保険を探すための目安を見つけるステップは大きく分けて3つ。

 

1.何が不安なのかを書き出す

2.不安が現実になった場合の費用の目安を知る

3.社会保険や自分の資産でカバーできるか確認

 

 

ステップ3

社会保険や自分の資産でカバーできるか確認

 

 

不安の費用の目安がわかったら

公的な社会保障制度や自分の資産でカバーが可能か確認します。

 

 

病気やケガに関する社会保障


医療に関する社会保障制度は(国民)健康保険

病院の窓口では治療費の3~1割の自己負担で済みます。

 

例えば入院時の費用

健康保険適用範囲内の費用は同じく3~1割負担

自己負担額が高額になった場合

高額療養費制度によって自己負担の上限が決まっています。

 

更に加入している健康保険制度によっては

付加給付という仕組みがあります。

 

 

 

ただ、保険適用外の自由診療や先進医療を選択した場合は

高額になる場合もあります。

 

病気の種類(例えばがん)によって

入院が複数回になったり、

自由診療による高額支出に備えたい場合には

手元資金でカバーできるか不足するのか確認します。

 

 

 

 

家族や自分の死に関する社会保障


葬儀に関わる社会保障

埋葬料(健康保険:会社員)もしくは葬祭費(国民健康保険:自営業)が支給されます。企業や自治体によって金額は異なります。

 

遺族の生活にかかわる社会保障

遺族基礎年金と遺族厚生年金

※参考:「身近な方がなくなったとき」(日本年金機構)

 

 

加入している制度によって対象者は異なりますが、

対象者は主に子のある妻と妻

 

ざっとですが、

ねんきん定期便やねんきんネットの情報から計算することも可能です。

 

 

 

 

火災や自然災害に関する費用


住宅全壊などの被害に関する社会保障

被災者生活再建支援制度

 

 

災害によって著しい被害を受けた場合の支援の仕組みですが

住宅全壊の場合、最高300万円

 

住宅再建のための支援金というよりは

生活再建の意味合いが大きい金額です。

 

 

 

社会保障で足りない部分


 

社会保障制度で足りない部分は

 

➀自分の資産でカバーできるか確認

➁自分の不安をある程度カバーできる保障内容の民間保険を検討

 

ということになります。

 

 

民間の保険を検討する場合には

 

支払う保険料の総額が

自分の不安を払拭するための必要コストとして納得できるか

 

家計を圧迫しすぎていない商品か

 

複数の比較検討が大切です。