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21世紀のケインジアンのブログ

金融・経済と時事問題を取り上げています。いろいろなコメントやメッセージをお待ちしております。

 

森友学園問題報道で独走する日刊ゲンダイの記事だ。私も午前中の部は観ていたが安倍首相の昭恵夫人がキーパーソンで単に名誉校長の名前を貸していただけの関係でないことが良く分かった。昭恵夫人の国会招致が絶対に必要だ。

 

「『安倍晋三からです』と封筒に入った100万円を下さった」「政治家の関与はその都度あった」――。日本中が固唾をのんで見守った、23日の森友学園・籠池泰典理事長に対する証人喚問。理事長は冒頭から、日付や実名を次々ブチ上げ、爆弾を炸裂させた。安倍首相夫妻とのズブズブの関係も、ハッキリ明言した。もはや安倍首相は逃げられない。政権は大激震だ。

■“口封じメール”も発覚

 籠池理事長は午前9時10分に国会に到着した。黒のスーツに渋めのゴールドのネクタイ姿。比較的、落ち着いた様子だった。

 証人喚問は参院の予算委員会で午前10時からスタート。山本一太委員長から「籠池康博君、ご本人ですか」と戸籍名で呼びかけられると、理事長は「はい、そうでございます」と答えた。これまで記者会見などで聞いた声のトーンと変わらず、緊張した様子はほとんどない。宣誓書への署名を求められると、手元を震わせることなく、淡々と署名した。喚問では、質疑応答の前に最初の10分間、籠池理事長の発言が許された。理事長は水を飲んでから立ち上がり、そこからは、“籠池砲”を連発。特に、安倍昭恵夫人との親密な関係や、いかに安倍首相夫妻が森友学園が新設しようとした小学校に共鳴していたかを強調した。

「真に日本国のためになる子供を育てたいという教育者としての思いから、今年4月に『瑞穂の國小學院』を開校できるよう頑張ってきました。教育者としての私の思いについて、安倍首相や昭恵夫人、大阪府議など多くの関係者にご理解をいただいたことは今でも感謝している。結果として、手続き上の問題や幼児教育の現場の行き過ぎなどがあったことは反省している。弁護士の指示で申請を取り下げたが、応援してくれていた方が手のひらを返すように離れていくのを目の当たりにして、どうしてこうなってしまったのかという思いもあります」

「(小学校は)松下村塾が念頭にあった。長州出身で私の理念に共感していただいている安倍首相に敬意を表し、『安倍晋三記念小学校』とするつもりで昭恵氏に相談し、ご理解いただいたと思っていた」「昭恵氏は3回、講演・視察に来た。名誉校長に就任していただいたのは、平成27(2015)年9月5日の講演の時のこと。昭恵氏は控室だった園長室でお付きの方に席を外すように言った後、『どうぞ安倍晋三からです』と封筒に入った100万円を下さった。私たちにとっては名誉なことなので、鮮明に覚えております」


「府議会議長だった故・畠成章氏は、森友学園の幹事も務め、松井府知事の父親とのお付き合いもあったので、知事や府に力添えいただけるようお願いした。小学校設置の認可申請では『特別な取り計らい』を頂いたと感謝している」

 国有地の格安払い下げという土地取引についても、昭恵夫人の“口利き”と財務省の“忖度”をにおわせた。

 
10年の定期借地から長期使用への変更を希望し、2015年10月、昭恵夫人の携帯電話に留守電メッセージを残したところ、昭恵夫人付の秘書役、谷査恵子氏から連絡があったという。「谷氏からは『なかなか難しい』と言われたが、同年11月17日、谷氏からファクスが来て『昭恵夫人に報告はしております』とありました。(その後)財務省の中でどのようなことがあったのか詳しくわからない。昭恵氏、谷氏、財務省関係者に詳しく聞いて欲しい」

 昭恵氏の国会招致を要求した形だ。

 生活ゴミ撤去で8億円ものディスカウントがあったことについては、「想定外の大幅な値下げにちょっとびっくりした」と答え、当時の近畿財務局や財務省の迫田理財局長、森友の顧問弁護士だった酒井康生氏に聞いて欲しいと、こちらについても国会招致を求めた。

「財務省から10日間、身を隠してほしい」と言われたという一件については、「(佐川理財局長の)部下の島田氏に10日間隠れていて」と言われたと改めて明言した。

 発言の最後はやはり、昭恵夫人についての言及に戻った。あれほど自分たちの教育に理解を示し、協力をしてくれ、親しくしてくれたのに……、という悔しさと恨み骨髄なのだろう。森友問題がはじけて以降、昭恵氏が籠池夫人へのメールで、「主人も大変なことに巻き込まれていることもご理解を」「私が関わったということは、裏で何かがあると疑われないように」と“口止め”ともとれるメールが来たことも明らかにした。「(昭恵氏は)あんなに私たちの学校の開校を楽しみにしていたのに、どうしてなのか割り切れない思い。トカゲの尻尾切りで私だけに罪をかぶせるのではなく、その他の関係者も呼んで、真相を究明して欲しい」

 最後はこう締めくくった。

 

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/202057/5

 

 森友学園報道で独走する日刊ゲンダイが籠池泰典理事長に対する証人喚問についての見通しを書いている。さあ、どうなるか!籠池理事長による「独演暴露答弁」を期待したいところだ。

 

いよいよ“安倍疑獄事件”の本格的な幕開けとなるのか。

 23日、衆参両院の予算委で行われる大阪市の学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長に対する証人喚問。入り口こそ、安倍首相が森友に寄付したという100万円の「真偽」だが、もちろん本スジはそこじゃない。豊中市の国有地の払い下げに関与した財務・国交官僚は誰か。鴻池祥肇元防災担当相以外で現ナマ政界工作を仕掛けた政治家は誰なのか――という疑惑の解明だ。今の籠池理事長は「手負いの獅子」と同じ。どんな隠し玉が飛び出すか分からない。

 森友は既に財務省に問題の国有地返還を求められている上、石井啓一国交相も21日の会見で、支払い済みの補助金約5650万円の返還を求める通知を送付したことを明かした。両省は今まで散々、国有地売買や補助金支出について「適法、適正」と説明してきたクセに、籠池理事長が歯向かう姿勢を示した途端、手のひら返しである。
もはや小学校の開校は絶望的となった森友が今後、資金難に追い込まれるのも時間の問題だ。崖っぷちに立たされた籠池理事長の口から爆弾証言が出る可能性は十分ある。「籠池理事長は、元検事や弁護士の協力を得ながら、証人喚問のための綿密な想定問答を考えているようです。安倍首相からの手紙、昭恵氏とのメールのやりとりに加え、現職閣僚の実名や学校設置認可を“仲介”した役人らの名前を挙げるのではないか、といわれている。とりわけ、籠池理事長は『心と心が一緒』と語るほど心酔し、幼稚園の運動会で児童に『がんばれ』と宣誓までさせた安倍首相が自分を批判し、バッサリ切り捨てたことに相当怒っています」(国会野党担当記者)

 まさに可愛さ余って憎さ百倍。「日本国のために、あのヘタレ総理は絶対潰さなあかん」と息巻く籠池理事長の姿が浮かぶようだ。大体、「100万円の寄付」の件だって、当初は安倍政権への影響をおもんぱかって表沙汰にしていなかった。ところが安倍首相や霞が関官僚らが、自分一人にすべての罪をかぶせてトンズラしようとしている姿に憤慨して“ブツ”を出してきたのである。
そんな籠池理事長が自信マンマンで証人喚問に応じる以上、手ぶらで出席するはずがないだろう。対する自民党側の委員は「籠池証言は嘘」と国民に印象付けるだけの答弁を引き出す力量が求められるが、職業検察官でも至難の業だ。何せ衆参合わせて4時間しかないのだ。この問題を最初に追及した豊中市議の木村真氏はこう言う。

「籠池氏の証人喚問で何が飛び出すのか分かりませんが、本来、最初に喚問するべきは、当時の迫田英典理財局長(現国税庁長官)と武内良樹近畿財務局長(現国際局長)でしょう。国家公務員なのだから業務命令で国会に呼べばいいだけです。そして何より、安倍昭恵氏の喚問が必要でしょう。籠池氏一人を喚問して幕引きは許されません

 籠池理事長による「独演暴露答弁」みたいな展開になったらテンヤワンヤになるのは与党だ。

 

 

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201940/1

 

森友学園問題の報道で独走する日刊ゲンダイの特集である。

 

「窮鼠猫を噛む」という言葉がピッタリだ。大阪市の学校法人「森友学園」をめぐる国有地の激安払い下げ問題。衆参両院の予算委は17日、法人の籠池泰典理事長の証人喚問を23日に行うことを全会一致で決定した。与党側は、安倍首相の妻の昭恵氏が2015年9月5日に塚本幼稚園で講演した際、「安倍晋三から」と言って「100万円を寄付した」という籠池証言に焦点を絞り、偽証罪の告発を検討しているらしい。だが、証人喚問で追い詰められるのは籠池じゃない。安倍政権の方だ。

「領収書などの記録もなく、夫人個人としても寄付を行っていない」

 菅官房長官はきのうの会見で、100万円の寄付を完全否定。講演に同行した政府職員とやらも「寄付を渡すという状況にはなかった」と“火消し”に躍起だが、すでに新たな証拠は次々と出てきている。

 籠池氏にインタビューした「日本会議の研究」の著者・菅野完氏は17日、2015年9月7日に「100万円」の記載がある森友の寄付者名簿のほか、振替払込用紙の名義欄の「安倍晋三」が修正液で消され、「森友学園」に書き直されていた写真をそれぞれネット上で公開した。これだけでも超ド級の“物証”で、カネの出どころが官房機密費なのか、安倍首相のポケットマネーなのかはともかく、少なくとも「100万円の寄付」が事実だったことが分かる。おそらく、自民党は証人喚問で「なぜ、領収書名を安倍にしなかったのか」と籠池を攻め立てるのだろうが、本人がすでに説明している通り、「昭恵夫人が要らないと言ったから。迷惑がかからないようにした」と反論すれば、それ以上、追及しようがない。それでも自民党が噛みつくのであれば、「事実解明のために昭恵氏も証人喚問してほしい」と突っぱねればいいだけだ。■郷原氏「告発はかなり難しい」

 議院証言法の第8条は〈(偽証で)告発するには、出席委員の3分の2以上の多数による議決を要する〉とある。安倍ユーゲントと化した自民党の国会議員の連中は、何ら考えもせずに「籠池潰し」で証人喚問に突っ走り、数の力で押し切れると踏んでいるのだろうが、ハードルはかなり高い。それに「総理を侮辱した」なんてワケのわからない理由で民間人を国会に証人喚問して告発を考えているのであれば、もはや法治国家じゃない。元検事の郷原信郎弁護士もこう言う。

「仮に(与党が)籠池氏を偽証で告発することを考えているのであれば、証言を覆せるだけの証拠を示す必要があり、過去の例からみても、(告発は)かなり難しい。さらに言えば、もし『籠池証言』がウソというのであれば、財務省や政治家に対するお願いや口利きはしていない――という、これまでの説明の信用性にも疑問符が付く。国有地購入や学校設置認可の経緯に至る話は本当だが、100万円寄付の話だけはウソ――というのもおかしな話です」

17日の衆院外務委員会では、安倍首相が昭恵氏と籠池氏の妻の諄子氏が講演料などをめぐって頻繁にメールでやりとりしていたことを明かした。証人喚問で事実が明らかになる前にカミングアウトした方がダメージが少ないと考えたのだろうが、なぜ、今までダンマリだったのか。与党が「100万円寄付」の証言をひっくり返せなければ、籠池証言の信憑性は逆に高まり、否定するのであれば、これまでの森友の説明もウソと認めることになる。どっちに転んでも安倍政権はいよいよ終わりが始まったと言っていい。

 

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201749/1

 

森友学園問題報道で独走状態の日刊ゲンダイの特集続篇である。

 

■知りすぎた男、籠池理事長が“消される”懸念

 籠池理事長の証人喚問に安倍首相はイケイケのようだが、政権内には慎重意見も根強い。やはり、何が飛び出すか分からないリスクがあるし、自分の名前が出されるんじゃないかとビクビクしている議員も少なくないのだ。

 証人喚問までの1週間は3連休を挟み、19日からは欧州外遊で安倍が不在になる。その間にも、政権サイドの暗闘が繰り広げられるだろう。

 安倍政権に不利な証言をしないよう、口裏合わせの説得工作に乗り出すのか、あるいは口封じに走る可能性もある。パクるか、消すか、だ。

 実際に大阪府は籠池理事長の刑事告発を検討している。小学校の建築費をめぐって、23億円、15億円、7億5000万円と金額の異なる3つの契約書がそれぞれ国交省、関西エアポート、大阪府に提出されていた件で、森友学園が虚偽申請をした疑いがあるとされている。身柄を拘束するのが目的だから、容疑は何でも構わない。「籠池氏を面白おかしく取り上げれば数字が稼げるから、すっかりテレビメディアのオモチャにされていますが、これも怖い。デタラメばかりのオッサン、おかしな家族というイメージが先行すれば、彼が何を話しても信用されないし、もし逮捕されても、見せ物ショーになってしまう。問題の核心が忘れられてしまいます」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 きのう、報道陣の前に共産党や社民党などの野党と並び立った籠池理事長の姿を見て、自民党のあるベテラン秘書は「左翼と組んだと思われたら、頭に血がのぼった“愛国右翼”が天誅を下すかもしれんね」と物騒なことを言って心配していた。

 安倍はきのう夜、公邸で参院国対メンバーと会食した際も、籠池理事長のことを「変な人だよね」と言い、冷たく突き放していたという。こんな非情な男をかばい立てする必要はない。自分の身を守るためにも、籠池理事長は知っていることを洗いざらい話すべきだ。こうなったら、“死なば森友”である。■証人喚問するなら財務省も松井知事も呼ばなきゃダメだ

 籠池理事長の証人喚問だけでは事実は解明されない。そもそも、森友学園をめぐる疑惑の発端は国有地の格安払い下げだ。この怪しい仕組みには財務省、国交省、大阪府が絡んでいる。籠池理事長ひとりの聴取だけで全体像が浮かび上がるわけがないし、ヘタをしたら、右翼思想に凝り固まった大阪弁のおかしなオッチャンの暴走で片づけられてしまうだろう。

 野党は籠池理事長のほかに、官僚5人の参考人招致を求めている。

 なぜこの5人もセットで証人喚問しないのか。払い下げ当時の責任者だった財務省の迫田英典理財局長(現国税庁長官)、武内良樹近畿財務局長(現国際局長)。

 それに、森友学園サイドが不可解な値下げ交渉を引き出したとされる近畿財務局での打ち合わせに参加した財務省国有財産管理官2人と、国交省大阪航空局の空港部補償課跡地調整係長。大阪府の橋下、松井の歴代両知事の喚問も必須だ。学園が当初進めていた小学校用地の定期借地契約で、賃料ダウンに応じた当時の冨永哲夫近畿財務局長(現国交省政策統括官)も説明する必要がある。

 政治学者の五十嵐仁氏はこう言う。

「森友疑惑に登場するすべての関係者を国会に呼ばなければダメです。野党が求める招致はもちろん、籠池理事長から陳情を受けて私学小学校の設置基準緩和の号令をかけた大阪府の橋下前知事、それを実行した松井知事。『認可適当』をスピード審査した私学審議会メンバー、それを所管する私学課長。“安倍晋三小学校”の名誉校長を引き受け、寄付金を手渡したとされる安倍首相夫人の昭恵氏。安倍首相は口を極めて関与を否定していますが、安倍夫妻の存在感が官僚の忖度を促した可能性は完全に否定できていません。それに学園の代理人を務め、教育方針を絶賛していた稲田防衛相もそうです。参考人招致も証人喚問も国政調査権の発動であって、有罪か無罪かを争う法廷ではない。関与を否定するのであれば、国会で身の潔白を証明すればいいのです」世間は一連の疑惑に疑問を抱いている。朝日新聞の世論調査では、国有地の格安払い下げについて「妥当ではない」が81%に達し、安倍内閣の「違法性はない」との説明に「納得できない」が71%を占めた。毎日新聞では昭恵氏の名誉校長就任について「辞退したが問題は残る」が58%に上った。

 松井知事は「僕を呼べばいい」と言っているのだから、すぐにセッティングすればいい。関係者総ざらいの徹底追及をしなければ国民は納得できない。■この証人喚問では終わらない安倍「日本会議」内閣の絶体絶命

 安倍官邸は籠池理事長の証人喚問で今度こそ疑惑に幕引きしようと焦っているが、むしろ政権幕引きの引き金になる。「共産党と朝日新聞が組んで事態が勃発した」とまで罵った籠池ファミリーが、共産を含む野党4党に背中を押されるように、自ら国会招致に名乗りを上げた。真相解明のため、野党は徹底追及する。籠池理事長がハラを決め、安倍夫妻との関係やコトの経緯を洗いざらいブチまければオダブツ必至である。

 安倍首相と籠池理事長を結びつけたのは、ともに信奉するカルト的右翼組織「日本会議」の存在だ。集団的自衛権の行使容認、憲法改正、愛国心教育、自虐史観の排除、戦後レジームからの脱却――。安倍が力を入れるこうした政策は日本会議が提言してきたものだ。だから、安倍は当初、「妻から森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いている」と国会答弁し、学園での講演会も検討していた。そして、安倍内閣の大半が日本会議議連のメンバーだ。学園の幼稚園で行われている教育勅語の暗唱を絶賛した稲田防衛相。講演に行き、「思想的にもワシに合うなと思った」と言った鴻池元防災担当相は、麻生財務相の派閥に属す。その麻生はまさに森友問題の“メーン舞台”である財務省のトップだ。

 他にも、右翼団体に連なる閣僚たちへ、まだまだ森友問題は波及していくだろう。

「これほど国政を私物化している政権はないでしょう。森友疑惑で名前が上がる政治家はおしなべて日本会議とのつながりを指摘されている。とりわけ問題なのが、稲田防衛相です。南スーダンPKOの日報廃棄問題で何枚もイエローカードを食らい、森友疑惑でもメチャクチャな答弁を繰り返しています。安全保障を担う防衛大臣が自身の問題で身動きが取れないのでは、お話になりません。もはやレッドカードです」(五十嵐仁氏=前

出)

 

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201688/1

 

 

これは森友学園報道で独走する日刊ゲンダイの特集の(上巻)である。

 

■菅野氏が本紙に語った籠池「100万円」証言の核心部分とその真偽

「内閣が2つくらい飛ぶ」――。宣言通りの“巨大爆弾”が炸裂した。きのう(16日)、森友学園の籠池泰典理事長の立ち会いのもと、参院予算委員会の議員団が大阪府豊中市にある「瑞穂の國記念小學院」の用地を視察。そこで籠池理事長が「安倍首相から、昭恵夫人を通じて100万円もらった」と明言したのだ。

 籠池理事長は集まったメディアの前で「すべては国会で話す」とも宣言。これを受け、急転直下、23日の「証人喚問」が決まった。あれほど国会招致を拒絶していた自公が、参考人どころか「証人」として呼ぶことを提案したのである。そこにどんな思惑があるのか。そして喚問では何が飛び出すのか。“共鳴”していたはずの同志の逆襲に、安倍政権は絶体絶命だ。

  ◇  ◇  ◇

 笑ってしまうのは、「首相から100万円寄付」という籠池発言を受けた安倍官邸の慌てっぷりだ。菅官房長官は、「総理に確認したところ、総理は自分では寄付はしていない。昭恵夫人、事務所など、第三者を通じても寄付はしていない」とすかさず完全否定してみせたが、その後、ビミョーに軌道修正して「夫人個人で行ったかどうかを現在、確認している」と含みを残した。逃げを打ったつもりだろうが、悪あがきになるだけじゃないか。本当に安倍首相は100万円を出したのか―─。「日本会議の研究」の著者・菅野完氏は15日夜、籠池理事長から現金授受の詳細をハッキリ聞いている。その受け渡しシーンはとにかくナマナマしい。

「あの夜は4時間ほど籠池氏にインタビューし、寄付の話はその中で飛び出しました。昭恵夫人は15年9月5日に森友学園の塚本幼稚園で講演しています。籠池氏によると、講演後、『これ、主人からです』と昭恵夫人から紙包みを渡されたそうです。中を確認すると現金100万円が入っていた。

『小学校の建設費用に充てて欲しい』と言われたといいます。籠池氏は『領収書を出します』と昭恵夫人に申し出たそうですが、やんわりと断られ、結局、籠池氏の妻が森友学園の名義で森友学園の口座に振り込んだと聞きました。念のため、籠池氏に森友学園の預金通帳を見せてもらうと、確かに、講演があった2日後の9月7日に100万円の入金記録が確認できた。それをもってすなわち現金授受の動かぬ証拠にはなりませんが、自分から自分に寄付するなんて不自然だし、籠池氏の話はディテールがしっかりしている。私は信憑性が高いと思っています」(菅野完氏)断っておくが、安倍が右翼小学校に寄付したとしても、そのこと自体が違法性に問われるわけではない。

 安倍はこれまでに国会で「私や妻が(国有地売却や学校認可に)関係していたことになれば首相も国会議員もやめる」「籠池氏と個人的な関係は全くない」と言い切った。それなのに“ズブズブの関係”だった疑いが浮上していることが問題なのだ。しかも、100万円の寄付だけでなく、安倍と籠池夫妻の“個人的な関係”を裏付ける決定的な証拠がこれから次々に出てくるという。

「安倍首相は国会で虚偽答弁を繰り返した稲田防衛相を擁護しました。それ自体が国会軽視で問題なのですが、首相本人の虚偽答弁が明らかになれば、内閣総辞職をして責任を取らなくてはいけません」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 第2、第3の籠池爆弾が炸裂するのは時間の問題。安倍官邸がトボけていられるのも今のうちだ。■参考人招致も拒否から一転、証人喚問の裏に何があったのか

「国会の場でお話ししたい。それがすべてです」

 16日夕方、野党議員と自宅で面談した籠池理事長は、報道陣の前でこう言って、国会の参考人招致に応じる姿勢を示した。

 それからわずか数時間、急転直下で籠池理事長の証人喚問が決まった。23日に衆参両院の予算委員会で行われる予定だ。

 これまで自民党は「民間人の招致は慎重にしなければいけない」とか言って、野党が求める籠池理事長の参考人招致を拒否し続けてきた。どんな爆弾発言が飛び出すか分からないからだ。それが一転、招致に応じたウラには何があるのか。しかも、参考人招致ではなく、いきなり偽証罪にも問われる証人喚問に格上げである。

「これだけの騒ぎになってしまった以上、いつまでも籠池氏の国会招致を拒否していると、自民党に疑いの目が向けられる。安倍政権が疑惑を隠蔽しているように見られて、世論の反発を招くだけです。この問題に区切りをつけるためにも、籠池氏を国会に呼ぶ必要が出てきた。ただし、籠池氏が何を言い出すか分からないのは事実です。いい加減なことを言えないよう、証人喚問にハードルを上げたのでしょう」(政治評論家・有馬晴海氏) 学園に“コンニャク”を寄付していたと暴露され、籠池理事長との個人的な関係を否定してきた安倍首相の国会答弁の信用性が揺らいだことも大きな原因だ。

「カネの話で名前を出されて、総理は“戦闘モード”になっている。向こうが国会に呼べと言うなら来てもらおうじゃないか、国会の場で白黒つけると闘志をたぎらせている」(官邸関係者)

 招致を決めた自民党の竹下国対委員長も「首相に対する侮辱ですから。しっかりたださなければならない」と語気を強めていたが、首相を侮辱したから証人喚問なんて、一体どこの独裁国家か。証人喚問は、真相を解明するために行うのであって、安倍を侮辱した人物をつるし上げる場ではない.

 

 

 

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201687/1