽い貧血

血液検査の結果は翌日にオンラインで見れた。

 

 

ヘモグロビン関係がちょっと低いけど、これくらいなら手術はオーケーだよね。

 

実は私クローン病ももっていて、そっちの方で少し前に腸管出血が続いてたからちょっと心配してたのだ。前回クローン病がフレアアップした時はヘモグロビン6.9まで一気に下がったりしたし。血液検査があると聞いてから2週間、鉄剤を飲んでおいてよかった(笑)

それにしても、男女で違いのある赤血球やヘモグロビンの標準値は、「法律上の性別に基づいて示してます」ってのがアメリカだよな。問診票にも「生まれた時の性別」って欄があったりするし。

 

高めのNLR

血液像の方は、Neurtrophils(好中球)が高めで Lyphocytes(リンパ球)が低め。

 

 

私は現在、肉腫かもなと思いながら子宮全摘の準備をしてる身なので、やっぱり子宮肉腫のことを調べることが多い。

 

がんの研究では、好中球/リンパ球の比率(NLR) は低い方が予後がよく、高いと悪いという論文が沢山ある。Uterine Sarcoma (子宮肉腫)で検索して調べてたら、「術前のNLRが高いほど、予後が悪く再発率も上がる」という論文を見つけた。

 

 

私のNLRの数値は5.5だから、この論文によればもし子宮肉腫だったら、私はすでに予後が悪いグループに入ってるってわけだ。(人間の体も病気自体も複雑なものだから、NLRだけで全て決まるわけじゃないけどね)

 
子宮肉腫での検索は、何かを見つけても嬉しい発見じゃないことの方が圧倒的に多い。でも自分の状態に関する情報はあればあるほどいいから、こういう記事は見つけれて良かったと思うようにしている。

 

手術前の不安を忘れる楽しい時間

昨日は前の職場のポットラックパーティーに参加してきた。病院なので、パーティーは比較的忙しくない土日のお昼過ぎにやることが多い。「多国籍料理」がテーマの今回は飾り付けも賑やか。

私は冷製かぼちゃスープとチャーハンを持参。院内に響き渡るコードブルーのコールで解散になるまで、ドイツ、フランス、ガーナ、メキシコ、インド、リトアニアの料理を堪能。お腹も心も満たされて帰ってきた。一人でずっと手術のことや病気のことを考えてばかりだから、いい気分転換だった。
 
手術のことはまだ誰も知らない。伝えたい人には終わってから言おうと思ってる。

MRI検査 読影は別料金

1,000ドル以上の自己負担額だったMRIの支払いを終えて、ふーっと一息ついていたのもつかの間、さらなる請求書がきた。

保険がきいた後の自己負担が30ドルほど。何かと思ってよく見ると、この間のMRIの画像を確認してレポートを作ってくれた放射線医に対する支払いだった。

 

一つの検査に複数の請求書

”MRIやCTなどは、ドクター側への支払いと技師への支払いが別々にあります”という説明がついている。この間払ったのは検査技師(&設備使用にかかるお金)の方だったってことね。

 

手術の際に麻酔科医から別の請求書がくるのは知ってたけど、画像診断検査でもそうなんだ...。思ったほど高くなかったからいいけど、こんな風に一つの検査や治療に複数の請求書が来るっていうのは、いつまでたっても慣れないし好きになれない。

 

病院やドクターのオフィスから出る際に精算してくれればいいのになって思うけど、保険によって患者各自の自己負担率も違うし、実際保険会社がちゃんとカバーするかどうかも請求してみるまでは確実じゃないから、無理なんだろうな。

 

医療費の高い国だから、オンラインでも郵送でも請求書が来るとドキドキする。その上「この後もまだ請求書くるのかなー」って心配するのは、患者の精神状態を考えたら絶対良くないと思うんだけどなぁ。