昨日、ココナッツオイルを使った試食会を開催しました。

ゲストが7名ほどの会となり、皆さん、その美味しさに発見と感動があり、

開催側の私たちもとても楽しく嬉しいひと時でした。

 

講師の前川先生との出会いは一昨年。

友達が主催したココナッツオイルを使った試食会だった。

それはただの商品説明と販売されるだけの会ではなかった。

私たちが日頃食している食事、食品、油についての話。

私たちは、知らず知らず身体に悪い油を摂取し続けていたことにより、

それが身体に蓄積され、病気の原因にもなっていたこととを知った。

看護師を20年以上やってきたけれど、

知らないことを沢山聞いて、ショックだった。

これまで学んできた栄養学も古くて更新されていたことが衝撃だった。

そして更新されていることを知らない人も未だに沢山いる。

 

ココヤシは「神様からの贈り物」と聖書にも記され、古代より人々は神聖な植物として特に大事にしてきたのだという。

その汎用性の広さ、万能薬と言われるほどの効能にも驚かされる。

食すと美味しく、身体を健やかにする。

正倉院にも納められているほど、はるか昔から日本人とも縁がある植物だったのだと知った。

 

そして今回の試食会でも、前川先生のお話を聞き、食の大切さを考えさせられました。

 

亡くなった母は食材へのこだわりを持っていた。

お味噌も手作り、マヨネーズも手作り。

マヨネーズを作るときは、油とお酢を乳化させるため、

母が卵の黄身を泡立て器で泡立てているところに油とお酢を少しづつ流しいれるのが小学生の私のお手伝いでした。

 

こだわっていたとはいえ、どの油を使ったら良いのか、母は良くわかっていなかったのでしょう。私の家庭で使われていた油は市販のサラダオイルでした。

食材に気をつけている主婦でも無知で使ってしまう。それくらい、日本人の私たちは市販の油のことについて正しい情報を知らなかったといえる。

学校給食に採用されている栄養学が模範だと思ってしまうように。

 

生活科学研究会のココナッツオイルに出会って、

40年以上ぶりに手作りのマヨネーズを食べ、

食べて生かされていることの意味に思いを馳せて、食を楽しむことの素晴らしさに感動している。