人間って
脊椎動物の中でも
二本足歩行を獲得し
独特の文明を築いて来た動物
とはいえ、
二本足歩行の前には
「ハイハイ」という
四つ足歩行を人間も経ていく訳です。
その際、面白い事に
骨のカタチが
成長に伴い
つまり
出生→ハイハイ→二本足歩行
を経ていく過程で
変化していくのです。
二本足歩行の要となるのが
骨盤(腰の骨)と大腿骨(太ももの骨)で、
上半身と下半身をつなぐ
骨盤の臼のような穴に
孫の手のようなカタチの
大腿骨の丸い部分(骨頭)がハマって
股関節という関節ができています。
そしてこの大腿骨が面白くて、
孫の手のように
持ち手の先に丸いものがついているような
カタチなんすが、
尖端に単純にちょこんと
丸いものがついているのではなくて、
丸い骨頭と長い骨幹が角度をなしていて、
更に骨頭が少し捻れて
骨盤の穴にハマっているのです。
成人が直立位をとったとき、
大腿骨の
丸い部分(骨頭)と長い棒の部分(骨幹)が
なす角度が、約125°~135°(頚体角)
かつ
骨頭が、前に12~15°捻れています。
ちなみに
新生児の頚体角は、140°~160°
前捻角は、平均32° (15°~57°)
で成長とともに
頚体角も前捻角も減少していきます。
これは、
4つ足歩行(ハイハイ)から
二本足歩行へ適応していく過程での
骨変化と考えられますし、
個人差があることも
考慮すると
幼少期の過ごし方で
股関節の可動性や姿勢に
大きく影響がでるもの納得できます。
頚体角は、股関節の運動に
大きく影響しますし、
骨盤の傾斜角度を含めた
体幹の姿勢、
前念角とのバランスも重要ですね。
二本足歩行を完全に獲得したと
思われる成人でも
立位時よりも、よつばい状態の方が
股関節の球体のハマりがぴったりになるのは
まだまだ人間が進化途中ってことなんですよね..
きっと。
年齢を重ねるごとに
更に頸体角が減少し
骨盤の傾斜もみられるようになり
股関節の可動性は減少していきますが、
安定した歩行を続ける事や
立位での高いパフォーマンスを
考えたとき、
また
これまでの生活習慣や癖を見抜く際にも
この股関節の頚体角と前捻角の分析は
ひとつ面白い指標になりますね。
ちなみに、
大腿骨と類似の形状をしている
上腕骨(腕の骨)は、
肩甲骨の関節窩と肩関節を構成していますが、
こちらも20°ほど後ろに捻れています。
これは、その方が正中位での
動作がしやすい為なんですが、
これは、イメージがつきやすいですね*^^*
人間のカラダってやっぱり面白い☆