\フォロー嬉しいです/
\はじめから読む/
\ひとつ前の話を読む/
彼のスマホを握る手が
じっとり汗ばんで震えてる。。
とにかく、早く確認しないと。
解除された画面を見たら
トークの1番上に女性の名前。
見たことも
聞いたこともない名前だった。
もうわたしの直感が
「これだ。」って言ってる。。
その名前のトークを開けて
パッと目に入ったのは
メッセージの末尾に
いちいちついてる赤いハートマーク…
ちょこちょこした
絡みつくような会話と
今夜の「おやすみ」のやりとり。
遡ってスクロールしなくても
その1画面を見ただけで
相手がこの女の人であることは、明白だった。
覚悟してたつもりだったけど、、
石で頭を殴られたような衝撃…。
思わずスマホから目をそらして
よろよろ後退しながら部屋のドアに当たり
「マジか…ここまできてたか…。」
とか、独り言を言っていた気がする。
頭のどこかで、
普段のやりとりはほとんどない
淡白な関係を期待していたのかも。
自分の動揺が、ものすごいのがわかる。。
……あ。。
とにかく、画面を写真に撮って
遡ってこの女性の素性を確認しないと…。
と、少し我にかえったあたりで
ギシッ、ギシッ、、、
背中のドアの向こう、
リビングの方からこちらへ
気だるそうな足音が聴こえてきた。
…彼が起きたか。
解除のために2回も指を触ったし
2度目は焦って部屋を出てきちゃったしな…。
きっと、わたしが部屋を出て行ったのに
トイレに行く音もしないし
仕事部屋には自分のスマホがあるし、
不審に思って様子を見に来たんだろう。
指紋認証の2回目解除から
彼の足音がするまで
たぶんほんの数分の出来事…。
全然LINE画面を遡れなかったから
やりとりが分かりやす過ぎて
ある意味助かったな…。
相手の女の人が、明白な発言をしてたから。。
「どうかした?」
電気もつけずに
彼の仕事部屋にいるわたしをみて
彼は、眠そうに話しかけてきた。
途中で彼に気づかれた場合のこと
頭ではいろいろ考えていた気がするけど
LINE画面の衝撃に、
どうしたかったのか…思い出せない。
部屋に入ろうとする彼の胸に、
震える手で握りしめてたスマホを押し付けて
「だめだよ… これは、、だめだ…」
そう言葉にするのが、精一杯だった。。
証拠が暴かれた彼の反応は、、、!?
我慢の日々とは、もうさよなら!
\後悔しない選択をするための情報を発信/
気になることなど
メッセージお待ちしています♪





