こんにちは雅(MIYABI)です (o^-')b
「15歳 アメリカで過ごした夏」 は私がアメリカで
1ヶ月のホームステイをした夏を書いてるものであり
小説やフィクションではありません
文中 未成年でありながら「喫煙」「飲酒」などの
表記が記されておりますが
「子供達は絶対マネしないように!」
私が過ごしたコネチカット州はここです ↓
クリックして拡大して見て下さい
第九章 「スタンドバイミー 事件その1」 には ↓ こちらから!
http://ameblo.jp/mina3457oj/entry-11178243526.html
第十章 「やっと動いたバイク ・・・
今度は大爆笑事件!」
スケボーで「捜索願い」の騒動を起こして
「没収」となった今 次はアイツしかいない!
そうです 納屋で見つけた ホンダの125ccのバイクです
しかし コイツが「頑固モノ」で ・・・
エンジンが全くかからない
夕食の後はとにかくコイツをいじりまくってましたね
そんなある日 ロバートの兄貴のマークが
バイクの所にやって来ました
「エンジンがかからないんだ ・・・ 」
ナゼかマークは薄笑いを浮かべながらフムフムと
ただ頷くだけです その間 私は短い単語で
「オイルも替えた プラグも磨いた 燃料ホースもキレイにした」
そんな事を説明してると マークが指で燃料タンクをノックします
そして「世界共通」の口元に指を当てて 「シーーーッ」
それだけでマークは 回れ右で家に入って行きます
「何の意味だろう? タンクをノックするといいのか?」
15歳のバカボン何度もタンクをノックしてからキックペダルを
踏み込みますが エンジンはかかりません
部屋に戻ってから ゆっくり冷静に考えてみます
すると ある疑問が出てきました
プラグを磨いた時も 燃料ホースを掃除した時も ・・・
指が白くならなかったよな?
ちょっと待てよ ・・・ そうか!わかった
だから マークはタンクをノックして教えてくれたんだ
明日 起きるのが楽しみでした
午後になるとロバートは「ボランティア活動」に
ママさんと出かけたので
「作業開始!」
バイクの燃料タンクは揺らすとチャポチャポと音がするので
燃料が入ってると思い込んでました
タンクのキャップを開けて 中の匂いを嗅ぐと
「やっぱりだ これガソリンじゃないただの水だ!」
そこでタンクを外して中身を全部抜きタンクを開けたまま
お日様でかわかしている間に また再度プラグやホースを
キレイにします 「準備完了」ですが ・・・
「ガソリンって ・・・ 何処にある?」
タンクを取り付けながら出てきた疑問ですが
きっと地下の部屋を探せば あるだろう?
そこで「家宅捜索」です
マークの部屋とつながってる半地下の部屋には
作業で使う道具やオイルなんかがたくさんあるので
探せば出てくると思い探していると ・・・
4リッターのオイル缶にマジックで書かれた 「GAS」の文字
開けて匂いを嗅ぐと ・・・ オイルとガソリンが混じった
混合燃料? おそらく芝刈り機かチェンソーの燃料でしょうか
これなら使えるかも!
タンクに全て入れて キックペダルを踏み込むと
まだかからないが 水の時とは明らかに違う音がする
10回位やったが やっぱりかからない ・・・
「キックが弱いのかな?」
そこで 立ち上がった状態からペダルを一気に踏みこむと
エンジンがかかり マフラーからは白い煙が出ました
イヤッホー!
そこから1時間はずっとバイクで牧場の中を
「乗り放題」 途中3~4回 転びましたが
何にも気にならない
小高い丘の上まで一気に行くときなんか
ブラマヨじゃありませんが
ヒーハー! って叫んでましたね
しかし バイクが動いたのは「内緒」なんで
燃料も大事に使わなきゃいけないし
納屋の横に戻しておきました
その日は嬉しくて おそらくずーっと口が半開きだったでしょう
これから起きる「大爆笑事件」なんて
予想もしてませんでしたからね
翌日 午後に電話が鳴ってます でも わからないから
取らないでいると「留守録」の音声が聞こえてきました
「あっ ゴードンさんからだ」
受話器を取ると 何だかよくわからないけど
「今すぐ 来て欲しい?」みたいなカンジだったので
「OK!」
自転車じゃ時間がかかるから バイクで行っちゃえ!
エンジンはすぐにかかり 牧場を横断してゴードンさんの家に行くと
干し草を保管しておく納屋の一部が壊れていました
積み上げていた干し草が崩れたんです
それを元通りにして 終わったのでバイクで戻ろうとすると
ゴードンさんが
「こっちから 行くと近道だよ」 (おそらくですが)って言うので
家の裏手から上がって行くと 確かに近道っぽい?んですが
「この ・・・ 下りは危険じゃない?」
バイクを停めて 下を見るとゴードンさんがしきりに
「No!」 と叫んでます ???
道が違うんだなと思い 家の所まで一気に下った時でした
ゴードンさんの所で停まろうとリヤブレーキを右足で踏んだ瞬間
パツン! とブレーキワイヤーが切れた感覚です
慌てて下りでもしょうがないからフロントブレーキを
思いっきり握ると ・・・
パツン! 前後両方のブレーキのワイヤーが切れました
長年放置されていたので ワイヤーが錆びていたんでしょう
当然ながら 「ノーブレーキ」でゴードンさんの横を通り過ぎ
芝生を横切ると その一段下にはプールがあります
ゴードンさんの家のプールはこんなカンジの形でした
プールに行くには ちゃんと階段があるんですが
今 私がノーブレーキで横切っている芝生の所には
階段はありません ・・・
そこから先は 皆様の想像通り
「やっべーーーぇ! 止まれーーー!」
とハンドルをこじって横向きにはなりましたが
いかんせん 距離が足りませんでした
バイクはキレイに横向きのまま ジャンプ!
ここから 「一芸」でもあれば よかったんですけどね~
例えば 着ているモノを脱いで 飛び込みのような
演技をしながらとか ・・・
後方抱え込み一回半ひねりが出来たら 良かったのにな~
当然ながら 出来るわけありませんので
私はバイクと共に コードンさんの家のプールに
バッシャーーーン! ブクブクブク ・・・・・
水中から顔を出すと ・・・
ゴードンさんが 「Are you OK?(大丈夫か?)」って言うので
「OK ・・・ sorry ごめんなさい ・・・ 」
ゴードンさんはタオルを差し出してくれて頭を拭いてたら
「明日はコイツだ!」 とプール掃除のデッキブラシを左手に持ってました
明日のプール掃除が決定しました
次回 第十一章 「初めて お腹いっぱい!」 です
それでは また m(_ _ )m 雅(MIYABI)でした