おはようございます
昨日 マスコミ・報道の被害者編を書いたら
反響(アクセス数ですけど)が大きいので驚きました
そして 帰宅するとテレビには
報道陣にもみくちゃにされながら移送される 市橋達也容疑者の映像が
今日書くつもりではなかったのですが
昨日の映像でふと思い出した事がありましたので 書きます
英国人女性 リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)殺害の容疑で
全国指名手配されていた 市橋達也(30歳)の逮捕と事件概要については
皆さんも 既にご存知かと思いますので省かせていただきます
私の気になったのは 市橋容疑者の逮捕と同時に自宅前で雨の中
会見を行った( 自分達の意思なんだろうか? )両親の映像です
おそらく 逮捕の連絡を受けて マスコミ各社が自宅に殺到し
取材の要請を電話・インターホン等で申し込まれ
深夜の住宅街にはマスコミ各社のライトがまぶしいほど照らされて
さながら 現場は殺人事件の現場検証のようであったに違いありません
その中 混乱を鎮めるために会見を行ったとしか思えないのです
市橋容疑者は事件当時 28歳と成人の男性でありました
未成年なら まだしも ナゼ?両親にまで会見を開かせるのか?
頭の中の記憶から 一つの事件を思い出しました
「広域重要 117号事件」
幼女連続誘拐殺人事件
宮崎 勤(平成20年6月28日 死刑執行)です
1988年4人の幼女を誘拐し殺害した事件です 事件内容の猟奇性からも
犯罪史上まれに見る事件でした
この時も マスコミは自宅に押しかけ 両親をカメラの前でインタビューし
警察が押収する前に強引に自宅内部の映像を流したのです
( 宮崎被告の自室にはおよそ6000本とも言われていたビデオテープ
が部屋のあちこちに積まれ マンガ本などが散乱していた )
逮捕後 両親は引越しを何度も繰り返しますが その度にマスコミが
行く先を探し取材を申し込むという事が繰り返され
1994年 事件から6年後の11月21日 父親が多摩川に投身自殺した
確かに親の教育・監督責任と言いますが
被告の家族や親戚への取材がどれだけ 「迷惑」な物なのか
マスコミは今一度考え直して欲しいです
宮崎被告の父親は 裁判所の判決ではなく
アナタ達の過剰報道に耐えられず 自ら命を絶ったのですから
本日はこれにてお開きとさせていただきます
それでは また