米財務省高官もアベノミクスの先行きに懸念 | 21世紀のケインジアンのブログ

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 かねてより指摘してきたように景気の回復は容易ではないと思う。とうとう米財務省高官にまで指摘されてしまった。物価変動を考慮した実質賃金が13ヶ月連続のマイナス(毎年約3%減少)で家計消費支出も約6%減少している。

GDPの約6割を占める消費が停滞していては景気の回復は望めない。アベノミクスを推進している人たちにも、よく眼を向けてもらいたい。

 

米財務省高官:「実質賃金の停滞、日本経済の新たな懸念」

毎日新聞 20140913日 1114

 【ワシントン平地修】米財務省高官は12日の記者会見で、日本経済について「需要と実質賃金の停滞が新たな懸念になっている」との認識を示した。欧州に対しては「失業率が記録的な高水準にあり、物価上昇率は危険なほど低い」と指摘。新興国の成長鈍化も踏まえ、20~21日にオーストラリアで開催される主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、世界経済の活性化が議題になるとの見通しを述べた。

高官は「世界経済は明るさを欠き、デフレが一部で主要なリスクになっている」とし、財政黒字のドイツを念頭に「経済、財政、金融のあらゆる方面から支援する必要がある」と語った。

 G20で、ウクライナ情勢を巡る対ロシア制裁も議論する意向も表明した。ルー米財務長官は期間中、欧州連合(EU)当局やEU加盟国との2国間会談で、ロシア制裁での協調を確認する見通しだ。

http://mainichi.jp/select/news/20140913k0000e020204000c.html