「15歳 アメリカで過ごした夏」 これは私自身の話であり
フィクションや小説ではありません 文中未成年でありながら
喫煙・飲酒 その他様々な事柄が表記されておりますが
「子供達は絶対マネしないように!」 記しておきます!
第四章 「アメリカ初上陸」
「日付変更線」を越えてまた一眠りしていると ・・・
またこの男が私を起こした
「アニキ! アニキ!大変だよ起きて」
「う~ん ナンだよ 今度はUFOでも飛んでるのか? ・・・ 」
「違うよ ほら見て見て!」
トシに引っ張られるまま機内の通路に顔を出すと ・・・?
エーーー何してるんですかー?
寝起きの私にはさっぱりチンプンカンプン???
確かに搭乗した時 後ろの席の方達は男性はヒゲ女性は
ショールを巻いていましたので アラブ系の方かな?とは
思っていましたが えーーーここでも それはやはりやるの?
そうなんです「礼拝」なんですよ それが飛行機の機内の通路で
皆さん裸足でこの姿勢で20人位が通路を埋めつくしているんです
初めて見た「世界のカルチャー」 かなりの衝撃でした
しかし スチュワーデスさんは 「いつものこと!」なんでしょうね
普通にしてましたよ
そして遂にアメリカ本土に到着 場所はシアトル空港です
ここでは「入国」の手続きとニューヨークまでの乗り換えが目的なので
空港の中を移動しただけで あんまり ・・・ 「アメリカにキターーー!」
そんな実感はありませんでした
でも空港の中で見る外国人は デカイ!それから体格がいい(デブっちょ)
この時 バカボンな15歳は オリンピックや世界選手権で見る
外国人だけじゃなく 外国人は皆デカイ!という誤った認識をインプット
してしまうのですが 当時の私は身長 163cm 体重50kg という
体型でしたので まあ~ほとんどがデカく見えたんでしょうね
2時間遅れで一路ニューヨークへ やっと目的の東海岸に到着
ニューヨークはJFK空港です 行き帰りで2度この空港に立ち寄るんですが
2度とも陽が落ちてからだったので外の景色は全く見てません
でも 初めて降りたケネディ空港は 「アメリカだ!」って気がしました
アメリカの星条旗がバーーーンで 当時日本では考えられない企業の
広告看板 近くに行くとその企業のCMの音声が音楽と共に流れていて
シアトルとは全然違う空港でした 空港だけなのに街や国の活気が
満ち溢れているんです その時印象的だったのが
黒人の多くの方が SONYのウオークマンを聴きながら歩いていました
音楽のリズムに合わせながら 歩く姿はちょっとオカシかったんです
そんな黒人の方とすれちがいざまにぶつかって私が転んだ時
(相手は ・・・ 185cmはありましたね)
「sorry 」 アメリカ本土で初めて英語で話しかけられたのが sorryでした
最初は転んでビックリしたんですが デカイ黒人が手を差し出して
手を引っ張って起こしてくれて 何度も「sorry Are you OK?」
なんか笑えちゃいました 「今 俺外人と話してる ププッ」
だから自然と 「OK OK 大丈夫」って言いました
ここからローカル線に乗り換え(といっても飛行機ですよ)
マサチューセッツに移動しましたが
正直 時計はほとんど見ませんでした
ナゼなら 乗るときが夜 降りてもすぐ夜
昼間をあまりにも見てないので 時計を見ると混乱しそうで
頭で考えてる人はほとんどが時差ボケにこの時点で
なってましたね
次回 「第五章 サムライ・ボーイ」 です
それでは また m(_ _ )m 雅(MIYABI) でした