行きの新幹線で、食べない人たちを読み終えてしまって、
帰りは、ねず本の2冊目。だいぶ前に出てたのだけど、やっと読みました。
ねずさんに、本当の日本のこと、教わりましょう。
2巻目は、日本人の意識。 平等とは違う、和の中の対等意識を巡るお話でした。
私なりに、まとめてみると・・・・・・・
平等というのは、西洋的な、神の下の平等であって、支配と隷属、そして、没個性というものが含まれている。
対等は、お互いの差を認めつつ、互いに協力しあえる関係である。
これが、西洋による植民地支配と、日本の統治の違いである。
男女の和が、組織の和へ続き、国の和を作る。
協力関係が、全体の繁栄を導くのである。
日本という国は、伊弉諾、伊弉冉、二神により、全てが作られた。
天皇、公民、土地、水、植物、火、全てである。
和の精神で作られた日本のカタチを理解しなければ、日本人にはなれないのである。
詳しくは、読めば良いと思うのだけれど、
自分のために、少しメモします。
●日本アニメが世界でヒットしている理由
一人のヒーローではなく、対等である関係「仲間」が、敵に立ち向かうから。
日本には、役割分担としての上下関係はあるが、支配と隷属ではない。人々が対等に暮らす国である。
●遊廓の真実
日本の遊廓では、6~7歳の女の子が連れてこられた。
10年の間、料理、裁縫から、舞踊、三味線、琴、長唄、小唄、書道、茶道、華道などを教え込む。
良質な遊女を作るためでもあるが、年季明けの時のためでもある。
そして、17歳から22歳になると客を取る。
23歳には店を出て、自立しなければならないが、親の借金を返し、
小唄や、舞踊、三味線などの師匠、小料理屋など開くだけの、充分な蓄えがあった。
それに比べると、中国の娼婦は、客の選り好みをさせないため、逃げ出さないために、目を針で潰されたのだという。
志那事変の際、日本軍は、多くの盲目の娼婦たちを保護した。
民、という字は、目を潰す、という意味がある。
●オノコロジマ
オノコロジマは、伊弉諾、伊弉冉が一番初めに産んだシマである。
自ずと転がる陸地、の意味であって、地球のことなのだそうだ。なるほど・・・・
伊弉諾は、伊弉冉を黄泉の国へ迎えに行き、逃げ帰ってくるが、その時、黄泉つ比良坂で桃の実を投げて魔物を追い払う。これが、桃太郎の起源である。
●白村江の戦い
朝鮮半島は、BC2世紀頃、南部には日本民族が住んでおり、
北方の、「衛氏朝鮮」という強盗団のような国が出来たが、中国(漢)に滅ぼされ、
中国は、今の平壌に「楽浪郡」 ソウルに「帯方郡」を置いた。日本との交易の為であった。
その後、百済、新羅という小国ができ、日本に朝貢していたが、660年、新羅は百済を滅ぼしてしまう。
百済は、日本に救援を要請し、中大兄皇子が朝鮮出兵する。新羅は中国(唐)に援軍を頼み、日本は敗北する。
このとき、日本は、倭から、日本へ国号を改めた。
因みに、倭というのは、背の低い人の意味。朝鮮族は、中国から、濊族と呼ばれていた。(汚穢の合成文字?)
(このエピソードが、ここにある意味はよくわからないけど、勉強になりました)
●君が代
キは男、ミは女。 (イザナキのキ、イザナミのミ、オキナのキ、オミナのミ のように)
君が代の君は、もともと君主のことではなく、男と女、あなたと私の意味。
君が代の歌は、初出は、「古今和歌集」 賀歌の巻頭歌であり、詠み人知らず。
少なくとも、1100年以上も前からある、世界最古の国歌である。
「あなたと私の世が、未来永劫続きますように」という意味で、婚礼の際に歌い継がれてきたもの。
義経記によると、静御前が君が代を舞ったとある。
(天皇の歌だ、というのは、恣意的な嘘である。もっと開かれた歌。世界平和の歌と言っても良いか)
●鈴木貫太郎
連合艦隊司令長官など務めた軍人だったが、宮中の侍従長となり、大東亜戦争末期、昭和天皇に請われて、総理に就任した。
「この重大な時にあたって、もう他に人はいない。頼むからどうか曲げて承知してもらいたい」と言われたそうだ。
昭和20年4月12日、ルーズベルト大統領死亡の時、哀悼の意を米国民に送り、トーマス・マンに讃えられている。
6月23日、米軍の沖縄占領。
日ソ中立条約を結んでいた為、近衛文麿を特使として、ソ連へ送り、戦争終結の仲介を図ろうとしたが、
原爆実験成功の為、米国は、ソ連抜きで、ポツダム宣言を発する。
ポツダム宣言は、完全な無条件降伏を要求しており、「天皇の地位の保障」がなく、日本はこれを飲めなかった。
「わが国体を離れ、わが国民は存在しない」と、鈴木は述べている。
これにより、ソ連は対日戦を決め、カムチャッカへ侵攻。
8月6日、9日、原爆投下。9日に、ソ連の参戦。
初め、ポツダム宣言には、天皇制容認が明記されていたが、原爆を使いたかったため、トルーマンが削除した。
そして、玉音放送。
●原爆
原爆は、国際条約(ハーグ陸戦条約)に反する、一般人に対する大量殺戮兵器である。
これを使用した理由は、
➀ 報復の恐れが無い。
② 白人の有色人種支配により、有色人種は「人間ではない」と考えていたから。
トルーマンは、原爆投下時、全く心が痛まなかったという。
使用反対者は多かった。アイゼンハワーは猛反対している。
●北朝鮮の拉致問題
2002年、日朝平壌宣言には、拉致への言及が一切無く、安倍官房副長官は、小泉首相に進言して抗議するが、北朝は黙殺した。
その休憩控え室で、安倍は、盗聴されていることを意識して、独り芝居の会話を大声で始める。
「拉致を謝罪しないなら、調印はせず、今すぐ帰りましょう」
午後には、経済的に逼迫していた北朝鮮が、突然、拉致を認め謝罪する。
一時帰国者を返さなかったのは、中山恭子である。「国民のための外交をやってください」と一蹴した。
中山恭子は、タジキスタンでも拉致被害者を連れて帰っている。
●女工哀史の嘘
米国、ヘレン・ミアーズの、昭和10年当時の日本を紹介する著作がある。
彼女は、大日本紡績、東京工場を視察しており、女工のツキさんからヒアリングをしている。
工場には、工場、寮、講堂、医務室、プールなど、売店もあった。
勤務は月~土、一週間交替で、早番と遅番がある。
早番は、午前4時起床。掃除、洗顔、体操、朝食を摂り、
5時から14時が就業時間、10:30~11:00昼食。
15:30から、課業 16:30~18:00夕食等。その後、課業。
(国語、算数、作文、地理、歴史、修身、裁縫、茶道、生け花、等を学んだ)
21:00就寝。
遅番は、起床8時。午前中に課業。14:00から就業し、就寝は午前1時。
年1~2回の、映画、講演。半日のピクニックなどもあった。
今のお金に換算すると、
月給12万円ほど。1万5千円が小遣いで、残りは家族へ送金。ボーナスが5万円。
その他、寮費、食費、学費は会社負担であった。
ツキさんの親は、送金をすべて貯蓄してくれており、良い縁談に恵まれたそう。
他の企業も、昔は、12歳頃から雇い入れたが、
書道、算術、そろばん、地理、歴史、修身などの教育を施し、食事も出している。
●このような日本型経営は、戦後労使により壊された。
戦前は、雇い人は家族のように大切にされたが、
戦後、労使は権利を主張し、経営側と対立するようになってしまう。
談合入札や、法的規制による参入障壁により、企業利益は確保されていたが、外圧により不法行為とされた結果、ただの価格競争となり、安かろう悪かろうという国是を作ってしまった。
大規模小売り店舗法が廃止され、郊外型大型店が台頭し、駅前はシャッター街となった。
近くの工場、店舗の収益は下がり、納税も地方に落ちなくなり、地方の経済は落ち込んだ。
この結果は今度は「政府が悪い」と糾弾されている。
●修身の教科書
実話の紹介をし、最後に、
協同の精神は、人々が市町村を成し、全体を繁栄させる基である。と結んでいる。
以上。
和と結い、ということで、男女の話が多いのですが、それは自分で読んだほうが良いと思います。
日本では、女性も対等、という話。
戦後、駄目になったとはいえ、日本人で良かったなあ。
で、思い出したのですが、
これメモしながら、鑑定団の録画を観て(聴いて?)いたんですが、
ちょうど、山本権兵衛が、東郷平八郎、参謀、秋山貞之を 大抜擢、という所を読んだところで、
鑑定団では、参謀、秋山貞之の書簡が出ていた。160万円。
びっくり。
シンクロです? なので、やっぱりブログに書こうと思ったわけ。
それにしても、左翼青年の文学って、何だったんだろう?
左翼、新興宗教の信者・・・騙されていると、思います。
私よ、おつかれさま。