見上げれば
夕空の碧に吸い込まれそうになる
茜から藍に移ろいゆく時間が
私の心を止めて さらってゆく

空っぽになった心に
ポツンと灯るモノは
一体なんだろう

温もりか 寂しさか
それとも
喜びか 哀しみか…

きっと全てが
ひとつになったモノじゃないだろうか
人の心が感じる全てが…


あぁ
夕空が サヨナラを告げてゆく
また キミに逢いたいと
告げるような色を最後まで残して

この想い 届くなら
アタシは他になにもいらない
この願い 叶うなら
アタシは他に望まない

そんな 熱い気持ち 抱いたこと
アタシにあっただろうか

考えてみるけど
そんな記憶 残ってなかったわ

もしひとつ
あると言えるなら
ただ必死に いなくなりたいと願ってた記憶だけ


けど
今 思う
その記憶も一緒で アタシなんだと
だから願う

どうか記憶よ
なくならないで と。



留めておきたくない気持ちを
手放すことができたなら
あたしの不透明なココロは
落ち着きを取り戻すかしら

力を抜く方法を忘れてしまったあたしの手は
いつもギュッと
何かを逃さぬように握りしめている
掌に爪が食い込んでしまうほどに

何もないはずなのに


きっとあたしは
ココロを 気持ちを
爆発しないようにと強く抑えて
それが普通になったのね

だから
手放す術を忘れてしまった
ほんとは簡単なはずなのに


大丈夫
心配なんてしないで
それでも人は 変わることができるから
昔 気づかなかったことに気づけたように
今までサヨナラを言ってきた
いらない気持ちがあったように

また動き出して
あたしのココロは不透明な森の茂みから
風の通り抜ける草原に辿り着く