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Minahei

ライター戸塚美奈のブログです。

一昨日、仕事前に、池袋の東武百貨店で開催されている、「クレヨンしんちゃん展」に行ってきました。


見たかった臼井先生の生原稿をじっくり見ました。


ビックリしたのは、漫画のネーム原稿。


漫画の原稿は、先にネーム(セリフの部分)を下書きで写植を打っておき、ペン入れの終わった原稿の白い吹き出しのところにネームをはめていきます。

で、

ふつう、編集者は、ネームのコピーをとり、漫画家さんの手書きで読みにくいネームを丁寧に書き直すなどして、印刷所に指定を出します。なので、ネーム原稿は通常けっこう乱れているはずのものなのですが、臼井さんのネーム、ぜんぶ赤のペンでまるで描き文字のように美しく、ていねいに書かれているのです。

写植にしないでそのまま印刷してもいいくらいのきれいさ。

しんちゃんの漫画の中に描かれた、臼井さん文字ともいえるあの独特の文字で。


じつは、つい1週間ほど前、私、自分が編集している本の中の漫画原稿を入稿したばかり。

そのネーム指定のための文字といったら・・・・・。反省。


一流の作家さんの仕事というものは、どんな些末な仕事でも、丁寧にきちんとなされているのだなぁと感服いたしました。



しんちゃん展は、そのほかにも写真撮影スペースや、きゃりーぱみゅぱみゅ等々、著名人の書いた25周年おめでとう色紙などが展示されていて(きゃりーぱみゅぱみゅとセカオワの描いたしんちゃんの絵が爆笑モノ)、楽しかったです。

どこから調達したのかひろしの靴下も展示してありましたが、ウチの長男のスパイクのほうが臭かったかも?


限定グッズなどもいろいろ売っていたので、ぶりぶりざえもんのガーゼハンカチなど買ってきました。




このマシュマロ、チョコ入りでけっこうおいしかった。

かわいそうだけど食べました。



そういえば、

しんちゃん展で思い出した!


こないだS先生のお祝いの席でダンナがいただいてきた、由緒正しい高級和菓子店の高級おまんじゅう、というか特大練り切りのお菓子。




これ。

外側は「鶴」切れば「亀(亀甲模様)」、というおめでたいものです。


http://www.siono.jp/syukugifusyukugi.htm  赤坂の高級和菓子店、塩野 というお店のもののようです。


この、鶴をかたどったおまんじゅう形の菓子、ひっくり返して見てびっくり。



ボーちゃんではないですか‼‼‼


鼻血だけど・・・・・。


かわいそうだけど食べました。


さて、仕事すんべと机に座り、

明るい窓ぎわをフト見たら、本や雑誌を積んだところに、蚊が止まってる。


あれれ、もう蚊が出てきた。

と、さっそくつぶそうと手を伸ばし、一瞬手を止めてよく見れば、手(?)がカマである。

さらによくよく見ると、三角の顔に大きな目。そしてチビのくせしてこちらを威嚇するような態度。


かまきりの赤ちゃん!!



みれば、3匹、4、5匹・・・、おなじようなかまきりの赤ちゃんがひよひよと光に向かって歩いているではないですか。

夏の終わり、よしずを取り外したときにくっついていた小さなかまきりの卵を、窓際の鉢植えにのっけておいたのが、むしょげだ(孵化したの山形弁)のでした。


いちいち挑戦的な態度をとるチビどもを、ほれほれとボウルに入れて、庭のスナップエンドウのプランターに放しました。



大きくなって、害虫をいっぱい食べておくれ。


「保育園落ちた」の話が国会にも広がって、

全国に広がって、ムーブメントが起きて、いいことだと思っている。


私も昔のことを思い出しちゃった。


なんども市役所に申し入れに行ったけど、

4月生まれの長男は認可保育園には当然入れず。

窓口で「こんなに働いて税金払ってんのに~!」と叫んでしまったこともあります・・。

結局

産休(育休はなかった)明けから、無認可保育園のお世話になりました。


翌年の4月になんとか認可保育園に入れた時には、その手厚さに驚いたとともに、

「えっ? この人働いてるの?」というお母さんがいたのに驚いたものでした。


あのころは、まだやっと働くお母さんが認知されてきたばかりのころで、

それまでの諸先輩方たちの血を吐くような仕事をしながらの子育て話を聞いていたものだから、私たちの世代はあまりわがままも言えず、いろんな理不尽を飲み込んでいました。ま、あのころはツイッターなんてなかったから、そうした声を発するにも、広げるにも、方法がなにもなかったのだろうけど。母は忙しいしね。

でも、それが間違いだったよね。

やっぱり、おかしいことはおかしいと、声を上げて言わなきゃいかんかった。


保育園問題、でもそれはプレリュードにすぎず。

子どもを産んで母となり、母として社会にかかわることで、一番最初に出会った理不尽が、保育園。

しかしそのあと、不要な予防接種の強制、小学校に入ればPTA、などなど・・・・・母親を苦しめる意味不明のプレッシャーがどんどこおそいかかるです。


「なんで有給休暇をとってベルマーク貼り付けなきゃならないんだ?」

そういう叫びのひとつひとつを、母親は子どもが人質に取られているような気持ちでぐっと押し殺してしまうんです。


子育てをするお母さん(親)は、社会の重荷をいっせいに背負わされているこの理不尽にたいして、もっとブチ切れたらいい。

そしたら、少しは世の中マシになると思う。





健康ブログ「健康にはワケがある」を更新しました。

今ごろですが。シーズン最後のインフルエンザの話。


http://40s-style-health.blogspot.jp/2016/03/blog-post.html

一昨日久しぶりに午前様で仕事をしたら、昨日眠くてぜんぜん仕事になりませんでした。

やっぱり仕事は朝早く起きてやらなければだめだなぁ。


このあいだ、朝仕上げをするだけにして早寝。

なぜか胸騒ぎがして、午前2時半に置きだしてパソコンの前に座ると、


「ようこそWindows10へ!」


全面この水色画面になっていて、「ハァ!?」と眠気が一気に覚めてしまいました。


素人作業ながら仕事に使うソフトを自己流で入れたりしているし、いらないアプリを散々捨てて、やっと自分仕様に快適になっているから、10にしたくなくて、ずっとキャンセルし続けていたのです。それが、なぜ勝手にダウンロードされるのだ?


「今はアップロードしません」というのはなくて、「次へ」しかないんです。

どうしよう、どうしようと思ったけれど、承諾書のようなものを承認しなければ作業が完了しないとわかり、

「承認しない」をクリックしてとりあえずほっとする。

それでもしつこく「ほんとうによろしいですか?」「キャンセルすると再起動まで時間がかかることがありますがよろしいですか?」などと出てくるので、よろしいったらよろしいんだ!!! と真夜中にキレまくりました。


で、しばらく待ちましたら、ようやくいつもの画面が出てきました。

が。

昨日あと仕上げだけにしていたワードが真っ白。原稿が消えているではないですか!!!


消えたワードを再生するためのいつもの手を試みてみたのですが、更新履歴は今朝の3時以降のみ。


ネットで、こういう場合のワードの復活のさせ方を探してみたら、「Windows10では完全に消去してしまった場合でも、ワードを復活させることができます」なんていうページがつぎつぎにヒットして、さらに逆上する私・・・・。


あのなぁ、完全に自分で消去したものがよみがえったら、逆にまずいだろう・・・・・・。


Windowsにかかわっているのは時間のムダとわかったので、

あきらめて、午前3時から猛スピードで仕事をして、なんとか6時の弁当つくりまでに取り戻すことができました。

ああ、目が覚めてよかった・・・・。


その後ちょっと調べたら、ウインドウズ10のダウンロードは、無料でやりますよ、から、「推奨します」に変わったようで、それで勝手にアップロードの準備が整ってしまうようなのです。最終的には「承認」しなければ完了しないようですが、よくわからないまま家族が触ってアップロードされてしまう、なんてことはよくあるようです。


いずれにしても、余計なお世話、迷惑千万!!!


コンピュータはあくまで、個人の道具であって、個人が自分仕様に使えばいいものであって、メーカーに統制する権利なんかない。


どこまで人をコントロールするつもりだろう?


そして。

この世の中、

「無料」ですよ、と「推奨」されることにロクなことはないなということを再確認いたしました。

「無料」と「推奨」は、危険な言葉です!


今度買い替えるときはマックにしよ。







ピリリと切り取った新聞の片面をリビングの片隅に積みながら、


「ああ、こうやってもう一回読みたいと思って積んどいても、読まなかったりするんだよな~、でも、ここに積んどいていい?」と父ちゃん。


もうすでに5センチくらいの厚さに積みあがってる。


「なんか、カゴみたいなのが欲しいんだよね。100円ショップとかのでいいから」


「んー、カゴ買うのはいいんだけどさ、そのカゴにまた積み上げるだけだと思うケド」とワタシ。


これまでに、そういわれて用意したカゴが3つほどあり、それらに満杯のキリヌキが積み上げられたまま2階の本棚に突っ込んであるのを彼は知っているのであろうか。


でもま、いいや。


巷で言うところの「断捨離」をくりかえし、今では断捨離も断捨離、という状況。

おかげさまで、断捨離は「卒業」しました。お世話になりました。


今では、

とっときたければ、とっておくのがよろしい、という気分です。家族の荷物にも寛容になりました。


必死になって捨てた洋服や雑貨等にはなんの未練もないのですが、本やスクラップはダメだったのです。捨てなきゃよかったと何度後悔したことか。


こないだ、漫画家の浦沢直樹さんの「漫勉」というドキュメンタリーに、萩尾望都さんが出ていました。

萩尾望都さんが漫画描いてるとこがテレビに出るなんて、昔なら考えられないことだなあと思いつつ興味深く観ていたのですが、驚いたのはその仕事場。

資料が山のように積み重なり、その谷間に埋もれ、猫に邪魔されながらの作業で、まぁなんというか、昔ながらの職人漫画家の部屋!!なのです。

資料に埋もれて、「キュンキュンしながら」作品を生み出していらっしゃるとのこと。


それを見た時、ああ、これがホントだよね、と納得いたしました。

ピカピカ、ツルツルのスタイリッシュな仕事場なんて、ウソっぽいよ。


さまざまなジャンルで、最近はピカピカ、ツルツルで余計なものが一切ない仕事場でかっこよくお仕事している方がたくさんいらっしゃいます。

そのほうが雑念もわかないし、思考がさえる、仕事もはかどる、とよく言われるし、じっさいそういう方たちは、どうやらマーケティング感覚にすぐれている傾向にあり、お仕事をいっぱいなさって儲けているようです。


たしかにそういうやり方もある。でもそれで続くのかな。

キレイさを保つために、グレーなものを捨ててしまいそう。そうなると、産みだされるものも遊びのないものになっていきそう。ちやほやされているうちはいいけど、誰からも相手にされなくなったら、寂しくて、何やったらいいかわからなくなりそう。


このあいだ展覧会を見に行った、ブックデザイナーの祖父江慎さんの仕事場も(『ほぼ日』の記事で見られます)、本がこれでもかと積まれた一見雑然とした素敵な雰囲気でした。そんな中で仕事をする祖父江さんのキーワードは、「うっとり」だそうです。


以前、佐村河内事件(?)で、本物の作曲家である新垣さんが注目されたとき、新垣さんの部屋には楽譜や音楽の資料、民族音楽などのCDやら世界中の音楽の楽譜とCDでいっぱいで、さながら音楽オタクだったと報道されていて、へえ、と思いました。あたりまえですよね。何もないつるんとしたところにいる人が交響曲なんか作れるはずがないんです。


たいせつな資料である本や資料がわらわら積まれてる場所には、その中から醸し出される「何か」ってあるんじゃないのかなぁ。

そこから妖精が舞いでてきて、「キュンキュン」「うっとり」させてくれるのかも。



本もキリヌキも、捨てなくていいんだな。

キレイに片づけようとムリして古本屋に売っていたけど、自分の居場所には、大好きな本とキリヌキを積み上げていいんだ、そう思ったら楽しくなってきた。スペースが許す限りですけども。