⚠️地震・災害に関する記載があります。
⚠️苦手な方は閲覧をお控えください。
まだ猛暑日が続く地域もありますが、わが家の地域は朝晩は涼しく、日中は夏日くらいの気温になっています![]()
冷房も暖房もいらない、過ごしやすい季節![]()
これくらいの時期になると、より鮮明に思い出す...
6年前の「胆振東部地震」と北海道全域のブラックアウト![]()
地震当時、夫は出張で不在で、生後9ヶ月の息子と2人で就寝中だった![]()
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前日の夜中は台風が直撃して、家が揺れるほどの暴風![]()
飛来物で窓ガラスが割れるのでは?と心配になり、窓から離れたところに移動して寝たのを覚えている![]()
何があっても息子を守るのは私しかいないという不安とプレッシャー
(主人は出張でいないため)
すやすや眠る赤ちゃん息子を抱きしめながら、全く眠れなかった![]()
近隣の電柱が倒れたり、我が家も花壇の支柱が倒れたりして、日中は外の片付けに追われた。
息子をおんぶしながら片づけをしていると、隣の家のおばさんが「ひどい風だったね、こんなの初めて」と声をかけてくださり、私も
「今週は主人が出張でいなくて、心細かった」という話をした。
(↑これがブラックアウト時、大いに役立つ
)
もう、料理は手抜きしようと、日中にお惣菜やレトルト食品、ベビーフードを買い足して、残り少ないガソリンを給油した。
(↑これがブラックアウト時、大いに役立つ![]()
)
「今日はぐっすり眠るぞ~」と床につき、眠っていると、また家の揺れで目が覚めた![]()
「あれ?今日も暴風??」と思った矢先に大きな揺れ![]()
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大きな揺れのなかで緊急地震速報が鳴り始め、まったく身動きが取れなかった。
幸い建具のない和室で寝ていたので、家具が倒壊する心配はなかったけれど、あまりに激しい揺れ(震度6弱)に家が倒壊して下敷きになることを覚悟した。
眠る息子の上に覆いかぶさって、家が崩れないように祈ることしかできなかった。
幸い、家は崩れずに無事だったが、直後に停電。
母子で大きな余震におびえる中、隣のおばさんが「ご主人いないんだったら、うちにおいで」と声をかけに来てくれた![]()
息子とふたりで、前日に買い足したお惣菜やベビーフード、おむつをもって、隣のおうちで過ごさせてもらったことが、なんと心強かったことか![]()
わが家の地域は地震当日の午後に電気が復旧し、いつもと同じ生活ができるようになったけれど、しばらく地鳴り、余震におびえる生活で、夜寝るのが怖かった。
死を覚悟したあの日があるから
今日も家族で床につく幸せ、朝を迎える幸せ、家族みんなが無事に帰宅できた幸せ、子どもの成長を見られる幸せ、怒る相手がいる幸せ・・・・
当たり前の日常すべてが幸せ、特別だと思える![]()
あの日から、毎晩子どもたちに言っているセリフ
「今日も、そばにいてくれてありがとう。世界で一番大好きだよ。おやすみ。」
(地震の時生まれてなかった娘は「どういたしまして〜私もママ大好き、おやすみ
」と当たり前のように返事をしてくれます
)
災害なんてなければいいのにと思うけど、災害のおかげで気づけた幸せがある![]()
今日も、幸せないちにちになりますように![]()
