今週から、オーストラリアの小中高で自宅オンライン学習が始まりました。英語ではリモートラーニングとかホームスクーリングといいます。我が家の娘たちも例外なくオンラインでのレッスンが始まりました。


自分でコンピューターやデバイスが用意できない家庭は、学校で借りることができます。うちも双子分は学校からiPadを借りました。


生まれて初めて自分のiPadを手にした7歳なりたての娘たち。嬉しすぎてずっと手放しません。そしてさすが学校のiPad。中には学習アプリがたくさん詰まっていましたので、私も多めに見てずっと学習ゲームをさせていました。


翌日9時からオンライン学習が始まりました。9時になると先生のYouTubeがアップされて、今日も1日がんばりましょうといった内容のビデオを見ることができます


リーディングの課題から。


指定のフォルダには今週やる課題が全部書いてあって、それをこなしていくことになります。ただどの順番でとかどれに何分時間をかけてとかそういった詳細はありません。親が自分たちで時間割を決めて指導していくことになります。


ちなみにこの絵本すごくいいです。


家庭によっては、自宅なのに制服を着せたり、時間割を事前に決めてその通りにやらせているところもあります。うちは制服までは着せてませんが、おやつとお弁当は朝用意して休憩時間とお昼ご飯の時間(学校と同じように)を作ってみました。


初日は9時からiPadの前に座り、与えられた課題を私に言われるがままにがんばってやっていましたが、それが続いたのもほんの数分。なんだ、誰も見てないじゃん、これがリモートラーニングか、なんて子供なりに悟っちゃったんでしょうね。遊び出したり、喧嘩し出したり、それはもう大変でした。


きっと集中したら5分で終わるような課題も、なんと1時間半かかりました。なので既にリセス(放課)の時間。庭に出て気分転換におやつを食べながら、待ってましたとiPadでゲームを始めます。これでは先が思いやられます。


元気有り余ってます。



それでもくじけず再チャレンジ。リセスの後にさらに課題を続けさせます。自分が休む暇は全くありません。矢継ぎ早に来る質問、そして癇癪を起こし始めるわはしゃぎ始めるわ、もう手が付けられません。


双子同時に同じ課題をさせるから自分もきついのかなと思い直し、1人は課題もう1人はアクティビティ(この日は将棋)をさせることにしました。それでも順調だったのは最初の1分だけ。自分も将棋をやりたいからと課題を投げ出す片割れ、やっとこさ片割れの課題を終えて交代になったら、もう一人も口を出したがる。こりゃだめだ私の忍耐力も限界です。


それでもがんばってがんばってがんばってもう一つ課題を終わらすことができました。


1日中大声を張り上げて野球の応援でもしてた位ヘトヘトになって迎えたランチタイム。課題もまだ残ってるし、一応3時までやらないといけないのかな、と真面目に考える私。午前中は国語をやったから、午後は気分を変えて算数にしようなどと計画を練っていると、仕事を終えた主人が帰ってきました。


疲れきっている私を見て、何してんの、そんなきっちりやらせなくても大丈夫だよ、あとは俺に任せろと言ってくれたので、甘えてそのままお願いすることにしました


1時間後、様子を見に行くとなんと驚くことに、2人ソファーで横になってテレビを見ているじゃありませんか。主人に尋ねると、だってそんなに縛り付けたってしょうがないだろ、自分たちだって疲れるんだし、今日はもういいじゃん。課題なんてあるけど全部やらなくてもいいんだよ。と言うではありませんか


その後子供をテレビから引き剥がして机に戻すのにどれだけ苦労したことか。またそれをしている私を見て、主人もあきれ顔。笑、なんであきれ顔?


リモートラーニングって親次第なところがあると思っているので、なんだか見えないプレッシャーがありますが、自分のペースばっかりでやっていても仕方がないのかな、とも思えるようになりました。まぁこれも主人のおかげかと思うと、難関だとも思うけど感謝もします。


2日目、3日目は主人が午前中また仕事だったので、午前中は私ができるだけ勉強を手伝い、午後主人が帰ってきてからは体育の時間と称して自転車に乗ったりサッカーをしたりしてもらうことにしました。それでも課題は終わりませんでしたけど、まぁこんなもんでいいんではないでしょうか。


ちなみに、お友達の家は旦那さんが逆に厳しすぎて、すごく何でもきっちりやらせるので、子供が可愛そうだし息が詰まりそうだと言っていました。子育てもそうだけど、子供のリモートラーニングも、お父さんとお母さんの意見を交換するところから始めるのが大切かもしれませんね。


算数の課題の一つ。ボールに20のアイテムを入れて、目を閉じてる間に中身減らすんだけど、残ってるボールのアイテムを数えていくつ減らしたか当てるゲーム。つまり20-◯=?の学習です。