”ネパール - 出逢った人々① | おしゃれ島

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書き続けていた旅ブログ

ネパールのポカラまで
書いてました

それからの続きを書きます




ネパールのポカラ
つづき



旅している途中
イスラエル人をよく見かけた

イスラエル人の男性は、徴兵制があるので
その期間が終わると長期の旅をよくするらしい
徴兵制の開放感から
ようやく自由を楽しめる
そんな感じなのだろうか

ネパールのポカラに滞在中
3人組のイスラエル人と仲良くなった

毎日よく遊ぶようになった
もちろん
お互い言葉は上手く伝わってなかったと思う
それでも気持ちが通じ
仲良くなれたのだから
言葉の違いというものは
旅にはあまり関係のないものかもしれない

その当時
イスラエルと聞くと
宗教、戦争、紛争
危険なイメージが強かった
そのイメージからイスラエル人も危険だと思い込んでいる部分がわたしの中にあった

ポカラのサランコットという
丘の上の展望台で
声をかけられたことが
仲良くなるきっかけだった

サランコットからは
こんな美しいポカラの景色が見渡せる
わたしはこの場所がお気に入りで
毎朝、早起きして
ここで朝日を浴びるのが日課となっていた
尖って見える部分が
マチャプチャレ(6993m)という有名な山
現地の言葉で
魚の尻尾という意味があるらしい
形がそのように見える
あの山の山頂に
シヴァ神がいるらしい
シヴァ神に関連する特に神聖な山として
崇敬されている
生で見ると
なんとも神々しい気持ちになる

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ネパールの自然の景色は
本当に美しい
言葉にならないくらい

この山々の雪が溶け
その水は長い旅をする
やがて
インドへと続くガンジス川となる
ガンジス川の水は
生き物すべてに潤いを与え
それぞれの命となり
ベンガル湾に流れていく

わたしたちも
流れゆく川の水のように
夢中で旅を続けていた

そこで出逢ったイスラエル人と
よく遊ぶようになったのだが、
やはり相手は外国人の男性
最初はすごく警戒していた
でも波長という感覚を研ぎ澄ましていれば
相手が危険な人なのか?は
だいたい直感で分かるようになる

毎日よく遊んだ
イスラエルはトランスの音楽のDJも多い国なので、
お互い好きな音楽の共通点があり
いろんな音楽を聴いたり
夜はクラブのパーティー情報を仕入れ
踊りに行ったり
楽しい時間を過ごしていた

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お昼は、
そこらへんの公園で
トランプゲーム
これがなかなか面白くて
また言葉の壁なんて
余裕で通り越し
みんなで笑いあって遊んだ

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お互い借りていたゲストハウスの部屋も
行き来したりしていた
もう警戒心もなくなっていた
彼らがたまたま良い人たちだったのか、
それは分からないけれど
イスラエル人の彼らは
本当に最後まで紳士的だった

イスラエル人に対して
危険なイメージを勝手に持ってしまっていた
わたしの愚かな先入観と価値観を
どうか許してくださいね

彼らはまたイスラエルに帰り
その後
兵隊となったのだろうか?

イスラエルという言葉を聞くと
ネパールで彼らと過ごしたときを思い出す

元気で過ごしてくれてるといいな



いろんな国を旅していると
さまざまな国の人と接していく

わたしが出逢ってきた
さまざまな国の人々は
ほとんどがみんな良い人ばかりだった

わたしの下手くそな英語でも
笑わずに
ちゃんと話を聞いてくれた

旅を通して学んだことは多い

それを旅学というらしい

最近では
若い子が旅に出なくなったと聞く

インターネットで何でも情報が仕入れられる世の中だからだろうか?
確かに
最後に旅に出たとき
日本人のバックパッカーは
ほとんど見かけなくなっていた

親も危ないから行くなと
引きとめたりするんだろうなぁ…

わたしも旅に出る前は
家族に心配されるので
1ヶ月だけ行くと嘘をついて旅立っていた
もちろん嘘はバレる
1ヶ月経っても帰国しないので
心配されて大使館に捜索願いを出されたこともあった

旅立つことの楽しみを覚えた
若き頃のわたしには
危険や不便など当たり前のこと
それをも楽しみたいと夢中だったのだ

もし旅先で危険な目に遭って
死んだら
そのときはそのとき

どうせ黙っていたって
人間なんて
遅かれ早かれ
みんな
いつか死んでしまう

見たい景色
感じたい空気
出逢いたい人々
それを味わずに
黙って死ねるか?

今だって
そう思ってる
守りに入るつもりなど
わたしの脳には
さらさらない

だからこそ身軽でいたい

ババアになっても
この身体が動く限り
旅は続けたい


Om Shanti


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