こんばんは 雅(MIYABI)です (o^-')b
「15歳 アメリカで過ごした夏」は私がアメリカで
ホームステイして過ごした夏を書いているものであり
小説やフィクションではありません
文中 未成年でありながら「喫煙」「飲酒」などの
表記が記されておりますが
「子供達は絶対にマネしないように!」
私が過ごしたコネチカット州はここです
( クリックして ↓ 拡大するとわかります )
第八章 「娯楽が無い ・・・ 」 はコチラから ↓ ジャンプ出来ます
http://ameblo.jp/mina3457oj/entry-11175037558.html
第九章 「スタンドバイミー 事件その1」
アメリカに来て10日くらいが経った頃から
午後になると ロバートがママの運転で出かけるのだ?
しかもずっと ・・・ (10日間続いた)
「何処にいってるんだ アイツ?」
そんな1人の時間が続いた3日目?だったかな
納屋から見つけた スケボー
いつもは 家の敷地内の舗装道路の部分で遊んでいたが
もっと 長い距離を乗ってみたい
道路には出ちゃダメと言われてるが ・・・
帰って来るのは いつも夕食の前だから1時間ぐらいなら
大丈夫だよな?
そうなると 視線は表通りの道路だ!
スケボーをキックしながら 家と道路の「境界線」に立つと
メチャクチャ ドキドキしたが道路に出て
緩い下り坂をスタートした
田舎の山道 歩道なんかあるわけない
ただただ ずっと続く道を一気にボードで下って行く
メチャクチャ気持ちイイーーー
転ばないように慎重に だけど気持ちだけは
テンション上がりっぱなしで乗っていた
途中から少し余裕が出てきて 傾斜のゆるい所では
左右にボードをスラロームのように乗っていると
目の前から車! えっ なんで?こっちの車線なの?
そうだーアメリカは逆だよ ということで反対車線に移って
車とすれ違った瞬間
何だかわかんないけど アメリカだ!って言ってました
楽しくて楽しくて 途中何度も転びながらでも
街みたいな所に出ました
初めて見る街並み しかし ・・・?
全部英語だから ナニ屋さんがあるのかさっぱりわからない?
喉が渇いたから 飲み物を買おうとキョロキョロ
すると 発見!バドワイザー・ビールの文字
それでいいや! お店に入ると すぐに店員さん?に
「ハロー」と言われ 私も「ハロー」
そして バドワイザーを1缶取って支払いを済ませようとすると
レジの後ろには タバコがずらーーーっと並んでる
ラッキーーー来て良かったー!
そこでタバコも一緒に購入して外のベンチみたいな所で
久しぶりに 一服
気持ちイイーーーんだけど それよりビックリしたのが
タバコの値段! 日本の半額ですよ
当時ラーク1箱 280円だったんですけど
当時1ドル 200円のレートで 75セント = 150円?
何で日本に来ると倍なのかな???
不思議でしょうがなかったんですが
この街の先には何があるんだろう ただただ「興味」のカタマリが
騒ぎ出し 再び出発!
途中 道路には道案内の看板がありますが
さっぱり ワカリマセーーーン?
この道順をちゃんと覚えていなかったため しばらくして戻るんですが
さっきのビールとタバコを買った通りに戻れません ・・・
全部同じにしか ・・・ 見えない しかも通りにあった
時計を見ると! ヤバイ もう2時間経ってる
「帰らなきゃ マズイ! しかし ・・・ 迷子?」
そこから さっきは右で違うから 今度は左?
そんなこんなしている間に ホストファミリーの家では
私がいない!大捜索状態だが見つからない
そこで地元の保安官に「捜索願い」が出されていたのだ
しかし そんな事を私は知るよしも無いまま道路をキックしていると
パトカーとすれ違った
数分後後方から サイレンを一瞬鳴らしながら
何かマイクで喋ってる
通りを歩いている人達が皆 私の方を見てる ・・・?
もしかして ・・・ 俺? えっ何で?
そして 聞こえないわからいフリをしているとパトカーが横から
自分の前に来て 停まるとテンガロンハットの2人が降りてきた
ヤバイ!ビールとタバコ通報されたんだ!
15歳のバカボンは勝手なカン違いから ・・・
「捕まってたまるかよ」 一気に建物の間に走りこみ
建物の裏の土手?みたいな下りをスケボーでビューーー
しかし 相手は地元警察 こっちは ・・・ 迷子?
勝ち目は無いに等しいが まずは逃げる
相手はパトカーだから 道路じゃない所なら勝ち目ある?
そんな事を考えてると 目の前には森もあり 道路は無い
山に続く絶好のロケーション
ここに逃げ込めば イケるかも?
そんな時だった ・・・
ゴッツイ フォードのブロンコ?だと思われる
デカイ車がサイレンを鳴らし 回転灯を回して向かってくるのが見えた
15歳のバカボンには「戦車」に見えたぐらいデカい車だった
「こりゃ ・・・ ダメだ ・・・ 」
走るのをヤメて ナゼか両手を上げてその場に立ちつくした
頭の中は 「バカボン アメリカで補導 強制送還」という
見出しが頭の中をグルグル回っているところに
4人の捜査官が降りて近づいてきた
すると いきなり私の名前を呼んでる?
ナンで名前知ってる? そうかアメリカにはFBI とかCIAがあるから
すぐにバレてるんだ ・・・ アメリカ恐るべし ・・・
すると手を引かれ パトカーへ
あーーー言葉が通じないから 警察署に移動して
通訳をつけて「尋問」されるんだ ヤバイなんてもんじゃないよーーー
そして 警察署?につくと そこにはロバートとママが待っていた
??? ナンでここがわかったの ???
ママはデカイ巨体で私を抱きしめて一生懸命何かを伝えようとしてた
言葉や意味はわからないが 気持ちは伝わったから
「ソーリー ごめんなさい」
そして家に戻ると パパさんから「スケボー没収」?というカンジの
禁止令が出た そして そこでロバートがナゼ午後になると
出かけるのかがわかった ロバートは友達と「大麻」を吸って
保安官に友人と共に補導されて 10日間のボランティア活動を
していたのだ それでパパさんが言うには
「明日から ゴードンさんの農場を5日間手伝って来なさい
もちろん ウチの仕事が終わってからだ いいな!」
「OK」
さすがに今日は反省したが ゴードンさんの家って何処にあるのかな?
パパさんは 「over there 向こうだから」 と指さしてましたが ・・・
次の日 午後からゴードンさんの家に行くのだが
ここの牧場を通り抜けて あの3本の木まで行けば見えるから?
そんな説明だけで 与えられた自転車に乗り30分かけて3本の木まで来ると
そこには 大きな牧場が向こうに見えていた
ゴードンさん夫婦は高齢で息子さんは車椅子に乗っていた
(お孫さんかな? まあ どっちでもいいんですが)
この5日間 干し草が大量に入ってくるから それをこの広い牧場で
作業を手伝うのだが 干し草って見たことありますよね?
こんなヤツ! これがでっかいトラックからゴロゴロ転がりながら
荷降ろしされるんですが勢いよくて危ないんですよ
地面も平じゃないから 急に曲がってきたりして
昨日の「罰」でしょうか 1日に2度も干し草ロールにひかれました
今思えば いい「思い出」ですね
次回 第十章 「やっと動いたバイク ・・・またもや事件!」
それでは また m(_ _ )m 雅(MIYABI) でした