肋骨を折って、仕事をやめ、


静養した私は、


回復したので、再び働くことにしました。


今度は京橋です。


京橋って所のことはしらなかったけど、


なかなか凄い所です。


そこでも、すぐに指名がついて、日々頑張っていました。


私の指名をしてくれていた方に、お寺の奥様がおられました。


どんなに整体をしてもびくともしない体です。


こんなに難しい方は、私の手には負えないなと思い、


私の師匠が大阪セミナーをしてくれた時に、


このお客様をみてもらいました。


すると、何と60越えている上品なお客さんが、


「うおーーーーー」と言いながら、


手も使わずに起き上がって、叫びまくりました。


私は目が点になって、


「なんと❗」


とぽーぜんとしてみるしかありませんでした。


師匠がなだめて、落ち着いたお客さんの髪は逆立っています。


これは、整体で治せるレベルのものではないからと、


対処の仕方を師匠が教えて終了しました。


私の整体でびくともしないはずです。


それから、何度か手に負えないお客さんを師匠の所につれていきましたが、


結果は似たようなものでした。


つまり、私が治せないものには、整体で治らない理由があるのです。


それが分かってからは、


師匠の所に連れていくことをやめて、


治らない人にはそれなりの理由があるんだ、と、


諦めきれるようになりました。


ちなみにお坊様の奥様、夜中に寝ていると、


誰かに腕を捕まれて、


その時に腕にしていた数珠が割れて、


その掴んだ手がいなくなったそうです。


そして、いくら探しても数珠の残骸が見当たらなかったという話をしてくれました。


世の中には色々あるもんだ、と思いました。


つづく



幸地美奈子

古都治療院