タクシーにぎゅうぎゅう詰めにされ揺られること3時間。タージマハルのあるアグラに到着。牛だー!ラクダだー!猿だー!と道路を見て子どもは大喜び。

 

今回はルーフトッププールがありタージマハルもその向こう側に見える最高の贅沢ホテル。大はしゃぎの子ども達。満足そうなトレント。まさかこの2泊で怪我人病人が続出するとはこの時は思いもせず。

 

ホテルに入ったらウェルカムドリンクとウェルカムビンディを頂いた

 

 

とりあえず子どもはプールにジャンプイン!タクシーで車酔い+エアコンで完全に風邪症状+旅の疲れ(早っ!)が出た私はベッドでダウン。うちの子ども達はインド料理があまり食べられない事が早々にわかり、トレントが近くのイタリアンに連れてってくれた(恐ろしく美味しくなかったらしい)。

 

そして翌朝起きると末っ子の目がお岩さんの様に腫れていた…。(この後もずっと刺され続けチェックアウトの頃には顔が別人に。)気を取り直して、混む前にタージマハルへ行こうとオープン時間をネットで調べると「日の出の時間」。緩い、緩すぎる。そうだ、慣れなければ…ここはインド、急いではいけない国。のんびりビュッフェを食べ出発する事にした。

 

ホテルを一歩出ると、まあ色々寄ってくる寄ってくる。タクシー、ガイド、土産売り、物乞い、猿。ほんの10分で着く距離なのに行く手を阻む者が多すぎてすごく遠く感じた。中でも裸足で一生懸命物を売りにくる同年代の子供達はかなりしつこく、娘達はまた衝撃を受けていた。

 

色々な難関を乗り越えなんとか到着した歴史的建造物は、思わず声が出るほど美しかった。ただ…暑かった…。日差しと人酔いで娘達もグッタリ。まだこの歳には世界遺産よりホテルのプールのが魅力的らしい。

 

 

行きの倍以上の物乞いと物売りに追いかけ回されながらも(本当にしつこい)無事ホテルへ戻り、すぐさまプールへ。あちこち岩や木があったせいか娘たちの頬や手足が擦り傷だらけに。そして数分後、脆くなっていたプールデッキの破片が娘の足裏に刺さり大出血。とりあえず水で洗い流し応急処置をしていると、今度はマティーニを片手に歩いていたトレントのウッドデッキが真っ二つに割れて足を負傷。何てこった。流石にホテルマンが慌てて飛んできた。これで負傷者2人、体調不良1人、お岩さん1人、流浪に剣心1人の家族になってしまった。5つ星ホテルでも安心出来ぬ。(この日の夕食はお詫びとしてホテル持ちに)

 

翌日チェックアウト後は、今度こそデリー行きの列車チケットが取れたのでアグラ駅へ。更に溢れ返る人々に圧倒される私達。人ごみを掻き分けやっとプラットフォームへ。自分たちの指定席の車両がわからず5人のインド人に聞いたけど5人とも違う答えだった。ああ、インドよ。どこまでも裏切らない。最終的に旅慣れしてそうな白人を捕まえてやっと解決。物乞いや錠売りを交わしやっと電車に乗り込んだところで、とうとう末っ子がダウン。6歳には流石に試練の旅だよね…。

 

 

電車は30分遅れて目的地に到着。もう後は駅を出てタクシーでホテルに向かうだけ…と思いきやここからが一番のカオス。そうだった、ここはインド。荷物を持って5人でホームに降りると、どんどん人が声をかけて来る。しまいにはボスみたいな強面男にロックオンされずっと付き纏われる羽目に。次々とタクシー運転手に声をかけられるが、必ずその男(ザラと書かれた服を着てたので私達はザラと呼んでいた)が遠くから叫んでいる。「怖いよ〜」と最初は言ってた子ども達も、あまりにもついてくるのでもう途中からザラを探せゲームに。やっと駅を出て立ち止まるとみんながワラワラとやってきてトレントを囲む。結局ザラの仲間らしきタクシーに決め乗った時に、やっぱり後ろにいたザラにみんなで手を振ってみたら、とびっきりの可愛い笑顔で手をずっと振り返してくれた。なにこのスーパーツンデレ!そのギャップに子ども達も大喜び。結論として、みんな生きるのに一生懸命なだけ、根っから悪い人や怖い人はいなくて(まだ出会ってないだけかな)、笑顔の素敵な人が多い、と言うのが子ども達のインド人に対する今のところの感想。そう、何でも自分の肌で感じる事は大事だよ。

 

 

相変わらずの急ブレーキとクラクションの連続、今回は道を行きすぎてスーパーバックで戻るという技も使われつつ何とかホテル到着。みんな疲労困憊してバタンキュー。翌日は早朝フライトで北上。そっからは少しのんびりしたいー!

 

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