詐欺じゃないけど詐欺みたいな | Minahei

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ライター戸塚美奈のブログです。

次男あてに、パソコンのセキュリティソフト会社から「更新はお済みですか?」のハガキがくる。

次男に聞いたら、「もうパソコンが壊れてるから、更新しないし、捨てて大丈夫だよ」とのこと。

そうなの?といいながら破ってすてた。のに、また来る。

「ほんとにほんとに捨てていいの?」

「だからいいんだって」

 

だいじょうぶかなぁ。たしかに大昔のパソコンは壊れて処分した。でも、何度もハガキがくるのがこわい。

近頃、知らないうちに未納の会費等がたまっていて、あとから多額の請求書が来てビックリとかあるじゃないですか。

そしたら、来たんですよ!今度は封書で!! 「重要」の文字。思わず破って開けたら、「振込用紙」が出てきたんですよ!!

 

母は、息子に聞かずにあわててコールセンターに電話。

「息子のでよくわからないんですけど、大学時代に使ってたパソコンで、処分したんです。だからもう更新しないのに、お金の振込用紙が来たんですけど。何度も来るんですけど。請求書も来たんですけど。これは捨てちゃっていいんですか?」

「お客様、確認いたします。そちらお手元にございますのはご請求書じゃなくて、お振込用紙でございますね」

「ハイ、コンビニとかに振り込む用の紙です…あ、振込用紙って書いてあります」

「そちらは、お客様のほうで更新の必要がなければ破棄していただければかまいません」

「捨てていいんですね? じゃこれは更新しない人は無視していいものなんですね?」

「はい破棄していただいてかまいません」

 

そんならそうとハッキリ書いてくれよ!

とどいた郵便物をあらためても、更新なさらない場合破棄していただいて結構です、というような一文はどこにもないんだよ。

おろかな母は息子に請求書が来たと思って、息子は払うべき物を払っていないのではないかとおろおろして、国民年金を払うように払ってしまうではないか。

 

これって詐欺とどうちがうの。

このごろ、この手のことが多いですよ。