東京都西東京市のひばりヶ丘にある「みむら矯正歯科」の院長 三村です。
以前のブログに書きましたように、AJODO(米国矯正歯科学会雑誌)の編集長から依頼を受けて、昔投稿した症例のその後を投稿することになりました。
「あの人は今?」的ではあるのですが、Case report of the year(年間最優秀症例報告賞)を受賞した症例の長期経過を追った論文を投稿しました。
移植した歯は顎骨の成長を補償するように動くので、生体に優しいという主張がメインです。
査読者の一人は非常に好意的でしたが、もう一人は批判的。
批判が的外れ!と感じた私は「チョ〜嫌な奴」でしょうか?(感じ方ですかね〜)
書き直しを命じられ、危なく通らないかと思ったりもしましたが、無事受理されました。
いろいろ思うところはありましたが、「セファロ(頭部エックス線規格写真)の重ね合わせは、ABO(アメリカ矯正歯科専門医)の審査では変化のない硬組織を基準として重ね合わせることになっているのに、おまえのものはなっていない!」などという指摘は、参考になりました
一人で臨床をしていて、外部から批判を受ける機会が少ないと、人の意見はとかく「うるさい!」と感じがちなのですが、このような機会があると、謙虚になります
大変いい勉強になりました。
これからも精進して、より良い治療を提供していきたいと思います