追及をやめてはいけない=与良正男 | 21世紀のケインジアンのブログ

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毎日新聞の与良専門編集委員が安倍政権への追及をやめてはいけない。と主張している。正直なところ、我々はメディアで報道されなくなると、ついつい忘れてしまうところがある。

萩生田氏に関する別の文書も出てきた。私たちメディアの追及がより重要となった。とおっしゃっている与良氏そして毎日新聞の頑張りに期待したい。

 

安倍晋三首相と与党がともかく早く終わらせることを最優先した通常国会だったと改めて思う。

 改正組織犯罪処罰法(「共謀罪」法)を成立させるため、与党は参院法務委員会の採決を省略する異例の方法をとった。与党であろうと政府の法案を厳しくチェックするのが国会の役目だ。議論を自ら阻むのは「国会の自殺行為」にほかならない。

 同時に私が驚いたのは、学校法人「加計学園」問題に関する参院予算委員会の集中審議(まさかこれで最後?)で、山本幸三地方創生担当相が言い放った言葉だ。

 「陰で隠れて本省にご注進した」

 経緯はこうだ。国家戦略特区諮問会議は昨秋、獣医学部新設は「広域的に存在しない地域に限り可能」と決めた。これが「加計」だけが候補に絞られる結果につながった。

 その「広域的」などの文言が追加されたのは萩生田光一官房副長官の指示だった--とする内閣府から文部科学省に宛てたメールが見つかった。ところが山本氏はメールを送信したのは文科省から内閣府への出向者であり、その職員が文科省のスパイであるかのように語った。

 最初は内部文書を「怪文書」扱いする。前川喜平前文科事務次官が「本物だ」と記者会見する直前に、なぜか前川氏が現職中「出会い系バー」に通っていた話を読売新聞が報じ、菅義偉官房長官もそれを使って個人攻撃じみた反論をする。

 そんな陰湿さを山本氏の言葉にも感じたのだ。後に謝罪したが、なりふり構わず「総理のご意向」という言葉は否定して、首相を守る。そんな姿勢に自民党からは異論が出ない。自民党は今、首相の意向を絶えず気にする「そんたく」政党なのか。

 毎日新聞をはじめ報道各社の世論調査で安倍内閣の支持率が急落したのは当然だろう。いや、それも政権は覚悟の上だったかもしれない。「いずれ国民は忘れてくれる」と高をくくっているのだと思う。

 だから忘れないことが大切だ。「北朝鮮問題などもっと大事な問題を議論せよ」との声も聞く。無論、それは必要だ。だが、問われているのは政権が信用できるかどうかという民主政治の根本的な話だ。

 萩生田氏に関する別の文書も出てきた。私たちメディアの追及がより重要となった。(専門編集委員)