最近ハマっている秋吉理香子さんの本 | minaのほっこり部屋 ( ๓´╰╯`๓)♥

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29歳長女27歳長男をもつ50歳。シンママ歴13年の後、7年間埼玉と新潟で遠距離恋愛のバツイチの彼と2019年再婚。夫が再婚と同時に小麦アレルギーを発症。新潟に2年間在住、コロナ禍に横浜に3年転勤し、4月から新潟に戻った夫と2人っきりのほっこりな日常を綴っています。

ゾクっとした本。


サイレンス 秋吉理香子著


新潟本土の港からフェリーで2時間

人口300人ほどの孤島

「雪之島(ゆきのしま)」が舞台となる。


この島には「しまたまさま」という

護り神がいると信じられている。


深雪はアイドルを夢みて島を離れたが

アイドルの夢は叶わず、東京の芸能事務所で

マネージャーをしている。

広告代理店勤務の俊亜貴(としあき)と6年

交際するも、結婚の話を全然しない。


深雪が俊亜貴を説得し、年末に2人で

雪之島に住む両親へ挨拶に行くことに。

だが、深雪の実家へ泊まった後、俊亜貴は

失踪してしまう…

というあらすじのミステリー。



島育ちと都会育ちの俊亜貴との格差や

俊亜貴の借金や隠し事があらわになり

揺れながらも信じたい気持ちの深雪。


居なくなった俊亜貴を探しに外に出るも

進めど進めど祠に阻まれる。

しまたまさまに護られているのか…

はたまた

しまたまさまに邪魔されているのか…


想像はついたけれど、深雪の最後の言動に

ゾクっとさせられた。


島独特の閉塞感。

島民の一体感。

深雪も結局は、雪之島の人間だった。


この本は寒い時期に読む方が

より楽しめるかも。