「リチャー」ってなに?


おはようございます



朝から謎解きのようで スイマセン m(_ _ )m



実は以前 ウイスキーの樽は何度も使用すると聞いた事が

ありましたが 「何度も 使って 大丈夫なのか?」という疑問が・・・



そこで 先日 ニッカウイスキー余市工場さんのホームページに

お邪魔して メールを送りましたところ


やっと 謎が解けました


そもそも ウイスキーの樽の内面というものは高音で熱して

焦がされていたんです (全く 知りませんでした)


この樽の内部を焦がすことを チャー(charring)と言い

数回使用した樽を再生・活性化するための熱処理を

リチャーと言うそうです


この作業が またダイナミックなんですよ

道路の舗装作業に使うバーナー(アスファルトを温めるヤツ)

あの炎で樽に火をつけます


最初は 青白い炎から始まり 段々と赤い炎に変わっていきます



風雅ー風の吹くまま 気の向くまま-091103_0928~01.JPG

   (樽の内部が燃えてる状態です)


処理の時間は 職人さんのカンだけです

ちなみに 木が燃えるとパチパチと音がしますが

この樽でも アルコールが燃やされて 木に熱が入り始めると

音が変わるそうです ( どんな音かは わかりません )

そして 消火する時は なんと! ひしゃく1杯の水を

樽の内部に勢いよく ピシャッとやると 消えるんです

まるで イリュージョンみたいなんです


なぜリチャーをするのか?

まだ疑問ですよね

実はこの作業によって樽材の内部にバニリンという甘い熟成香の

成分が生成されるんだそうです

みなさん ご存知の甘い香り バニラの成分なんです

その香りがウイスキーの香りに 影響を与えてるんだそうです


ちなみにバーボンウイスキーの樽の内部の焼き方は

ライト・ミディアム (ステーキか!) そして

アリゲーターという段階になるそうです

アリゲーターは文字通り ワニの模様のごとく焼かれているそうです



お酒は20歳から


飲んだら 乗るな 乗るなら 飲むな



お後がよろしいようで 

本日はこれにて お開きとさせていただきます



それでは また