私が、
奇想天外より落ちる、
という言い回しを覚えたのが、
ごく小さい時に読んだ、
子ども向けに書かれた
浜田広介版の「千夜一夜物語」でした。
とても分厚かった。
船乗りシンドバッドの冒険
アラジンと魔法のランプ
アリババと40人の盗賊
漁師と魔神
等々
サーサーン朝ペルシアの王妃
シェヘラザードが、夜伽話に語った物語。
その本は処分されてしまって残っていません。
読みたくなって、どこかで売ってないかなと
探しても探しても、見つかりませんでした。
それで岩波少年文庫で妥協して読んだのです。
文章、広介の方がずっと美しかったと記憶していますし、選ばれているお話が少し違っています。
それに、漁師と魔神の中で語られていたと思う、医師ドーバンの話が無いのでちょっとガッカリしました。
漁師が、ドーバンのように、
せっかく助けてやった魔神に殺されそうになって語った話中話です。
私の記憶の中では、
不治の病に罹った王様の病を、
ドーバンが治したのに、
周囲の者たちに妬まれて
怪しい術を使う奴と、死刑となるのです。
切り落とされたドーバンの首が語るという、
やはりドーバンて怪しいのですが、
ドーバンの治療というのが、
玉突きのキューに薬が仕込んであり、
王様は病気なのに玉突きをして、運動し、
その後、熱いお風呂に入って眠ると、
次の日にはすっかり良くなっていたという。
あやふやな記憶ですけど、
私は、それから風邪だとか調子の悪い時には、
むしろなるべくお風呂に入るようにしていました。
健康には、
運動とお風呂が良いのです。
あら?
また違う話になってしまいました。
では、おせち作りに戻ります!
大したものは作りませんが、
数の子届きました。