美咲 3 | 風の痛み  Another Tale Of Minako


その男と、二人で旅行させられた。
なぜふたりだったのかもどこへ行ったのかも覚えていない。
5年生だったと思う。
春休みだったのか、夏休みだったのか、それもわからない。
旅館に泊まった。
お風呂で身体を触られた。
いやだったけど、もう、ずっと触られていたから、驚きはしなかった。
少し、おっぱいが大きくなっていて…もう痛くはなかった。
でも、その日は…

立ったまま、後ろから抱えられて、股間を触られた。
前からお尻のほうまで、何度も何度も擦られて、中にも指を入れられた。
我慢してればいいんだと…じっと我慢した。
お風呂から出ると…裸のまま、わたしは抱き上げられて、ふとんに寝かされた。
男が横に入ってきた。

唇を吸われた。
舌を入れられた。
乳首を指で挟まれて…わたしの足の間に、男の足が入ってきた。
縛られるんだと思った。
怖くて声が出なかった。

縛られなかった。
でも、動けなかった。
体中がこわばって、肘も曲がらなかった。
男は、わたしのからだを舐めまわした。
首もおっぱいも脇もおへそもあそこも太ももも…
ずっと目をつむっていた。
ずっと歯を食いしばっていた。
でも、
でも、
痛くて…泣いた。
痛いって叫んだ。
口を押さえられた。
痛かったという記憶だけ…どのくらい痛かったのかは覚えていない。
終わって、お風呂に行った。
一人で…
シャワーで流したら…お風呂の床が真っ赤になった。
それが、怖かった。
ずっとお風呂にいた。
血は、なかなか止まらなかった。

旅行から帰ってきても、母は何も訊かなかった。
わたしも黙っていた。
何も変らなかった。
ただ、男と母のセックスは、前よりも激しくなった。
お風呂から出てきた男は、裸のまま、テレビを見ているわたしと母の横にやってきて、母に自分のものを咥えさせた。
そのまま、母を四つんばいにさせて、セックスした。
わたしのすぐ横で…。

男は、週に2~3回やって来て、母とセックスしていた。
そして、ほとんど毎回、わたしは触られた。
挿入されたのは、旅行の日だけで、その後は、いつものようにただ、触られるだけだった。
半年くらいたって、男がまた、わたしの所に来た。
母は、いつものように縛られていた。
男は、わたしのふとんをはいで、わたしを自分の前に座らせた。
いつかさせられると思ってた。
男のものを口の中に押し込まれた。
頭を持たれて、ぐいぐい押し込まれた。
母がそうされているところを何度も見た。
苦しかった。
げぇげぇ、何度も吐きそうになった。
それでも男は、喉の奥まで突き入れてくる。
母は、縛られたままじっと見ていたと思う。

四つんばいにさせられた。
母のほうに頭を向けられたので、じっとうつむいていた。
母の顔が怖くて見られなかった。
やっぱり、痛かった。
でも、声は出さなかった。
すぐに男は、母のところに戻った。
母があげた声は、今まで聞いた事がないくらい大きかった。