それは、たくさんの一流の売れっ子作家さんに「書き方」を教わることが出来たことです。

私はとにかく物書きで成功したいので、有名になったことで、一般の人は「?」みたいに思ったでしょうが、作家さんは対応が違います。

作家は人間観察が仕事なのですから、金沢京子を分析しようと、興味を持ってくれたから、様々な作家さんを集めて「ウエルカム飲み会」をみなさんが開催してくれました。一度に10人くらいの作家さんに会えるから、楽しかったし、女の作家さんも来たりしてクリエーターとしての生き方は勉強になります。

なので、連載はしてたし、プロの作家さんは親切だし。結局、人を見下さず、何事も興味を持つのが作家脳なんだと思う~。「なぜ」を考えるから、作品書ける。

同時に悪役に思われたから、色気も出せないわけでして。
けれども、その間、たくさん勉強会が出来たので本当に良かった。いい話もたくさん聞けた。現場の対応の仕方とかは「書き方」だけではクリア出来ないから、具体的に、問題が起きた時には、どう対処するかじかに聞くのが一番いいんです。

文学武装ではない「書き方」なら、まかせてちょ。

あれだけ出たメディアも、すっかり私は過去の人ですが、知識は現在も生きている。本当に良かったんですね~。
好きなことしてるし、みんな親切だったし、だから、老けてないのかも☆ということで、銀座時代も不遇期も、今も、ず~っとチヤホヤされてるわけなのよねん。


$金沢京子の「小説の書き方100」