「社長、、支払ったといっても会計上では、、」 | mimurakaikeiのブログ

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 こんにちは。三村会計 北村です。今日は、お客様からよく質問される、利益とお金の関係について書いてみたいと思います。


 企業経営をしていれば、黒字経営でしっかり利益が出る様になりたいと願うのが普通だと思います。また、資金繰りに苦労しない、余裕のある財務体質を目指すのが通常です。しかし、両方の目標をクリアできない場合は多々あります。

 利益が出ないのであれば、売上を増やすか費用を減らすことが必要なのははっきりしており、そのために、新しい市場を開拓する、無駄を省くなど、いろいろ考えることがあります。 

 一方、利益が出てるのに、資金繰りに余裕がない場合、、どうしてなのか、と悩む経営者の方も多いのではないでしょうか?


 利益イコール資金とならないいくつかの要因を、あげてみますと、


 ○在庫の増加

  在庫が増えればその仕入資金が出ていきますが、利益の計算上は、まだ費用となっていません!


 ○売掛金の増加

   売上に計上されていますが、まだ入金になっていません!


 ○借入金の返済

  利息の支払いは費用となりますが、元本返済は費用となりません。資金流出のみが発生します!


 ○資産の購入

  車や機械といった高額品は、購入時に支払った対価が費用となるわけではなく、数年にわたって段階  的に費用化します(減価償却)。ですから、手元資金で購入すれば、資金が出ていく一方で、費用となるのはその一部となり、差異が生じます!


 

 通常売上が現金として入金されるより前に、仕入や人件費などの支払いが先行するため、特に規模が拡大していく時期は資金不足になりやすいと言えます。


弊社では、よく起業したてのクライアント様にこの点に気を付けるようアドバイスしております。


 資金計画をしっかりとたてることがとても重要です。


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