Minahei -11ページ目

Minahei

ライター戸塚美奈のブログです。

クレヨンしんちゃん「友だちをつくろう!」の本の構成を考えているときに、

NHKのテレビ番組「消えゆく"ニッポン”の記録 民俗学者神崎宣武」を見ていて、「あっ」と思った。

神崎さんは、民俗学者。師匠は宮本常一。

宮本常一は足で日本中を周り、貴重な資料を大量に残した民俗学者。

その師匠から、こう言われたという。

「話を聞くっていうのは、どういう立場の人であれ、友だちのようになったら 友だちだったら、時間が長くなっても帰れとは言わんだろう」

「わしはここの人がどうやったらいちばん幸せになるかを思いながら聞いている」

と。

人間が本音をしゃべるということは 最初に出会って がちっと相性が良くて そこまで深まるというのは まずあり得ませんからね 何度か会っているうちに 時間をかけて本音が出てくるのですから

 

フィールドワーク、ってどうやるものだろうと思っていたけれど、それは「友だち」になることだったのだ。

 

神崎さんは、現役の神主さんでもある。途絶えそうな村の祭りの神主をつとめ続けている。

 

時間をかけて 時間をかけて 無駄な時間をかけて 

それが本当は文化の伝承では 大事なことだったんだろうと思いますね

そしてそれを毎年繰り返すという

 

相手のことを思いながら話を聞く。それが友だちということ。そして、それっていうのは、本当に時間がかかるものであるということ。

日本の村の中では、その営みが伝統として綿々と受け継がれてきたということ。

 

 

友だちの上限は150人という「ダンバー数」を提唱した人類学者、ダンバー博士の著書『なぜ私たちは友だちをつくるのか』にも、まったく同じことが書かれていた。

 

「感情面での絆とその相手に割く時間は直接関連しているのだ」つまり、友情を育むには時間がかかる。

と。

これはどういう理屈なのかというと、人間関係が促すエンドルフィン放出の回数を決めるのは、時間、だからなのだそう。サルは霊長類は友だちといっしょにいるとき、毛づくろいしたりされたりしているときにエンドルフィンがでている。

我々人間は毛づくろいだけではなく、笑ったり、踊ったり、宴会したり、物語を語ったり……でエンドルフィン系を刺激する。

 

面白いエピソードが載っていて、パブの常連とふらりと訪れた客とでは違いがあるか、の調査では、すべてにおいて「地元」で飲んでい人のほうが幸福度のスコアが高かった、と。

 

友だちをつくるには、どうしたって時間が必要なのだ。

 

時間にケチな現代の私たち・・・・・・

シリーズ第8作目が出ます!11月20日発売です。

 

「友だちってなんだろう?」

「友だちって必要?」

そんな、大人でも悩んでしまう疑問に答えています!

 

友だちってなんだろう……それは私自身も長年考えてきた問題でした。

「友だちなんかいらない」とか、

「本当の友だちなんていないものだよ」とか、「ひとりがラク」とか、

友だちなんて、とうそぶく風潮があるけれど、

それをひっくり返したい思いでつくりました。

「友だち」って、とっても自由で、とってもあったかいものなんだよ!

と伝えたいです。

寂しい大人にも読んでほしい。

 

 

 

長男がひとり暮らしを始めた。出ていくときに、「母さん知ってる?SMSってお金かかるんだよ?LINEにしたほうがいいんじゃない?LINEならタダだし。」と言う。今まではずっとショートメールでやり取り。「いいよLINEでも」と登録した。

しかし息子よ、ひとり暮らしする前に、もっと世の中の理屈をいろいろ教えてあげるべきだったと母はグチグチ思う。「タダより高いものはない」という言葉は知っているかい。

そもそも、ワタシ、LINE苦手。世間様のお付き合いで登録はしているけど、使いこなしているとは言いがたいし、信頼もしていない。かつてタレントさんのLINEのやりとりが表に出て、批難を浴びたことがあったけど、批難されるべきはLINEのほうなんでは??? ワタシにとっては甚だナゾの事件だった。

タダで便利とは、なんとハイリスクなのであろうか。

 

さて。「登録できた!」と長男から最初の一方、くまさんのスタンプが来たきり、2週間経過。昨日の夜気づいたら、前日の夜に「焼きそば作った」とメッセージと写真が来ていた。が、写真にうつっているのはケガしている手。1日おくれで、「その手どうしたの?」と返したが、そのまま返事がない。そして昼過ぎやっと、「切っちゃった」。とひと言。受け取った1時間後に「気をつけてね。今週末は帰りますか?」と送ったのに、またそのまま返事がない! レスの遅い母も悪いとはいえ……なんか、落ち着かないんですけど!

旧式のワタシには、「便りがないのは元気の便り」が一番心おだやかでいられるような気が……。

 

大事な仕事が終わった。「やった~!」と開放感に浸るというよりは、本が無事にできるか、評判はどうかが気になってまったく落ち着かない。ま、いつものことだけど。

校了の日に、終わったとたん、「次のテーマどうしましょう?」と言ったら、編集のNさんが大笑いして、「まぁまぁ今日くらいはゆっくり酒でも飲んでよ」って。「酒なんて毎日飲んでますもん!」って言ったんですが…。だって、早く次のテーマ考えないと、そのネタ出すの、大変なんだから……。

さぁひとつ終わった、といっても、また別なのが控えてるし、いろいろやりたいこと、仕事以外にも家事やら何やらいっぱいあって、パソコンは付箋だらけでライオンみたい。

パソコンのキーボードもマウスも古くてカーソルが暴走しやがるし…

ああ、あれもやらなきゃこれもやらなきゃ。

この焦り症?っていうの、どうやったら直るんでしょ?

 

青森で笹餅を作っている90歳のおばあちゃん、桑田ミサオさんは、

「80歳になって、自分の中で、焦りというものがなくなったような気がするからです。あれをしなければ、これをしなければ、という焦りが消える。義務だとか、余計な考えがなくなる。それからが楽しいんです。」(『おかげさまで注文の多い笹餅屋です』小学館)

とおっしゃっていたけれど……まだまだ修行が足りないってことですか……。

 

デスクワークもやりたいけど、今週だけは、ほったらかしで荒れ果てている庭の掃除を、とにかくやります!!

 

 

このごろ、家の庭に猫がやってくるようになった。

夫がいても怖がらず、窓際に近寄ってきたり、お腹を見せて昼寝したり、あきれるほどリラックスしている。私が窓辺に近づいて見るとさっと逃げてしまう。夫は手を振ったり?しているけど、怖がらない。車椅子に乗っている人は襲ってこないと知っているのか……土曜日の朝、朝食にソーセージを焼いた日は、ずいぶん長くご滞在だった。きれいだから野良じゃないような気がするけど……。

 

この猫の置物は、何年か前に親友と西荻をぶらぶらしていて見つけたもの。花瓶としても使える(けどほとんど花は入れない)。とても気に入っていて、いつもキッチンにおいて見ている。次男が、「あ~コレ知ってる!100回死んだ猫でしょ!?」と言ったことも思い出す。

 

 

次男の言いたかったのはこれ。→『100万回生きたねこ』

よく間違う人がいるようで、『100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集』なんて図書館の司書の方による本も出てたっけ。