東京都西東京市のひばりヶ丘にある「みむら矯正歯科」の院長の三村です。

今日は、検査の際に号泣して治療を中断した患者さんと、検査後の治療方針をお話しして抜歯について説明をして治療を事実上中断した患者さんがいて、少し凹んでいますしょぼん

矯正歯科治療をこれから始めようかと考えている方にお伝えしたいことは、「矯正歯科はmagicではない!」ということです。!!
矯正歯科治療は確かに劇的に歯並びや口元の感じを変え、人相までも変わります。
その上に、その後の歯科治療で苦労することも少なくなるなんて、魔法のように思うかもしれませんが、基本的には物理と生物学を駆使した治療なのです。
「歯を抜かない矯正治療」というキャッチが通用する国は日本だけだとおもいますショック!

歯槽骨といわれる歯が並んでいる馬蹄形の部分の大きさに対して、並べなくてはならない歯の大きさが大きい場合や、骨格的に上顎が前にある出っ歯の方は上顎前歯をスペースを作って可能な限り後退させることで出っ歯を治しますので、小臼歯(犬歯の後方の歯)を抜かなくてはならないケースが多々あります。
「先生は力量が無いから歯を抜いて治療をするんじゃないですか?」と言われると本当に凹みます。ガーン
矯正歯科医にとっては、昔から歯を抜いて治療をする方が難しいのです。
体育会系の6人は普通の6人掛けのシートに全員座ることはできないのですダウン

また矯正歯科治療は、口の中の状態を著しく変化させますので、初診時の資料(口の中の写真から歯型、X線写真等々)はきっちり採ることが必須です。
日本矯正歯科学会の専門医審査や、各国のboard system(専門医制度)の症例を数多く見てきましたが、初診時の資料がきっちり採れていない方で、治療が上手な方は一人もいないと宣言できます。

みむら矯正歯科では治療前から患者さんに負担をかけていますが、それはこれからその患者さんを「Guts!」(私を導いた出口先生はこの言葉が好きでしたが、英語で言うならgutsyですね)をもって治療するということを宣言しているからに他なりません。
みむら矯正歯科みむら矯正歯科に通院している患者さんには申し訳ありませんが、私ができる最高の治療を施術するために、ご理解をいただけると幸いですm(_ _ )m