「捨て期」がやってきた。
多くは、この毎日のへんてこな気候のせいだと思う、たぶん。
それと、自分の力ではどうにもならないことがあって、イライラしてくると、私の場合、やたら物を捨てたくなる。
高校生のときに読んでいた雑誌に載っていた読み切り漫画。失恋した女の子が、ヤケになり、「全部、全部、捨ててやるー!!!」とアパートで、彼との思い出のものをすべてゴミ袋に詰め込む。ガランとした部屋の中で酒を飲んでいると、隣のお調子者がやってきてチャカポコそこに加わる。小腹がすいてラーメンを作る隣人。「あれ、ドンブリがないぞ」「捨てちゃったのよぉ~」。
どんな話だったのか皆目覚えいないのだけど、そのシーンだけはハッキリ覚えていて、「そうか、何かツライことがあっても、物を捨てて気持ちにケリをつけてしまえばいいんだナ」となぜか若い私は学んだのだった。
失恋で「捨てる」快感に目覚めることはよくあるようで、「捨て変態」ことゆるりまいさんの漫画「わたしのウチには、なんにもない。」でも、きっかけは失恋。泣きながらやっとのことで思い出の品々を処分し、悲しいことなのに「気持ち良い」ことに気づいてしまう、そのくだりがおもしろい。
自分の力ではどうにもならないこと。それの代表的なものが、若いムスメにとっての失恋、なんだろうね。オバサンにとっては、まぁいろいろ。片づける、捨てるにしても、家族の物を勝手に捨てるわけにはいかないから、自分のものを徹底して捨てるか、家のものを少しずつ気づかれないよう捨てるしかない。
今日の午前中は少しだけ本を整理。本や資料のコピーだけは、仕事に使うかもしれないと思うとなかなか捨てられない。それでも、図書館で借りられそうな本はどんどん手放す。「この部分だけいる」という本は、切り取ったり写真をとっておいたりして、あとはゴミとして出す。ときめきのお片づけのこんまりさんは、本、いるところ切り取ったりしても絶対に読まないから全捨てしなさい、と言っていたけど、私は本から切り取ったページってけっこう読むし、大事にするんです・・・。で、暗記するほどになったり、ただの紙切れのようになってから、ようやく捨てたりする。
古本屋に売ろうと思って段ボールに入れていた20巻くらいある漫画セット2作品分、ダンナが、「まだオレ読んでないから捨てないで」というので結局本棚に戻し。もー、いつまでたっても読まないくせに。
山のようにあったサッカーの資料、(サッカー選手の少年時代や育成についての記事のキリヌキ)、3カ月ほど前にカンシャクを起こして全部捨てた。捨てたら困るかもしれないなぁ、と思ったけど、あれは捨てて大丈夫だった。そういう資料のたぐいも山のようにあるし、どうしても捨てられない資料は写真にとって(スキャンして)データにして残そう!と決めているのだけれど、それもなかなか手間がかかるんだわ。
料理の本は、必要なところを切り取ってファイルして全部捨て!と決心したものの、作業はこれから。
というわけで、見た目としてはあまり減らず……。スッキリ、には程遠い我が本棚。地震のたびにこれ押さえるの、なんかもういやだなぁ。
ゆるりまいさんの漫画に、「3千冊以上の本をもっていたけど、ある日突然ふっきれて処分」、って書いてあった。どうしてふっきれたのかなぁ。