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反抗期が酷くなったのは中学2年生頃から。

高校卒業するまで激しい反抗期が続いた。

「学校がつまらないのも、勉強ができないのもお母さんのせい」

そして「お父さんに言ってもわかってもらえない、お父さんもお母さんもおかしい」となり、

おばあちゃん、おじいちゃん、親戚のおばさんにも訴えた。

けれど、それは私にとっての淋しさの解決にはならなかった。

高校は寝てばかりいるから成績は振るわず、面白くないから学校を辞めたいと本気で思った。

 

一番苦しく辛く感じたのは、

母が実家にしょっちゅう帰ってしまうこと。

食事の準備はしてあるけど、家にいない。

一つ下の妹と夕食後に一日交代でお茶碗、皿洗いをする。

大家族だから喧嘩もするしテレビを見ている子、お風呂に入っている子ワイワイガヤガヤ。

父が帰って来る頃には母も帰って来る。

母には話しかけても話を聞いてもらっていると思えない。

そのうち、私と話をしたくないんだなと思った。

台所の掃除をしても「しないで」と言われる。

私の中に母に対する諦めたくないという気持ちと、

何度も気持ちを挫かれるうちに「何を言ってもダメ。私は嫌われているんだ」

という思いが事実のように膨らんできた。