東日本大震災 被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます






風雅ー風の吹くまま 気の向くまま


南三陸町で学校が流された周辺のがれきを見つめる参加者




被災地を見て「何かが・・・変わる」

親子バスツアー!



 この夏休み、東日本大震災の被災地で、他県から訪れた小中高生の姿が見られる。被災地やその映像を子どもに見せることには「ショックが大きい」と心配する意見もある。津波に破壊された街を実際に見た子どもたちは、何を思ったのか。ある被災地ツアーに同行した。


 埼玉県のNPO「地球元気村」は、被災地を巡って復興を考える3日間の親子向けバスツアー「がれきの学校」を7月から始めた。その初回には東京、埼玉、山梨の子ども10人と、その親ら8人が参加した。

 「んー。僕はあまり乗り気じゃなかった」。午前7時、宮城県石巻市の集会所に降り立った阿部裕貴君(13)は淡々と話した。「被災地の様子はテレビで見て知ってるからいいよって。でも親に『行ったら何か変わるよ』って言われて。何となく来てみた」。東京・新宿から夜行バスに一晩揺られ、眠そうな顔だ。

 でも被災した集落に移動すると、自ら父親に尋ね始めた。「海の中のがれきってどうするのかな」「土砂崩れもあったのかな」。ささやくような小さな声。他の子も近くの大人に質問をし出した。みんな何かに気押されたように、ひそひそと細い声だった。


 「テレビで見てる時は何も疑問に思わなかった。実際に見たら、すごい実感がある」と阿部君は言う。例えば、津波がとても高かったことは知っていた。でも現場で「あの杉の枝まで水がきた」と言われて見上げてみて、初めてその怖さが分かった気がした。


 子どもの顔が特にこわばったのは、被災した学校を見た時だった。子どもにとって身近な場所だ。同県南三陸町の戸倉小学校は、何もなくなった広い平地に3階建ての校舎がぽつんとある。隣には、鉄骨数十本の骨組みだけが残る建物。「あれ、何?」と声が上がる。それは体育館だった。

 「やばいな」。武田颯太君(12)は、うつむき気味につぶやいた。「体育館があんなになるのかって。なんつうのか。なんだろう」。もどかしそうに言葉を探す。「なんか、残酷だ」


 子どもに被災地を見せるべきか、議論はわかれる。福岡県立修猷館(しゅうゆうかん)高校は来年1月の2年生の修学旅行先を長野県から宮城県に変え、震災を学ぶ内容を盛り込んだ。保護者からは支持する声の一方、「被災地は見せ物ではない」「余震が心配」と反対意見も出た。


 「がれきの学校」を企画した地球元気村の代表で冒険家の風間深志(しんじ)さん(60)は「ためらう大人の気持ちもわかる」と話す。しかし震災直後から被災地でボランティア活動を続けてきて、「将来を担う世代にこの場所を見て、考えてほしい」という思いがある。今後も月1回のペースでツアーを続ける予定だ。

 旅の終盤、阿部君が壊れた街の道端に座り込んでいた。「東京に帰って僕たちが何をすればいいか、全くわかんない」。自分一人で何かできるわけじゃない。このがれきはどうすればいい? 復興と言うけど、また震災が起きたら? 何度も「わかんない」と首を振る。「震災って誰も悪くない。きっと、そこが一番難しい」。ため息をついた。

 被災地って、子どもに見せない方がいい? 阿部君に尋ねてみた。彼はしばらく考え、「いや」と言った。「テレビで見たとか言ってたけど、何も分かってなかった。自分は来てみて感じることがあった。だから、それはないです」




このバスツアーに関して 様々な意見があると思います 当然ながら「賛否両論」の意見が


私個人としては 「賛成」ですね 現地を見て 「何かを 感じて」欲しいし


テレビの情報だけじゃない 「真実」も見てもらいたいし


現地を見ることによって 「命」の大切さ を知って欲しいからです



朝起こされて 当然のように朝ご飯が出てきて 食べたり食べなかったり


何かの待ち時間 当たり前のように携帯を取り出しゲームやメール


意味も無く 点けっぱなしのテレビやパソコン


ここには全てが無いんです 人の力が集まって一から始めなければいけないんです


だからこそ 現地に行って 「何かを」 感じて欲しいと思います







頑張れること一緒に探します

共に乗り越えよう 東北・東日本





それでは  また  m(_ _ )m