ドイツにもマクドナルド、バーガーキング、ケンタッキーフライドチキンとアメリカ系のファーストフードがありますが、ドイツに来てから知った、ヨーロッパのファーストフードがあります。
ご飯を作る時間や気力が無い時にたまにお世話になります。
ドネルケバブね!
と思った方、おしいです。私も同じものかと思っていましたが、こちらはギリシャ料理のギュロス。ギリシャってオリーブオイルや魚のイメージが勝手にありますが、こんな肉料理もあるんですね。お店では、尖った方が下になった円錐形の肉の塊があります。
以下Wikipediaより
・ドネルケバブ(döner kebap)
トルコ料理の中でももっともポピュラーな料理の一つ。香辛料やヨーグルト、マリネなどで下味を付けた肉を大まかにスライスして積み重ね、特別な垂直の串に刺し、あぶり焼きにしてから外側の焼き上がった褐色の層を大きなナイフで薄くそぎ落とした肉料理である。原型はマトンかラム肉のみを使うが、現在では子牛や牛肉、シチメンチョウや鶏肉などが使われている
・ギュロス(Gyros)
ギリシアの肉料理のひとつである。薄切り肉を棒に重ねて刺し、棒を回しながら横から火で炙り、焼けたところからそぎ落とした肉をギロス、ヒーロス、イーロス、ジャイロス(γύρος)と呼ぶ。ギロスはシャワルマやタコス・アル・パストルと同様に、羊肉料理のドネル・ケバブから派生した食べ物である。現代ギリシアでは、ギロスを豚のかた肉から作ることが多い。
オスマン帝国時代に各地方で似たような料理が伝播していったとか・・・
白いソースはマヨネーズではなく、ザジキと呼ばれるヨーグルトソース。あっさりしているので、このソースをつけて食べたら、味の濃いギュロスもどんどん食べられるので危険
調べたら、ザジキは、通常ヒツジまたはヤギの乳から作る水切りヨーグルトにキュウリ、ニンニク、塩、オリーブ・オイル、コショウ、ディルを加えて作るそうですが、ここのはそこまで癖がないので、通常のヨーグルトを使用しているのかもしれません。
サラダもあっさりとした味で、ギュロスとよい相性です。
マリネした肉なのでケバブもギュロスもそれほど違いを感じませんが、ギュロスの方が脂が多いかも。でも、それも、お店によって違うのではと想像しています。我が家は宗教で食べられない物も無く、どちらも美味しく頂いています。