美男子でも、金持ちでももないのに、なんであいつばかりが女にモテるんだ!という、許しがたい男に会った事、ありませんか?



 モテるにも、2通りあって、やたらと女に言い寄られて惚れられるという「色男」と、SEXする相手の数が多いという「エロ男」に分かれると思います。

 色男は先天的なオーラとかフェロモン、そして外見や職場環境も関係するので、ここで問題にするのは止めておきます。

 さてエロ男のほうですが、こういう男がいました。



 ごく普通のサラリーマンで、外見も普通のオヤジ。飲む金とホテル代くらいは、かろうじてあるというA(43歳)。

 Aはキャバクラなどに行っても、「やらせろ」一辺倒。しかも店の中でも可愛い子にばかり「やらせて」を連発して言う。



 困った女がメアドなんかを教えてしまったら最後。1日に最低10回はメール攻撃。「今からヤリたい」「一回でいいからヤラせて」「オマンコ舐めたい」等等。

 そして店に行ってはまた指名して「やらせて」と連発する。最後は女も根負けして疲れ果て、本当にヤラせてしまう。



 しかも狙うは若くて可愛い子ばかり。しかもそれは職場やその他でも同じで、可愛いと思ったら、同じように猛アタックをする。

 やはり女は根負けして、ヤラせてしまう。



 Aの最低な所は、1回ヤッたらそれっきり。いわゆるヤッたらおしまいなホステス泣かせな客なのである。



 Aにとっては、成功するまでが楽しいのだろうけど、こういう、まったくひるまず突進する根性は見習うとこありますよね。

夕刊フジ「夜蝶の口説き方」より  抜粋


ドキュメンタリー・銀座の夜の物語

金沢京子