女友達 | Minahei

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ライター戸塚美奈のブログです。

先日、中学高校といっしょだった友人と会いました。

15年ぶりくらいかな。


変わってなかったー。


大好きな昔の友人に会うと、

「これでいいんだ」

と思えるから、いいんだな。


相変わらずで、

着るものに見栄をはらず、

化粧っ気もないけど、

表情は中学のころとおんなじで。


「買い物しねがら」って、

洋服なんか全然買わないみたい。

切符を小銭入れて買ってるから、

「パスモかスイカ買えばいいのに」

って言ったら、

「よけいなものいらないから、いいんだ」

って。


話題はランニングに。


彼女、長距離得意だったのですが、なんとレースにも出ているとのこと。

「まだ5キロ10キロのだけどね。レース、楽しいよ~! 夢はホノルルマラソン!出てみたらいいよ」

「だめだめだめ、カメみたいにのろいんだもん」

「平気平気!マラソンなんて、出てるのじいちゃんばあちゃんばっかりだよ。でも意外と速いんだけど」


フルタイムで勤めてるので、

「いつ走ってるの!?」

と聞くと、

「夜。ごはん食べてから」

えらいー!!!

「でも山形だと冬は雪で走れないんだよね。東京はいいなぁ」

「何着て走ってる?」

「何年も着てるジャージ」

「スカートみたいになってるのとか、いろいろあるじゃん」

「買おうかな、と思いながら、結局買ってない」


とにかく、見栄はらない。徹底して物欲がない。

自然の中を走ったり、山に登ったり、誘い合わせて旅行に行ったりするのが大好きで。


フットワークが軽くて、

気軽に電話をくれて遊びに誘ってくれたり、彼女の声掛けで、仲良しでハイキングに行ったり、旅行に行ったり、

楽しいこといっぱいしたなぁ。


実家に帰っていたら突然電話がきて、車で迎えに来てくれて、数人で花火を観に行ったこともあったっけ。

あのとき、作って持ってきてくれた焼きおにぎりとカレー味のから揚げがおいしかった。

「残りもんにカレー粉つけて揚げただけ」って言ってたよね。


県境の峠までハイキングに行ったときは吹雪になったけど、あのときも、小さな型で抜いた手作りクッキーを作ってきてくれたっけなー。


誕生日のプレゼントも、手作りのきんちゃくがついてたり、

プレゼントのペンケースを開けると、ビックリ箱みたいに、ばねじかけのマスコットが飛び出したり。

とにかく手間をいとわずに、心のこもったものをいろいろ作ってくれて。


なんかいろいろ思い出しちゃったー。


足が速くて、男子に人気でマドンナ的存在だった彼女は

私とは正反対で、憧れの存在でもありました。


仲良くなれて、

こないだも会ったなんて、

なんか、奇跡のような感じー。


あんまり女友達っていない私ですが、数少ない友達は、

みんな、そういう貴重な存在。

永遠に私にとっての憧れの部分がある。

みんなご無沙汰だけど…・・・。

久々に会うと、まちがいなく、みんな、それを失わずに持っててくれるんです。


私にとっての女友達って、そういうの。


そうそう、

いっしょに会うつもりだったAちゃんの噂をひとしきりしてしまいましたよ。


「山形で合ったんだけど、Aね、ダンナさんのバイクの後ろに乗って来たんだよ!信じられる!?」

「えーっ、あの超怖がりなAが…・・!!!」


Aちゃん、今度は一緒に会おうねー。