2020年最終日、プチホリデーで南オーストラリアのポートリンカーンという街に来ています。別名シーフードの首都らしいですが、見渡す限りフィッシュ&チップスばかりで、刺身になかなかありつけません。そしてSA州の水は子どもでも飲めないぐらい不味い。体験しないとわからないことってたくさんありますね(教訓)。

 

 

2020年という一年は本当に特別で、心身共にこんなに忙しい年が今まであったでしょうか。きっとあったんでしょうが、経営者としてこんなに精神的にヘトヘトになったのは(しかも長期に渡って)初めてかもしれません。ストレスで片目が見えなくなったほどです。←すっかり治りました。

 

 

そんな怒涛の一年、逆境の中だからこそ頭フル回転。語弊はあるかもしれないけどピンチはチャンスとはまさにこのことでした。改めて成し遂げたことを列挙してみると。

 

 

✅オンラインレッスンを開始し世界が舞台に(遠方に引っ越した昔の学生も戻ってきてくれて嬉しい)

✅反転授業を確立

✅インストラクショナルデザインを自ら学び授業に導入

✅日本語教師養成講座のオンライン化。これからの時代に合わせたカリキュラム再構築。

✅オンラインランゲージエクスチェンジで日本とオーストラリア全土を繋いた(毎週金曜夜)

✅オンライン子ども教室開始、遠方のお子さんも参加可能に

✅和をテーマにしたクリスマスイベントをメルボルン市の協力を得て開催

✅ハイブリッドレッスンでよりフレキシブルなクラスへ(立ち上げ中)

✅VRを取り入れた授業で会話レッスンを提供(立ち上げ中)

 

 

上記も含めた企画書が幾つかメルボルン市にも通り、グラントを3回受け取るという快挙。とにかく努力した分自分に戻ってくるというのが直に感じられた一年でした。企画書作成の段階でかなりの労力を費やしましたが、こうして企画が通ると自信や活力に繋がります。

 

 

3月22日のビクトリア州ロックダウン開始時は、不動産とのレント交渉や、オンラインに馴染めない学生からのキャンセル対応など、一見ネガティブな出来事もあったけど、時間をかけて解決できたし、今ではそれも学びの一環であり、成長のステップであったと思えます。

 

12月には対面で和のクリスマスイベントを開催することができました。こんな普通が貴重で奇跡に思えた2020年。

 

 

オンラインでやらないの?レッスン全部移行すれば?固定費は殆どいらないし通勤もしなくていいし、とたくさんの人に言われて、確かに今の時代そういう切り替えの時期なのかもしれないとも思いましたが、私が元々やりたかったのはそういうのではなく。

やはり人と人が直接会って生まれるエネルギーが好きで、インパーソンだからこそ生まれる感動がある。オンラインで便利なことはたくさんあるけど、それはそれで利用しつつ、最終的にはみんなが集まれる場所を提供し続けていきたいと思っています。

 

 

ポストコロナがどうなるか、はたまた第三波がくるのか、2021年はまだまだ思いもよらない出来事や思想が現れて更なる発想の転換も求められるかもしれないけど、ブレない自分とジャパニージーでいようと思っています。

 

 

1年の半分以上、学校にも職場にも行けず、家族だけで家に籠もって過ごしたわけですから、とにかく異例だった年。いろいろな意味で、2020年は原点を見つめ直す良いきっかけとなり、当たり前の事を見つめ直す大切な年になリました。仕事も家族も友達もただその存在に感謝し、大切であると改めて感じたこの一年。一生忘れません。

 

 

なんて書いて、第三波が来たらまた挫けそうになるかもしれませんが、その時はまた考えます。待っているよりととにかく動いたほうが倍以上のものが返ってくるということを身を以て学んだので、その時もまた、自ら色々動いて打開していくんだと思います。

 

 

今年はあまりブログの更新はできませんでしたが、来年はまめに更新したいと思います(2021年の抱負)。

 

2020年のハイライトビデオ(55秒)です。この一年もみんなの笑顔に救われました。皆さんにとっても、2021年が笑顔溢れる一年になりますように。