臨深履薄 夙興温清 | おしゃれ島

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臨深履薄 夙興温清

りんしん りはく
しゅくこう おんせい

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深きに臨んで
落ちないように用心し、
薄い氷を
恐る恐る踏むように
慎重に事にあたれ

(冬は)温かいように
(夏は)涼しいように仕えよ

   


 忠君と孝行の心得である

政治の世界には思わぬ落とし穴も

あるであろう

時には危ない橋を 
渡らねばならぬこともあろう
用心し慎重に事を運ばねば勤まるまい

 父母に対しては気候を考慮して

温暖に気をつかい、

居心地のよいようにして仕えよ、

というのである

衣類も同じであろう

 これを「もてなしの心」として
とらえたのは千利休であった

茶道の奥義として

「南方録」には「夏は涼しいように

冬は温かなるように。」

「これにて秘事は終り候。」

と言っている


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今回の書は
読みやすいように
崩して書く前の
下書きの段階でお見せしました
これから
形を変えながら
何度も何度も書いていきます

書に向き合うと
時間は5時間〜8時間くらいは
あっという間に過ぎています 
墨を摩るのにも
とても時間がかかりますし
手も腕も痛いです…
今回は墨を濃く深みの出るところまで
時間をかけて磨りました
そして練習の半紙の枚数は
いつも150枚くらいは書いています
足の踏み場もないほど
半紙で散らかってますよ
ほとんど失敗ばかりで
捨ててますけどね(笑)

何事においても
最初から完璧で上手い人なんて
この世にはいませんよね
わたしは
いつも失敗ばかり
例えるならば
ぼろ衣を纏い生きています
でも
ぼろ衣は
とても味があって好きです
綺麗な衣服を無理して纏うより
わたしには
ぼろ衣の方が
似合ってると思います 

完璧ではない美の奥に見える美

書体を崩して書くことは
それを表すようだ、
書いていて
いつもそう思います

書体を崩すことについて語りだすと
長くなりそうなので
また詳しく書いたとき
ぜひ読んでくださいね

書を通し
言葉の深さ
いつも
わたし自身への学びとして
書いています

まわりの読者さまの中に
自分もまた書道やってみようかな!?って
メッセージくれた方や
始めてみた方がいらっしゃって
とても嬉しく思いました

字が書ければ
誰にでも出来る!!
上手い下手なんて関係ない!
そして自分にしか書けない
その持ち味を
ぜひ楽しんでもらいたいです

みなさまが
見てくださるおかげで
書を楽しんで書くことができています

ここで繋がりある
心温かなみなさまへ
感謝
ありがとうございます

Om Shanti