西東京市のひばりヶ丘にある「みむら矯正歯科」の院長の三村です。
最近、セカンドオピニオンを求めて、他の矯正歯科で治療中の患者さんが受診されることが非常に多くなりました。
先日も、出っ歯の治療を上顎をリンガル(歯の裏側にブラケットを貼って行う治療)、下顎を唇側から治療している患者さんが「みむら矯正歯科」を受診しました。
初診時の資料などを拝見したのですが、咬み合わせの深い出っ歯ですので下顎前歯が上顎前歯の裏側を咬み込むため、上顎の裏側に貼ったブラケットに下顎前歯が干渉します。
そのため、臼歯部に青いセメントを築盛して咬み合わせを浅くして、干渉を防いでいました。
臼歯を盛り足したので、下顎は後下方に逃げることになり、その位置で歯を並べています。
その結果、初診時でもオトガイが後退し、下顔面(鼻から下の部分)が長かったのに、さらにオトガイが後退して上顎前歯が後退したのに口唇閉鎖が行いにくくなっています。
また、下顎左側に埋服していた第一大臼歯をそのまま残して隣接歯の空隙閉鎖をしたため、臼歯の動きに左右差が出て、下顎が左側に下顎前歯1本分ずれてきています。
家族に「矯正してから顔が曲がった」と言われ、それが主訴です。
また臼歯部もあまり咬んでいません。
せっかく矯正治療をして、この結果じゃあ、たしかに他の歯科医師の意見を聞きたくなるでしょう
矯正治療は診断にミスがあると、良い結果が出ません。
またステップステップで反応を観ながら考える機会があるのですが、その作業も不十分なのではないかと思いました。
私なら顎外科手術を併用するかな?と思ったのですが、通院に2時間かかるということでしたので、近くの矯正歯科医を紹介しました。
その方もおっしゃっていたのですが、「良い矯正歯科医を選ぶのは難しい」ということです。
最低でも日本矯正歯科学会の認定医取得が条件、専門医を取得していることが望ましいと思います。
日本矯正歯科学会の専門医制度は試験がそこそこ難しいので、そこそこの力量がないと合格しません。
また資格の更新も行わないとならないため、必然的に自己研鑽を積むことになります。
地域によっては日本矯正歯科学会専門医がいないという地域もありますが、専門医がいる地域の方は専門医の診療室を受診することをお勧めします。
最近、セカンドオピニオンを求めて、他の矯正歯科で治療中の患者さんが受診されることが非常に多くなりました。
先日も、出っ歯の治療を上顎をリンガル(歯の裏側にブラケットを貼って行う治療)、下顎を唇側から治療している患者さんが「みむら矯正歯科」を受診しました。
初診時の資料などを拝見したのですが、咬み合わせの深い出っ歯ですので下顎前歯が上顎前歯の裏側を咬み込むため、上顎の裏側に貼ったブラケットに下顎前歯が干渉します。
そのため、臼歯部に青いセメントを築盛して咬み合わせを浅くして、干渉を防いでいました。
臼歯を盛り足したので、下顎は後下方に逃げることになり、その位置で歯を並べています。
その結果、初診時でもオトガイが後退し、下顔面(鼻から下の部分)が長かったのに、さらにオトガイが後退して上顎前歯が後退したのに口唇閉鎖が行いにくくなっています。
また、下顎左側に埋服していた第一大臼歯をそのまま残して隣接歯の空隙閉鎖をしたため、臼歯の動きに左右差が出て、下顎が左側に下顎前歯1本分ずれてきています。
家族に「矯正してから顔が曲がった」と言われ、それが主訴です。
また臼歯部もあまり咬んでいません。
せっかく矯正治療をして、この結果じゃあ、たしかに他の歯科医師の意見を聞きたくなるでしょう

矯正治療は診断にミスがあると、良い結果が出ません。
またステップステップで反応を観ながら考える機会があるのですが、その作業も不十分なのではないかと思いました。
私なら顎外科手術を併用するかな?と思ったのですが、通院に2時間かかるということでしたので、近くの矯正歯科医を紹介しました。
その方もおっしゃっていたのですが、「良い矯正歯科医を選ぶのは難しい」ということです。
最低でも日本矯正歯科学会の認定医取得が条件、専門医を取得していることが望ましいと思います。
日本矯正歯科学会の専門医制度は試験がそこそこ難しいので、そこそこの力量がないと合格しません。
また資格の更新も行わないとならないため、必然的に自己研鑽を積むことになります。
地域によっては日本矯正歯科学会専門医がいないという地域もありますが、専門医がいる地域の方は専門医の診療室を受診することをお勧めします。