いわゆる、ホメオパシーでよく言われる、「根本体質」って何だろう?
根本体質って、変わらないんですか? と先輩ホメオパスに聞いたら、
にべもなく「さあね」と言われてしまった・・・ということがあった。
何だか、そんなの私の仕事の内じゃないわよ、ていうような怒りみたいな雰囲気が伝わってきて、
本当はどう思ったのか知らないけど、
わからないなら、私にはわからない、と言えばいいのにと、
私はその時、思った。
その人の、どんな症状にも効く、ただ一つのレメディが、根本体質であり、
たとえば、その人は、カルカーブである、とか、
フォスであるとか、
ポースティーラさんだとか、
そんな風に言ったりする。
色んなレメディを使ったけれども、なかなか完治せず、
とうとう、究極の、その人のレメディが見つかった。
みたいな言い方をする。
しかし、その色んなレメディを使う前に、
その人の究極の根本体質レメディを使ったら、治っていたんだろうか?
最初から、そういうものを使っても、大体は好転反応と称する症状の増大ばかりが目立ち、
一向に症状は消えなかったりするらしい。
初めから、鉱物レメディは使うな・・・などと教えられたりする。
唯一の、その人の根本レメディ・・・と言うと、
なんだか、唯一の、その人の本当に相応しい伴侶・・・みたいな感じで美しい感じがするのかもしれないけれど、
所詮、
レメディは、病気だと思う。
その人、本来の姿ではないと、私は思う。
レメディは、その人の抱えている問題を、よく表現している物である。
器質的になってしまっている、髪の色だとか、骨格だとか、そんなものは
成長期も終わってしまえば変わりようもないけれども、
レメディは、その人ではない。
そして、抱えている問題は、一つだけではない。
無数に抱え込んでいる人もいる。
先祖からの遺産もある。
環境から否応もなく入ってくるものもある。
以上。
急に思い立ったので書いておく。