ディフェンスというポジション | Minahei

Minahei

ライター戸塚美奈のブログです。

☆『サッカー母ちゃんのドタバタ日記』2012年のブログです☆

 

「最近、末っ子がサッカー始めたよ。影響されて私もサッカーを見るようになりました」

と、大学時代の友人からメールをもらいました。

 

お兄ちゃんはバリバリの野球少年だったけど、年の離れた下の子はサッカーなんだぁ。と友だちのサッカーママデビューをうれしく思いながら、その次の文章にちょいと引っかかる母ちゃん。

 

「ディフェンスだけどがんばってるよ!」

 

ディフェンスだけど?

 

サッカーはうまいやつがフォワードってわけじゃないよ。

 

そんな矢先。
親戚の法事に行った父ちゃんが、いとこに聞いた話を教えてくれました。

 

「あそこんちの息子、前は『キーパーばっかりやりたがるんだよね~』ってぼやいてただろ。最近やっと点取ることが面白くなったみたいでさ。今はフォワードやってるんだ、って、すごくうれしそうに話してたよ。」

 

「へー、よかったね。でもさ、キーパーいいのに!」

と言いながら、母ちゃん友だちからもらったメールを思い出していました。

 

ディフェンスだって、キーパーだって、サッカーには欠かせない重要なポジション。なのに、どうして親はそのポジションだとがっかりしちゃうんだろ?

 

そりゃ、ポイントゲッターになれればかっこいいけど。前のほうをやってほしいっていうの、結局、子どもの点とるとこ見て、親がいい気持ちになりたい、ってやつなんかな。

 

小1、小2の新米サッカー母ちゃん父ちゃんはまったくしょうがないよ、と思いながら、ハタと我がことに思い至りました。

 

ウチの次男への
「ね、ボランチやってみたら」
の進言は、同じことじゃん!!

 

次男の基本ポジションはセンターバック。本人はそのポジションが大好きです。

 

しかし、父ちゃん母ちゃんからすれば、ボール扱いがうまく(と親は思う)、

パス、シュートセンスがある(と親は思う)次男には、ボランチをやってぜひ点にからんでもらいたい。

 

「オレはセンターバックがいいの」

と次男が頑固に言い張るのを聞くと、がっかりしちゃう。

 

ああ、

なぜかそれを父ちゃん母ちゃんは、「走りたくないからだ」「やる気がないんだ」って受け取ってしまってたよ。

 

なぜだろう?

 

守備的ポジションだと、精神的にも「守り」に入っているような消極的なイメージがある。でも、考えてみたら、これって親の側の勝手な思い込みだ。

まったくもってとんでもない勘違い!

彼らは積極的にディフェンスをしているんだから。

 

サッカー後進国の親としては、

ディフェンスというポジションをもっともっと理解して、正しく評価しなければいけないや。

 




l※写真は本文とは関係ありません。