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Minahei

ライター戸塚美奈のブログです。

バイト先で出会った小学一年生の男の子。初対面。一緒にいる時間に何と話しかけようか。自分からしゃべる子はいいけれど、沈黙している子には、何を話したものかと考えてしまうことはよくある。小学生といえども立派な人。聞かれたくないことだってあるだろうし、話したくないことだってあるだろう。フトみると、ランドセルからぶら下げたランチョンマット入れの袋がサッカーボール柄ではないか。ためしに、「Kくん、サッカーやってるの?」と聞いてみた。「うん! やってるよ!」チラっと彼の目が輝いた。お、これはサッカーが好きな子の目。スクールに通わされているんじゃなく、チームでやっているんだな。この子の通っている小学校からすると、たぶんチームは〇○だろうな、とアタリをつけ、「じゃぁ、〇○でサッカーやってるんだ」と言ってみた。その瞬間、彼は私のほうに向きなおり、「なんで知ってるの!?」と目を丸くした。「知ってるよ。だって、ウチの息子たちもサッカーやってたもの。○○とはよく試合して、いいライバルだったんだよ。○○は強いチームだから」。「え~、あんまり強くないよ」と言いながらも、「あと二つ寝ると練習」なんて言って、週末の練習を楽しみに待っている様子。1年生かぁ、これからどんどんサッカー楽しくなるね。すると今度は、週末の別の用事も思い出したらしく、「休みの日は、イトーヨーカドーに行くんだ」「へぇ、そうなんだ」「あぁ、早くイトーヨーカドー行きたいなぁ」と言う。それでピンと来た私、「あ、3階でゲームするんでしょ?」と言うと、またまたビンゴ。私のほうに向きなおり、「なんで知ってるの!?」。まんまるい目をさらにまんまるくしているので、あまりのかわいさに笑ってしまった。そりゃわかるわい。経験豊富なおばさんだもの。週末に買い物で連れていってもらったとき、3階のゲームセンターで遊ばせてもらうの楽しみにしてる子、昔からすごく多いからネ。

私も立派ななおばさんになったもんだよ、と満足しながら、いやいや、この場合、一番すごいのは、「なんで知ってるの!?」と言ってくれたKくんだ、と気がついた。

このリアクションはすごい。「うん、そうだよ」でもすむところに、「なんで知ってるの!?」。こんなスゴイほめ言葉があろうか。「なんで知ってるの!?」って言われたほうは、いい気分になれるのみならず、はて自分はどういうわけで、そのことについてよく知っているのかな、と、自分の得意な部分を再認識することができる。「なんで知ってるの!?」と言われたら、言われたほうはますます励もうという気になるんだから。

今日から、Kくんみたいに、「なんで知ってるの!?」とリアクションしてみよう。そう決めたのだけど、なかなかこれが難しい。

Kくんは、特別活発そうなタイプではないけど、上の学年の友だちからもいつも声をかけられている人気者だ。やっぱりね。

 

 

昨日出張からの帰り、新幹線の中で。もうじき新横浜というころ、いきなり、ブーオンブーオンブーオン、スマホの警告音のようなものが鳴り出した。えっ、アタシの!? 読んでいた本を放り投げ、カバンのスマホを耳元にもっていったけど、どうも私のではないような? 持っていたICレコーダーや充電器全部確認。警告音を出しそうなものはみんな静かじゃないか。前の席の人のどちらかのに違いない。前の席の左は金髪の巻き毛のガタイのよい外国の方。右は茶髪のスーツ姿の日本人。とりあえず座り直してまた本を読み始めた。が、怪しげな音は鳴りやまない。ブーオンブーオンブーオン。新横浜を出て、座席のガヤガヤが落ち着いても、まだ鳴ってる。ずらした椅子の隙間から、左の外人さんが、首を回して右の人を見て困っているのが見て取れた。ハァ、やっぱりそうだよね、この右の人のが鳴ってるんだよね。誰も言わないから仕方ない、オバサン、ガバと立ち上がり、前の席を除くと、茶髪のワイシャツ姿の若い人が、しぼんだ風船のように椅子に貼りついて、完全に寝ている。「もしもし、もしもし!」声をかけたけど、ピクリともしない。 「もしもし、もしもし!!」軽く肩を叩いたけど、起きない!!!首がガクっとなる。まさか、死んでる? 一瞬あせる。隣の外人さんもあせる。バイト先で小学生が寝てしまうことがある。電池が切れたようになって、ゆすってもなにしても起きない。まるで小学生のように寝ているその若者の肩を「もしもし!!もしもし!!」と言いながらバシバシ叩くこと数回、やっと目が開いた。「あの~なんかずっと鳴ってるんですけど!」「あ…すいません・・・」窓際のフックにかけてあったスーツのポケットをさぐる若者。ああ、やっぱりそこだったか。やっと、静かになった。しかし、その場所だったら、前に座っている人のほうがうるさかったろうよ。ほぼ満席ののぞみである。なんで黙ってるのさ。その若者は品川で下りた。「すいません」の一言も言わんと。今書いていて気づいたが、あれはアラームだったんだねェ。さては新横浜で下りそびれたね。しかしあれだけよく眠れるのはお疲れだからか若さゆえか。家に帰ってそのことをダンナに話したら、「『うるせえババア』とかからまれたりしなくてよかったね。『犯罪症候群』(未成年犯罪者を扱った貫井徳郎の推理小説)みたいな若者だったら困るから、気を付けてよ」だって。今の若者はやさしいからだいじょうぶだぁ。周りの人は怖がらないでちゃんと教えてあげましょう。

 

昨日生まれて初めて瀬戸内海を見た。

ありがたいことに仕事が忙しく、なかなかゆっくりブログを書く時間がとれない。といって、なにも長い論文を書くわけではないのだから、ちょこちょことアップすればいいのだ、と思うのだけど、どうもダメなんだねぇ。Twitterでマメに日記調の文章を書ける人がうらやましい。

書かないでいると、「どうかしたか!?」と心配されるけど、じつはいつだって、そういう時のほうが「元気いっぱい」。「幸せすぎてごめんなさい」だ。こないだ、あるコラムニストが、エッセイもブログも、Facebookも、すべて「自慢」なんです、と書いていた。私のエッセイも「自慢」です、って。道理で彼女の書評は読むとイラッとするわけだ、と私はいたく納得した。文章を書くことは、自己満足的な部分はある。でも、必ずしも自慢、とは言えないだろう。

最近「承認欲求」という言葉が流行っている。Facebookやブログ、Twitterには、承認欲求があふれているのだそうだ。たしかにそういう傾向はある。でも、それだけで「ものを書く」という行為の説明がつくものではないだろう。

自分ではブログを書く時間がないと言いつつ、人のブログやつぶやきは見ている。そして、とても楽しんでいる。サンダルを買った、だの、〇○を作ってみた、なんていう投稿に思わずなごんだりする。よくもまあまめに写真を撮影して掲載してくれるものだとそのサービス精神に関心する。自慢や、承認欲求でやっているとは、私は思えない。自分自身のために、丁寧に足跡を残しているようなものではないだろうか?

 

 

 

 

やれやれ暑くなったと薄いフトンと肌掛けだけに変更したとたん、あっという間にカゼっぽくなってしまった。のど鼻水くしゃみ頭ボー、の軽いものなので、いつも通り、龍角散のど飴と苦めの紅茶で対処。

昨日はバイトあり、本業ありで忙しかったけど、カゼのおかげで晩酌もなし、長風呂もなしだったので、夜間の仕事がはかどることはかどること。カゼを引いているほうが仕事ができるとはどうしたことか。晩酌さえしなければ、仕事がさくさくはかどるということなのだ。もうやめようか、酒。飲みはじめて30年以上、もう一生分は、飲んだよねぇ。

 

放置気味だった庭も最近復活のきざし。

めちゃくちゃに育っているスナップエンドウ。プランターに支柱をうまく立てる方法はないもんだろうか。毎度毎度四苦八苦。私のいい加減園芸でも育ってくれるけなげなスナップエンドウ君。

冬の間死んだように枯れていたチャイブだったが、春になってまた元気になり、そしてかわいい花が咲いた。アサツキのかわりに刻んでかつおのたたきで食べようと思っていたところだったのだけど、なんとなく切りづらくなってしまった。雑草の立場のクローバーもそのまんま。調べてみたら、花も食べられるのだそう。食べてみよう。

毎日いい天気の連休。仕事もせず、日曜大工のようなクリエイティブな家事もせず、毎日本ばかり読んで終わってしまった。今昭和の戦中戦後のものに凝っていて、読めば読むほど読みたい本が出てくる。近現代の歴史の本を読んでいくと、今の世の中の問題の根がどこにあるのかがだんだんわかってくるのが面白い。でも知識のないところから読むわけで、それで頭に歴史の流れが入って、いろいろ納得するまでには沢山の本を読まなければならなくて、それで連休中は本ばかり読んでしまった。たくさん本を読んで、死ぬときは世の中いろいろ十分わかりました!と納得して死にたいものだ。私のようなオバハンが、本を抱えて一所懸命世の中のことを考えてもむだなような気もちょっとするのだけど、でもこれは趣味だから。

 

昨日、朝の散歩から戻った夫が「庭の裏に赤ちゃんヘビがいる!」と言うので見に行ったら、ほんとに小さい小さい赤ちゃんヘビがいた。木の枝などでつかもうとすると、いっちょまえに赤い舌をチロチロ出して、「シャーッ!」と威嚇する。このままじゃ車に轢かれそうなので、ちりとりで捕獲し、近所のうっそうとした草むらに放す。前日に庭の草むしりをしたからウチの庭から出て来たのかな? 

玄関のほうで小型のヘビを何回か見たことがある。どうも通り道になっているようで。以前隣のおばさんにヘビのことを聞いたら、「うちの隣の隣に主(ぬし)がいるんですよ」と言っていた。

ヘビの写真だけじゃなんだかななので、ついでにクレマチスも。カリフォルニアジャスミンはもう終わり。