私の勤めていた石垣島のクリニックは、


リハビリがとても人気でしたが、


患者さんは、少しも良くなりませんでした。


正直私も、「えっいくらなんでも、こんなにどうしてあげることもできないの?いくら先生が学校卒業したてっていっても、できないにも程がある❗」


と思っていました。


先生も悩んでいたのか、


ある日、病院側が、九州の手技の達人の先生を呼んで下さって、


講習会を開いてくれることになりました。


この先生は、理学療法士を何やら取りまとめている凄い先生なのだそうです。


多分、大学かどっかの先生で、病院側としては、


理学療法士を、石垣島まで派遣して貰いたくて、


色んな意味での、ご招待だったのかもしれません。


何にも知らない私は、


とにかく凄い先生がくる❗と、とってもワクワクしていました。


とうとうその日がやってきました。


何やら偉そうな年輩の先生です。


患者さんを診ながら、先生に質問をしました。


その先生は、「横山式筋二点療法」というのをやっているそうです。


ポイントしか教えて頂けないのですが、


ちょっと教えてもらうと、


今まで揉んでも揉んでも硬かった筋肉が、


スッと解れました。


「あっ凄い❗」


えっ⁉️筋肉ってこんな簡単に解れるんだ⁉️


本当にビックリしました。


そして、又質問するのですけど、


どうやらこの先生も一度習っただけで、


横山式筋二点療法に関しては、初心者のようで、


教科書を見ながら教えてくれます。


そして、もったいぶって、ちょっとしか教えてくれないのです。


(今考えてみれば教えきれなかったのです)


私は不信感を持ってしまって、


その先生の持っている教科書を、チラッと見ました。


「横山式筋二点療法」とかいてあります。


横山桂子先生という方が、著者になっていました。


そこで、私は(よし、私はこの本を書いた本物の先生に習おう❗)と心に誓いました。


そうこうしているうちに1年がたち、


私もまだまだ若かったですので、


ひょんな事から、リハビリの先生とケンカをして、


クリニックをやめ、


友人を頼りに、大阪に引っ越すことになりました。





つづく




幸地みなこ

古都治療院

嵐山のラドン吸入

びわきゅう