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Minahei

ライター戸塚美奈のブログです。

たいへん!もう成人の日も終わってしまって、1月も終わってしまう!!

と焦っていたのだけれど、

カレンダーを確認したら、まだ11日だった。

なんだ。まだお正月じゃないの。

ハッピーマンデーとやらで祝日がふらふらするから、こちらの体内暦も狂ってしまう。

それに、あまりにも元日から世の中、いろいろなことがありすぎた。お屠蘇気分も吹っ飛んでしまったし、スッカリもう20日くらいだと思っていた。バカなのか。

能登の地震を思うとつらいし、政治のことを考えるとはらわたが煮えくり返るし、海外の報道を見ると陰謀論かと思っていたことが次々事実だったと証言が出てくるし、ネットでニュースを観ていると心は千々に乱れるばかりだが、少し落ち着こう。

ネットを閉じよ。

今年は焦らない。よけいな情報を追いかけすぎない!

自分は自分のできることを、やるのみだ。

暦を見て。しっかり今日の日付を確かめて。

今日は1月11日。

小さいのだけど、鏡開きしよう。

 

今日一日を大切にすごそう。

 

 

長い間ほしくてたまらなかった物を、今年ついに買ってしまった。

それは、「冷凍庫」。

 

ほんとは、冷凍庫なんて贅沢なもの買っちゃいけないよネ、と思っていた。冷蔵庫を持たないアフロ記者、稲垣えみ子さんの本を読み、感服していたので、冷凍庫なんてとんでもないよね、と一度は思い直したのだ。

でも、ついに。

夏、庭でできたゴーヤで佃煮を山のようにつくり、小分けにして冷凍室に入れたら、三分の一がふさがった。そのとき、決心した。

買おう。

食洗器も衣類の洗濯ものの乾燥機も私は持っていない(かつては持ってたけど決別した)。冷凍庫くらい、持ってもバチはあたらないだろう…(?)。

自給自足の暮らしをする尊敬する年長者たちが、冷凍庫を上手く使っているのをよく本で読んでいたので、それもあって、冷凍庫のある暮らしをしたいとずっとあこがれていた。

なんかいろいろ言い訳書いていて自分でもバカらしくなってきた。冷凍庫って言ったって、2万4千円のアイリスオーヤマのやつ。はっきりいって、そんな、決断して買うほどの値段じゃないんだけど。

パソコンの前で緊張して、「よし」とクリック。それだけで。

数日後、憧れの冷凍庫がやってきた。

 

冷凍庫がやってきて。

買い物ストレス、料理ストレス、献立ストレスが激減した。

私の生活から「買い物しなくちゃ」という焦りが消えた。

決まった店で肉や魚を買って、一食分ずつ冷凍しておくから、いつでも何かしら食べるものがある状態。これはありがたい。あとは近所の農家の無人販売所で新鮮な野菜をちょこちょこ買えばいいだけ。急に長男が帰ってきたら、肉を解凍して焼けばいいし、私と夫だけなら小さな魚を焼けばいい。

今日食べるものがないから買いに行かなきゃ!が皆無になったのだ。

たまにコンビニで卵と牛乳ともやしを買うくらい。

すると、「食べるものを買いに行く生活」から、「あるものを食べる生活」へと、大転換が起こった。

スーパーに行って、さあ、今日なんにしよう、と悩む時間もなくなった。

献立を立てるのをやめた。

夫は自分で歩いて好きなものを食べにいけないこともあり、「今日はこれが食べたいな」と言いたがる。自分の食べたいものが食卓に上がっていないと食欲がてきめん落ちてしまう。なので、献立は夫に決めてもらうことにした。

まず夫に今日食べたいものを聞く。食べたがるものはだいたいパターンで決まっているので、その素材は常に冷凍庫にストックしておく。「今日は寒いから鍋かな」「シチューみたいなもの」「今日は魚系」等のリクエストがあるので、それで献立はできあがり。

 

作りすぎたら小分けにして冷凍すればいいし、帰ってくるはずの息子が帰ってこなくても、冷凍しておけばそれで一品ストックできるんだから楽しい。前はいちいち腹を立てていたのになんということでしょう!

素材や料理を小分けにして、ラップをかけ、ビニールに入れて、わかりやすく紙に「鍋用鶏骨付きぶつ切り」「ホワイトソース残り」なんてマジックで書いて輪ゴムをかけて、冷凍庫に入れるのが妙に楽しくていつもニコニコしてしまう。ああ、食べ物がいっぱいある……という満ち足りた気持ち。

ラップやジップロックのたぐいを大量に使ってしまうのが申し訳ないけど。

 

真っ白くて四角い冷凍庫。なんといい買い物をしたのだろう。

今私は、絵本の中に出てくる、冬支度を終えて冬ごもりをするクマみたいな、ぬくぬくとした気分でいる。

 

 

 

 

 

 




 

 

 

 

キッチンからちょうど見えるレモンの木。まるでクリスマスツリーみたいで、眺めているだけで幸せな気持ちになる。

久々にお電話をして話をしたけど、やっぱりばっちゃんはすごいなぁと思った。

要件をつたえたらすぐ、

「今、何しとる? なんの本作っとるん?」

と聞いてくれる。

 

「広島のばっちゃん」とは、広島で非行少年にご飯を食べさせ世話をする仕事を続けてきた中本さんのこと。

協力いただいて数年前に中本さんの本を作ってから、私も、季節の果物を送ったり、細々と協力しているのだけれど、中本さんがわざわざその御礼を送ってくださったので、電話をしたのだ。

 

私なんかのことを忘れないでいてくれているのもすごいけど……。

普通は、自分のことをしゃべるのが先で、相手のことは聞くのを忘れていることが多いんじゃないだろうか?

相手が今やっていることに関心を持って質問できる人がどれだけいるのかな?

 

「ありがとう、声が聴けてよかった」

電話での最後の言葉が余韻のように残って、あたたかい気持ちになった。

 

非行少年に愛情をかけて見守ってきた懐の深さが、言葉の選び方ひとつひとつに、にじみ出ている。

……ほんとに、こんな大人になりたい、と思う。

 

 

『友だちをつくろう!』の本を作ったときに、いろいろ資料用に本を読んだが、もっとも驚愕した本が、元大阪府長、市長の某氏が14歳の少年少女向けに書いた本。

荒れた学校に転校していじめにあった自らの経験からすすめているのが、「強いグループに組み込まれ、強いところについていくスネ夫的な生き方」。

強いグループでパシリをしても、そのグループにいることで守られる。そのため自分はあえて暴力の横行する荒くれラグビー部で耐えたと。

うーん、それって、○クザ社会の話では・・・?

「力関係をにらみながら、まずは強い者につくというのは、人間関係の鉄則です。」とまで言ってる。そうなの!?

それって、人間ではなくて、野生動物の、ですよね・・・?

「役に立った」みたいなレビューもけっこうあって、頭を抱えてしまった。

 

「友だちには上下関係がない。友だち同士って平等なんだ!」(p84)

と、

世界の中心で叫びたい。

 

やっとここ数日で、うちの山紅葉が色づいてきた。

お向かいの家の屋根にいつもの三羽ガラス。どれがボスでどれが子分とかあるのかな?

 

 

 

 

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『友だちをつくろう!』